カイロ近辺で、3大ピラミッドを始めとした様々なピラミッドに感動し、ルクソールへ移動。
かつての首都テーベだが、カイロよりも、豊かな人が多い地域なのだという。
泊まったホテルも、リゾート風だが、入り口から部屋までの道が複雑で、何度か道に迷った。
ナイル川に面したホテルで、朝日が美しかった。
気球ツアーが人気で、多くの気球が、空に浮かんでいた。
王家の墓の方向になる。
ルクソールもナイル川の東側に神殿があり、西側に墓地群がある。
最初に訪れたのが、メムノンの巨像。
第18王朝のアメンホテプ3世のものだが、プロレマイオス朝の時、ギリシャ神殿のメムノンのものとされ、この名がついたという。
アメンホテプ3世は、トトメス4世の息子で、紀元前1386年から1349年ぐらいの第18王朝の王で、妻の一人は、エジプトの3大美女と言われるネフェルティ。
絶頂期の王で、ルクソール神殿を建設したことでも知られる。
傷みは、激しいが、その巨大さには圧倒される。
かつてはその後ろに葬祭殿があったが、石材等に使用され、破壊された。
その後の地震でヒビが入り、軋み音や、風の音が発生し、不思議がられていたという。
巨像の後ろでは発掘作業が続けられていたが、たぶん礎石しか残っておらず、なかなか当時の姿を蘇させるのは、難しいかもしれない。
この2体の巨像が立って残っているだけでも、よしとしないといけないのかもしれない。