コロナがなかなか収まらない。
効果が出るのは。まだ先か。
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本BDは、廉価版で出たのでゲットしたのだが、もしかすると初めて見たのかもしれない。
この前、Once Upon A Time in Hollywoodを見た影響もある。
あまりにも有名で、ハーレーをかっこよく乗り回す冒頭シーンもよく出て来るので、見たことがあると勘違いしていたのかもしれない。
ただ、1968年に作られ、1969年に公開だから、小学生の私が、当時見てもその凄さはわからなかっただろう。
60年代後半、麻薬が蔓延し、ヒッピー文化も疲れを見せ、ベトナム戦争の泥沼化で、退廃的なムードのアメリカでの、旧と新との対立が見事に描かれている。
西海岸から東に向かう二人のヒッピーライダーが、最後に南部のヒッピー嫌いの大人に簡単に殺されてしまう映画と言ってはそれまでだが、その途中の景色、出来事が、当時の雰囲気を、見事に捉えている。
革新的な映画というのは、このことではと思わせる。
ドキュメンタリータッチの部分もあるし、アバンギャルド的で、よくわからない部分もある。
メイキングが凄い。1999年に作られたメイキングだそうだが、まさにこの映画がリアルだったことが、制作者、出演者によって、冷徹に語られる。
マリファナにまみれて作られた映画と言っても過言ではない。
そういう時代だった。
フィルスペクターが出ていたとは知らなかった。
彼のロールスロイスと、執事も、そのまま出てもらったそうだ。
今は、監獄の中にいるが。
各地のロケでも、エキストラを次々採用し、セリフもアドリブでしゃべらせている。
主役級のセリフも、撮影場所も、かなりアドリブ。
ジャックニコルソンも怪演だが、そのギャグも思いつき。
だいたいの流れだけ決めて、後は、アドリブを積み重ねたため、製作途中での喧嘩が絶えなかったという。
撮影中も、もちろんマリファナを吸っていた。
最後のシーンの空撮は、今ならドローンで簡単に撮れる絵だが、ヘリコプターの脚にカメラを括り付けての必至の撮影だったという。
映像面でも、斬新だ。
音楽がまたすごい。
当時の、ドラッグに影響を受けた曲が、画面に合わせて次々出てくる。
ビートルズでは、ホワイトアルバムや、マジカルミステリーツアーの時期だが、その時代の中のアルバムだったことが、改めて、感じられる。
ベトナム戦争への反戦映画と取られるのがいやだったので、反戦の色は極力排したと、メイキングで語られるが、それも、映画に普遍性が出てよかった。
1960年代後半を代表する映画と言っていいだろう。
効果が出るのは。まだ先か。
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本BDは、廉価版で出たのでゲットしたのだが、もしかすると初めて見たのかもしれない。
この前、Once Upon A Time in Hollywoodを見た影響もある。
あまりにも有名で、ハーレーをかっこよく乗り回す冒頭シーンもよく出て来るので、見たことがあると勘違いしていたのかもしれない。
ただ、1968年に作られ、1969年に公開だから、小学生の私が、当時見てもその凄さはわからなかっただろう。
60年代後半、麻薬が蔓延し、ヒッピー文化も疲れを見せ、ベトナム戦争の泥沼化で、退廃的なムードのアメリカでの、旧と新との対立が見事に描かれている。
西海岸から東に向かう二人のヒッピーライダーが、最後に南部のヒッピー嫌いの大人に簡単に殺されてしまう映画と言ってはそれまでだが、その途中の景色、出来事が、当時の雰囲気を、見事に捉えている。
革新的な映画というのは、このことではと思わせる。
ドキュメンタリータッチの部分もあるし、アバンギャルド的で、よくわからない部分もある。
メイキングが凄い。1999年に作られたメイキングだそうだが、まさにこの映画がリアルだったことが、制作者、出演者によって、冷徹に語られる。
マリファナにまみれて作られた映画と言っても過言ではない。
そういう時代だった。
フィルスペクターが出ていたとは知らなかった。
彼のロールスロイスと、執事も、そのまま出てもらったそうだ。
今は、監獄の中にいるが。
各地のロケでも、エキストラを次々採用し、セリフもアドリブでしゃべらせている。
主役級のセリフも、撮影場所も、かなりアドリブ。
ジャックニコルソンも怪演だが、そのギャグも思いつき。
だいたいの流れだけ決めて、後は、アドリブを積み重ねたため、製作途中での喧嘩が絶えなかったという。
撮影中も、もちろんマリファナを吸っていた。
最後のシーンの空撮は、今ならドローンで簡単に撮れる絵だが、ヘリコプターの脚にカメラを括り付けての必至の撮影だったという。
映像面でも、斬新だ。
音楽がまたすごい。
当時の、ドラッグに影響を受けた曲が、画面に合わせて次々出てくる。
ビートルズでは、ホワイトアルバムや、マジカルミステリーツアーの時期だが、その時代の中のアルバムだったことが、改めて、感じられる。
ベトナム戦争への反戦映画と取られるのがいやだったので、反戦の色は極力排したと、メイキングで語られるが、それも、映画に普遍性が出てよかった。
1960年代後半を代表する映画と言っていいだろう。