かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

HENDRIX THE FILMORE EAST CONCERTS

2020年04月22日 | Music


ジミー・ヘンドリックスの最新ライブ盤。
もちろんずっと昔、50年前のフィルモア・イーストでのコンサート。
まさに1970年代の幕が開いた、1969年12月31日の2セット、1970年1月1日の2セット、計4つのステージが5枚のCDに収められている。
12月31日のセカンドセットが、蛍の光の演奏から、カウントダウンからの音から始まっており、70年代最初の音ということになる。
私が、小学生最後の正月を仙台で迎えていた頃。

いろいろ調べると、この伝説的なコンサートの音源はこれまでも何度も出ているが、今回のが一番完璧らしい(と言ってもまだ漏れているらしいが)。
これまで出ていたもの、未発表のもの、初CD化(映像作品には既出)、未発表のオリジナルバージョンのリミックス、10数年振りのCD化、新リミックスと、5つのカテゴリーに分けられている。

通しで聞けるので、違和感なく、その時のすばらしい音を堪能できる。
ギター、ドラム、ベース、ボーカルのバランスもすばらしい。



それにしても、新しい、そして1ヶ月半しかもたなかったのバンドの緊迫の演奏は凄いし、音も綺麗に残っている。
アレンジも凝りまくっており、同じ曲でもその度にアレンジが異なっていて、そのテクニックも凄すぎる。
これを聞いたら、時代はちょっと違うが、この前聴いたCREAMなんてと思ってしまう。

この年にジミーは亡くなってしまうわけだが、新たな挑戦心に満ちた彼がここにいる。
Stone Free では、CREAMのSunshine of Your Love も入れている。
最初のステージの方は、新曲が多いが、最後の方になると、エクスペリエンス時代の曲も増えてきて、結局代表曲のかなりの部分が演奏されることになった。
アンコールは圧巻だ!
新たなメンバーなので、相当の練習を積んで、本番に臨んだという。



BYRDS、BLOOD SWEAT TEARS、GREATFUL DEADというそうそうたるメンバーが前後に出演していたことがわかる。

ジミーのオフィシャルアルバムは4枚しかないから、その4枚を押さえた後は、これか、Woodstockということでいいのではないか。
コメント
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