かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

Quick 京都&奈良その1 東寺

2012年10月30日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )
週末の、京都&奈良を3回シリーズぐらいでご紹介。



京都に着いてから、まず近鉄で一駅の東寺へ。あの空海の曼荼羅の世界をまた見たくなった。
東寺駅から行くと、南大門の方から入ることになる。
鴨や、鷺が、朝ごはんの最中だった。



前行った時は、京都駅側から入ったので、南側から見た南大門は初めてかな?



南から入ると、境内への入口の反対側になり、北の方に、回ることになる。
これは、寺の事務所らしいが、白砂が雪のようで、奥の菊の花がきれいだった。



これが目当ての講堂。建物時代は、室町時代の重文だが、中は、国宝の仏像だらけ。
先般の東京での空海展で、間近に見たお宝たちが、元の場所に戻って鎮座されている。
都を平安京に移した天皇家が、ここに空海を招いて、大寺を作ったのが、東寺の始まり。
その心髄が、この講堂の中の仏像たちに集約されている。
空海ワールドである。
唐の当時の最新密教を具現化した世界だが、中国には、このようなお宝は、残っていない。



金堂も、桃山時代の国宝建造物だ。



五重塔は、新幹線からもよく見えるが、現在の物は、江戸時代の再建。国宝。
現存する日本の古塔の内、最も高い。
すばらしいお姿。
11月には、内部が特別公開されるが、前回訪れた時に、見させていただいた。



紅葉のシーズンで、全体が、落ち着いたたたずまいだ。



大師堂も国宝。室町時代の再建。中の弘法大師像は、普段は公開されていない。



現在、秋の特別展で、宝物館で弘法大師行状絵巻が公開中。重要文化財だが、一部だけの公開であり、そんなに凄いという感じは受けなかった。
昭和初期の火事ので、焼けてしまった仏像も展示されていたが、美しさは、失なわれているが、迫力は残されていた。



平安時代の宝蔵も残っている。



もう一つ特別公開中の、観智院。東寺の筆頭の塔頭という。
事前知識なかったが、なかなか良かった。
小振りだが、素晴らしい庭が、多くあり、部屋には、襖絵が残されている。宮本武蔵が描いたと言われる襖絵は、かなり傷んでいるが、迫力のあるもの。ただものではない。
9世紀に、唐の青龍寺から恵運が請来したと伝えられる五大虚空蔵菩薩像も見ごたえあり。

ということで、流石の大寺であることを再認識した。
コメント
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