かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

こころの道

2011年03月21日 | Books
決死の放水作業のおかげで、原発事故が小康状態になったこともあって、この3連休で少し落ち着いてきた感じもする。これで、電気系統機器が動き出せば、一安心なのだが。
家で、録画した番組などを整理していたら、その中に東京電力のCMがあって、福島の原発(第二の方だが)も、クリーンエネルギーへの取り組みとして取り上げられていた。
今後、原発をどうするかは、津波にのまれた町の復興と並んで、大きな課題になる。



長い間ツン読になっていた”こころの道”という本を読んでみた。
小学校の道徳の教科書にでも出て来そうな、比較的有名な、ためになる話がたくさん載っている。
ほとんど知っている話だったが、陸奥宗光が坂本龍馬の弟子で、反政府運動に加担した疑いで、投獄されていたことは知らなかった。
牢屋で、猛勉強をしたそうだが、それを支えたのは、龍馬の言葉だったそうだ。

「人間、一度、目的を心に抱いたならば、いかにして達成するか、常に考え抜かねばならない。決して、弱気を起こしてはならない。死ぬ時は、たとえ、いまだに目的を成就するには至らなくても、必ず、その目的に向かって前向きに唐黷驍ラきである」

テレビを見ていたら、”がんばってほしいとは言わないで!”という被災者の方の言葉が紹介されていた。気持ちはわかる。
でも、みんな一緒にがんばろうよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春なのに

2011年03月20日 | Topics
あの震災から、9日たった。
まだまだという感じ。やはり、原発が一進一退なのが、厳しい。余震は、さすがに収まってきた感じだが。
復興に向けた歩みを、早く始めたい。



庭のユキヤナギが、咲き始めた。
季節の方も、一進一退だが、着実に春は近づいている。



年末に買ったサボテンが突然変異?
急に、何かが伸びてきた。



これから花が咲くのか?

朝の来ない夜はない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

K-19

2011年03月19日 | Topics
余震は、散発的に続くものの、原発の方は、やや落ち着いてきた。このまま鎮静化に向かった欲しいが、楽観は、禁物だ。
その中で、消防隊や、自衛隊や、警察の方々が、決死の活躍をしてくれている。
報道で、ヒーロー扱いされているが、そのリスクは、極めて高い。まさに決死隊だ。

あまり、シリアスな映画は見ない方なのだが、何故か、K-19という映画をかつて見た。今から考えても、何故見たのか覚えていない。
そもそも、何故こんな暗いテーマを映画の題材に選んだのか?冷戦は、映画作製当時は、もう終わっていたし。

ソ連の原子力潜水艦が、50年ほど前、臨界事故を起こし、まさに今と同じような作業を必死に行い大規模な事故になるのを防いだという映画だった。
ハリソンフォードが何故か英語をしゃべるソ連の潜水艦の館長ということで、違和感はあったが、シリアスな映画だった。
大事故になるのを防いだので、ヒーロー映画かというとそうではない。あまりにもその代償は、大きかった。見た後、めずらしく、モヤモヤ感が残ったのを記憶している。
映画もヒットしなかったはずだ。テーマが重すぎたということかもしれない。

もちろん、今のレスキュー隊は、きっちりリスクを回避しなたがら、作業されているが、それだけ、放射能が暴れ始めたら、手に負えなくなるということだ。

少なくとも、電源が水につかったら終わりということは、よくわかったので、今海辺にある原発の電気関係施設は、即施設の上方に移動しなくては、ならないだろう。
根本的な解決方法ではないが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

諸行無常

2011年03月18日 | Topics
ようやく長かった一週間が終わろうとしている。こちらでも、結構たいへんだったが、避難されている方々に比べれば、比較にならないほど恵まれている。
余震は、まだ続いているが、より深刻なのは、引き続き、原発だ。とにかく、この3連休で、どうにかならないか。

昨日の新聞で、仏教学者の山折さんの「無常」受け止めるという記事が載っていた。山折さん自身、花巻出身で、まだ連絡のとれない親類が、岩手、宮城にいらっしゃるという。

「無常」というのは、仏教用語だ。この世の現実全ては、移り変わるものという考え方で、平家物語の冒頭の言葉としても有名だ。

山折さんは、その記事の中で、「残念なことですが、私たちの力では、みなさんの哀しみを取り除くことは、できません。哀しみを完全に共有することはできないのです。でも、みなさんに寄り沿うことはできる。哀しみをかかえたまま立ち直って行くことはできるのです。それは、みなさんと「無常」を受け止めていくことだと思います。」と述べている。

日本では、この大災害の中で、暴動や、騒乱などは起こっていない。どこかの国と大違い。残念ながら、空き巣や、車上荒らしは、増えているようだが。
これについては、神戸の時にも、話題になったが、海外でも注目されている。
山折さんの記事を読んで、日本人の心の底にある仏教の教えが、こういった極限状態の中で、行動に反映されるのではと感じた。
仏教は、極限状態まで自らを追いこんで、修業をした仏陀が編み出した教えだ。このような環境下で、より輝きを増すのかもしれない。

こんな物質文明のど真中(Living in the Material World)の生活をしている日本人の心の底に、仏の教えが息づいている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プレートテクトニクス

2011年03月17日 | Topics
余震は、治まってきた感じがするが、原発の方が、全く治まらない。初期の対処がベストだったのか、今さらながら悔やまれる。サンダーバードを、要請できないか。1号でも、2号でもいい。3号、4号、5号は、今回は、ちょっと使えないだろうが。

牡鹿半島が、5m東に動いたという。
高校の地学の時間に習った、プレートテクトニクスを思い出した。当時は、まだ先端理論だったが、今は、定説となり、それを基に、地震予知の研究がなされている。残念ながら、今回は役立たなかったが。
プレートテクトニクス論を知って、日本沈没は無いことを知った。日本は、大きなプレートに乗っているのだ。ただ、プレートの端は、ぶつかりあっていて、盛り上がったり、下に引きづり込まれたり。その歪を解消しようとする時に、地震が起こる。そして、歪が解消するとプレートが動くのだ。
確かハワイは、どんどん日本に近づいてくるという話だった。今回は、日本がハワイに近づいたということか。

高校の地学といえば、松島に馬放島(まはなしじま)という無人島があって、そこで、地学や、生物の研究もした。あの島も、今はどうなっているのか。

明日であの地震から、一週間。今日の帰りは、寒さによる急な節電要請で、久し振りに混乱した。この三連休で、どうにか、最悪期は脱出できないものか。自宅待機で、全ての予定は、キャンセル済。日本全体が、固唾を飲んで原発を見守っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする