24時間以上かけてトルコにいる。
まずは、ドーハへ。
近道なのかわからないが、中国をずっと西に行って、パキスタンを超えたあたりで南下。
紅海を北上してドーハ。
空港のこちら側は、この2ヶ月の間に本格オープンしたようだ。
トレードマークの熊。
ランプ/熊という作品らしいが、その良さは、よくわからない。
ドーハからイスタンブールがまた遠い。
4時間以上かかる。
紅海を北上して、イラク上空を通り、トルコの東川から入ったようだ。
周りにややこしい国が多いため、慎重にルートを検討しているのだろう。
東が、ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン、イラン、南にイラク、シリア、北西にブルガリア、ギリシャ、南塚にキプロス。
日本もたいへんだが、トルコには敵わない?
アジアの東端国、西端国の宿命か。
トルコと日本の関係が良いのは、ご案内のとおり。
今日は、イスタンブールは、通過で、最初の宿泊地であるチャナカレへ向かう。
空港もボスポラス海峡のヨーロッパ側にあるので、今回の旅で、唯一トルコのヨーロッパ側の部分を走る。
国土の数%も面積だが、アジアとヨーロッパに跨る唯一の国だ。
これも4時間以上かかるが、その中での最大の見どころは、チャナカレ1915橋。
また、できて2年というが、ヨーロッパとアジアを隔てるダーダネルス海峡を跨いで、繋いだ。
その前は、フェリーだったが、今日みたいな霧だと欠航になり、たいへんだったとのこと。
地球の歩き方にもこの橋のことは、載っていない。
2022年にできたばかり。
橋の名は、ここが、末期のオスマントルコの時の激戦地であったことから、名付けられた。
イギリスは、ダルダネス海峡の制覇を目指して、戦争を仕掛けたが、トルコが防衛。
その後、本海峡は、トルコの管理の中、通商目的の船の自由名航行が確保されている。
そして、現在のトルコ共和国に生まれ変わったきっかけになった戦いでもある。
トルコは、アジアの西端に突き出したような形になっており、北から、黒海、マルマラ海、エーゲ海、地中海に囲まれていて、特に、黒海から、地中海に出るには、ボスポラス海峡とダーダネルス海峡を通らねばならない。
そのために、トルコがまともな国であることは、周辺家にとって極めて重要。
黒海の北は、ウクライナであり、穀物の輸出ルート確保でも話題になった。
このバランス感覚のある外交は、日本も大いに勉強しなければならない。
ガイドのトゥランさんは、エーゲ海沿いのご出身。
見かけ完全なヨーロッパ人だが、中は、トルコ人。
トルコとイスラム教との関係、国民性(基本的にはラテン系)など、今日は、基礎知識を教えていただいた。
日本語、中国語、フランス語も話せる才女で、頼りになりそうだ。
相当立派な橋だ。
どこの技術で作ったのだろう。
調べたら、3500m以上あり、設計は、ヨーロッパだが、施工に大林も参加している。
世界が平和になれば、もっと脚光を浴びるかもしれない。
明日から、本格的に観光予定。