アグネスチャンさんが、年末に大手術を受けたことが報道された。とすると、今年になってお聞きした講演は、その試練を乗り切った後の講演だったということになる。まったく、そんな素振りも見せず、ご立派。でも、あまり無理しないでね。
北朝鮮と、アメリカが、やや雪解けムードとの報道がされている。雪解けといっても、やっと、会話が成立するようになったという程度と思うが、我慢比べというかチキンレースというか。
六カ国協議の難しいのは、各国の利害が一致しないことにあるが、特に日本は、難しい。一見、中国・韓国と日本は、似ているように見える。でも、実は全く違う。「東アジア反日トライアングル」という本は(もう一年以上前の本だが)、その辺をわかりやすく、解き明かしてくれる。
中国、韓国人と、日本人は、見かけも似ているし、文化的も似ているように見える。しかしそれは、大きな勘違い。儒教思想、大陸思想(or 中華思想)から、中国人・韓国人は、日本人を、東の野蛮人(「東夷倭人」)と捉えてきた歴史がある。儒教では、火葬や、混浴などありえない。
それが、近代になり、急に、日本が、富国強兵により国力をつけ、彼らを併合・侵略した。道徳的に高位にある(と思っている)彼らに、これが耐えられるわけがない。
この背景を踏まえて、今の東アジアの問題を捉えないと、フラストレーションがたまるし、理解もできないだろう。