本企画は、もちろんディランの来日に合わせてのもの。
しかし、このコロナ騒ぎで、残念ながら、キャンセルになった。
そして、届いたこのCD。
結構渾身の企画だった。
日本のディランということに焦点を当てて、ディランが日本で出したシングルのみを収録してある。
私の体験からいうと、風にふかれては、音楽の教科書に載っていたが、シングルを買うほどではなく、大学に入ってベストアルバムを買い、初来日コンサートに駆けつけた感じ。
従い、シングルを追っていた訳でなく、結構新鮮だった。
聴き慣れた曲もあるが、しばらく聴いていなかった曲もぱらぱらと。
企画サイドの読み間違いもあっただろうが、1960年代から1970年代に移って、世相が変わってきた影響もあっただろう。
でもディランはぶれなかったことがわかる。
本CDに収められれいるのは、1985年が最後だが、それは、シングルが出なかったということで、CDでアルバムは出していたし、名曲も多い。
要するに時代は変わったのだ。
神として崇めるつもりはないが、本CDを聴いて、改めて、ディランの偉大さを感じた次第。
おまけが凄くて、このCDのデザイン集だけでも凄い。
提供者の収集歴のコーナーもある。
邦題は、途中で変わったりもした。
解説書、歌詞カードも充実しており、洋楽創世記に興味のある人は是非。