かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

BEATLES IN LIVERPOOL

2016年02月06日 | The Beatles

今日は、家の整理で一日費やした。
でも、ほんの一部だけ。
本気でやると、一ヶ月はかかるか?



一昨日、載せた写真が気になってネットで調べていたら、Peter Kayeの写真集が出ていることを知り、早速ゲット。
中古だけど、状態よく、読んだ跡もない。デッドストックか、ファンが買ったけど、読まないで、古本に出したものと思われる。

大陸書房という聞いたことのない出版社から出ているので、1988年2月11日には、誰も、翻訳を出そうとしなかったということだろう。
今なら考えられない。

表紙は同じ日のセッションだろう。
同じ写真は、内表紙に使われていた。
やはり、決定的な一枚だったということか。

この写真群についての解説が細かく書いてあり、RSが加入した直後の彼らの様子がよくわかる。
PETER KAYEというのは、写真家としての名で、本名は、ビル・コネルというらしい。
当時のリバプール一の写真館で、ちゃんとした写真を撮ろうとする人は、みなPeter Kayeに頼んだのだという。
ブライン・エプスタインも例外ではなかった。

この写真のネガは、多くの写真の中に埋もれており、1967年に、社員により再発見された。ただし、公表されず、やっと1987年に公表されたのが、この写真集ということだ。
だから、その前の様々な写真集には、断片的にこの写真が出ることはあっても、一覧出来る形では見ることができなかった。

最初のセッションは、屋内だったが、出来が平凡で、みな満足せず、リターンマッチの撮影が、リバプールの港地区で、撮られたこの写真群である。
保税倉庫⇒ゴミ捨て場になっていた停車場(ザ・バリー)⇒アルバートドッグ⇒消防艇という順だったらしい。
かの写真は、アルバート・ドッグで撮ったものなのだろう。

そして、ブライアンは、各々の写真について、100枚や、200枚単位で焼き増しを頼んだという。
Peter Keyeにとっては、桁違いの枚数だったという。
その他にも、ブライアンに強要?されてネガを貸したことがあるとあるので、もっと多くの写真が存在している可能性がある。
ただ、その後、ネガは、写真館に死蔵され、本書が出るまで、公開されなかったから、当時焼き増しされたものであることは、本書で確認できた。

その他にも貴重な写真や証言が多くあり、本書は、見っけものだった。

ついでに、撮影日の考察だが、マーク・ルイソンさん著のクロニクルを調べたら、撮影日は確定できないが、1962年9月下旬の水曜日というと、9/19と9/26になり、9/26は、昼の演奏も入っているので、夜のキャバークラブでの演奏しかなかった9/19の可能性が高そうだ。

ということで、歴史探訪?は楽しい。

コメント
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