かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

印度入魂の旅 その9 ビーマベトカ

2012年10月03日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan


サーンチから、ボパール中心街を挟んで反対側にあるビーマベトカに行った。
同じボパール近辺とは言っても、方向は逆なので、結構時間はかかる。
この名は、マーハーバラタのビーが、この山に座っているという言い伝えから名付けられたというが、実際この壁画が描かれたのは、マーハーバラタが生まれるずっと前で、この命名は後付けでしかない。
19世紀後半に見つかったものだが、世界遺産に指定されたのは、2007年で、紹介している文献は少ない。

これは、入口近くの田植え風景。この風景は、今回各所に見られたもので、日本の田植えとの類似性に驚いた。田植えの発生は印度なのか?



入口にあった、レストラン。印度にしては、近代的?観光用に近代化されたらしい。



世界遺産地区入口。こちらは、しっかり印度基準。



以下、説明を聞きながら回ったのだが、メモなしだったので、写真だけのご紹介。
とにかく広大な地区なのだが、手軽に見れるところが、コースになっていて、そこだけ見るのであれば、1時間もあれば見れるし、初心者には結構楽しめる。

これは、どう見ても、象だよね。



こちらは赤い色で、描かれているが、やはり動物中心。描いた人の手形もあったが、小さかった。昔の印度人は、小さかったのか?



この赤い色は、この葉っぱから生まれた。葉っぱをちぎって、もむと、赤い色の汁が滲み出る。



ここにも、動物たちがうようよ描かれている。
気軽に見れるコースにあるのは、1万年ぐらい前からのものだが、最古のものは、4万年前のものという。気が遠くなりそうだ。



人の姿。



当時の生活振りがうかがえる。



こちらは、彩色壁画。左に見えるのは、梯子か?



こちらも彩色壁画。食べ物らしきものが描かれる。このあたりが、最新で、2千年ほど前のものと考えられている。



これが、人気のバッファローの絵。凄くデフォルメされていて、迫力満点。



人々が踊っている。
絵のテーマは、狩猟、戦い、踊りがほとんどだった。ということは、当時の人々の生活が、これらのことを中心に回っていたということなのだろう。



岩山を出て、振り返ったところ。この岩山に、数万年間、人類が生活した訳だ。



時間が余ったので、ボパールが誇る博物館に行った。
ボパール郊外に、博物館村みたいなところがあり、名前が忘れたが(ネットで調べたら、たぶんIndira Ghandhi Reshtrya Manav Sangrahalaya-National Museum of Mankindだと思う)、民族博物館みたいなところと、ボパール州立博物館に行った。
箱は、ご覧の通り立派だが、予算が厳しそうで、中は、雨漏りしている。



マディヤプラデッシュ州に暮らす、民族の、家や、風習を展示していて、面白いことは面白い。
ただ、世界各国、文明がもたらされる前は、似たり寄ったりのところもあり....



これは、ヴィシュヌの十変化。



これは、密教系の仏具等の展示。



印度に埴輪があったのか?



こちらは、ボパール州立博物館(State Museum of Madhya Pradesh)の展示。
これは、昨日見た、カジュラーホのレリーフかな?



これは、ジャイナ教の聖者。



お馴染み、ガンダーラ仏。
ただし、仏像の展示は少なく、宗教的には、ヒンドゥ、ジャイナ教系が多い。



とにかく広大な博物館で、まじめに見たら一日かかるかも。
流石に疲れてて、30分ほどで、退散した。
コメント
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