今日は、ゴルフだった。
スルーで、ランチも、お風呂も入らないで、帰ってきた。
スコアは、天気がもってくれたこともあり、まぁまぁ。

毎回楽しみにしている古代史をひらくシリーズの5冊目。
期待通りの充実度だ。
本シリーズのいいところは、伝統的な話から、最新の研究結果まで、バランスよく紹介し、最後に、著者達の対談により、その議論の合っているところ、合っていないところを、確認して、次の研究に繋げていくというスタンスだ。
渡来人は、かつては帰化人と言っていたが、これも、古代史研究の変化の影響があるという。
帰化ということばは、中華思想から来ている言葉で、古代日本も、小中華思想をとっていたから、この用語が使われた。
しかし、実態とは異なる。
一方渡来という言葉は、物理的に渡って来るという意味で、ややこれも実態と異なる。
そこで、本書は、渡来系移住民という言葉を使っている。
なかなか言葉って難しい。
そして、この渡来系移住民と一言で言ってもその内容は様々。例えば、時代によって、中国、百済、新羅など、出身地が異なるし、日本に渡ってきた理由、事情も異なる。
一方、古代日本に与えた影響は、絶大で、様々な面で、日本の基礎を作ったと言って過言ではない。
古代日本は、渡来系移住民の知識、技術、能力を、建国の基礎としてきた。
記録を調べると、渡来系移住民の比率は、3割にも達したという。
そして、ある程度定着した平安時代には、渡来系移住民は、溶け込んで、見えにくくなる。
今の移民政策をそどうすべきかという観点から考えてみても面白い。
当時は、大陸と対等な日本に早くすべく、積極的に受け入れて来た経緯があるが、ある程度区別していた(中枢への登用や、居住地など)。どちらかというと、能吏や、技術者として活用してきた感じだ。
それが、まさに今の日本の外国人受け入れの仕組みにも反映している。
それを、これからどうしていくのかという議論の際も、かつての渡来系移住民の歴史を振り返ってみるのもいいだろう。
面白い本だった。
スルーで、ランチも、お風呂も入らないで、帰ってきた。
スコアは、天気がもってくれたこともあり、まぁまぁ。
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毎回楽しみにしている古代史をひらくシリーズの5冊目。
期待通りの充実度だ。
本シリーズのいいところは、伝統的な話から、最新の研究結果まで、バランスよく紹介し、最後に、著者達の対談により、その議論の合っているところ、合っていないところを、確認して、次の研究に繋げていくというスタンスだ。
渡来人は、かつては帰化人と言っていたが、これも、古代史研究の変化の影響があるという。
帰化ということばは、中華思想から来ている言葉で、古代日本も、小中華思想をとっていたから、この用語が使われた。
しかし、実態とは異なる。
一方渡来という言葉は、物理的に渡って来るという意味で、ややこれも実態と異なる。
そこで、本書は、渡来系移住民という言葉を使っている。
なかなか言葉って難しい。
そして、この渡来系移住民と一言で言ってもその内容は様々。例えば、時代によって、中国、百済、新羅など、出身地が異なるし、日本に渡ってきた理由、事情も異なる。
一方、古代日本に与えた影響は、絶大で、様々な面で、日本の基礎を作ったと言って過言ではない。
古代日本は、渡来系移住民の知識、技術、能力を、建国の基礎としてきた。
記録を調べると、渡来系移住民の比率は、3割にも達したという。
そして、ある程度定着した平安時代には、渡来系移住民は、溶け込んで、見えにくくなる。
今の移民政策をそどうすべきかという観点から考えてみても面白い。
当時は、大陸と対等な日本に早くすべく、積極的に受け入れて来た経緯があるが、ある程度区別していた(中枢への登用や、居住地など)。どちらかというと、能吏や、技術者として活用してきた感じだ。
それが、まさに今の日本の外国人受け入れの仕組みにも反映している。
それを、これからどうしていくのかという議論の際も、かつての渡来系移住民の歴史を振り返ってみるのもいいだろう。
面白い本だった。