石清水八幡宮から、来た道を京都へ戻り、バスで、西芳寺へ。
ところが、事前調査不足で、バスが遅く、予想以上の時間を要し、15分ぐらい遅刻。
そしたら、既に門は閉ざされていた。がっくり。せっかく事前に申し込んだのに。
苔寺として有名な西芳寺は、事前予約制でかつ写経を行うということで、筆まで買い込んでいたのだが。
外から風情は味わえるが、次の機会にチャレンジしたい。
ということで、苔の茶屋さんで一休み。
名物料理というとろろ蕎麦をいただいたが、とろろがクリーミーで驚いた。
隣にあった妙徳山華厳宗鈴虫寺にお参りすることにした。
行列ができていたが、ピーク時は、こんな生易しいものではないらしい。
鈴虫説法というユニークな説法を聞けるということで、行列をついているのだが、総入れ替え制なので、前の説法が終わるまで、行列で、待つことになる。
ピーク時は、それが、何回転も待つため、数時間になるという。
私は、ラッキーにも、数十分の行列で済んだ。
お茶、お茶菓子付きで、500円也。
鈴虫寺に入ると、まず驚くのが、鈴虫の声。季節だったからなのか、スピーカーで流しているみたいに大きな声だ。
その中で、吉本かと思われる位流暢なしゃべりのお坊さんが、わかりやすく仏教の教えを説いてくれる。
ここのお地蔵さんは、わらじを履いているが、お参りしなくても、住所を伝えておけば、お地蔵さんが自ら歩いて来てくれるという。ただし、お地蔵さんが入っているお守りを、お地蔵さんに見せながら、自分の住所氏名をお伝えしておく必要があるのだそうだ?
早速、ゲットし、住所も伝えて、今は、財布に収まっている。
庭も小振りだが、よく整備されている。
元々お寺の開山は、江戸時代からというからそんなに古いという訳ではない。これだけの人気が出たというのは、まず、西芳寺がなかなか入れないこと。そしてその真逆のオープンな鈴虫寺が人気を博したということのような気がする。
もちろん嵐山の奥にあるこの地の魅力が、根底にあるのだが。
若い女性客も多いが、このような説法を聴いて、どんどん仏教に詳しくなっていくのだろう。
ということで、西芳寺は、残念だったけど、鈴虫寺で、十分この地を満喫できた。