かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

RAM

2012年06月25日 | The Beatles
今朝の新聞を見たら、昨日の神輿の記事が出てた。
県内16カ所の神輿が集めての、「横浜開港祭みこしコラボレーション」と銘打った企画だったそうだ。横浜だけで、あの神輿は多すぎると思った。
2008年から始まったというから、歴史は浅い。
江戸前みこしと、どっこいみこしがあったらしいが、私は、江戸前みこしを中心に見ていたようだ。
神社のみたまは入ってないから、パレードみたいなものとのこと。
その割には、ずいぶん熱が入っていた。



PMのRAMが再発された。
出た当時の評判は、よくなかったが、時代を経るにつれ、評価は、上がってきた。
改めて聴いてみると、ビートルズの呪縛から解かれたPMが、思いっきりやりたいことをやっているという風に聞こえる。
ソロ1作目のMcCartneyは、ビートルズ時代から作りためてあった作品が中心だったから、本作の方が、ソロ1作目と言えるかもしれない。

豪華版をGETしたが、本当によくここまで、おまけつけたなという感じ。
詳しくは、ネットを見て欲しいが、看板に偽りは、ない。豪華だ。

ディスクだけで、5枚もある。音がまずいい。
面白かったのは、インストルゥメンタルバージョン。意外に(失礼!)、メロディだけでも、十分すばらしい。
DVDの方は、いまいちで、プライベートビデオがちょこちょこっと入っているだけだが、その中でも、メイキングについてのPMへのインタビューが光る。

ビートルズが、解散した直後で、まだ、JLとPMがいがみ合っていた頃の匂いを、40年振りに満喫した。

ビートルズの籠から解き放たれて、これから、プライベートも、音楽も、自分のやりたいようにやれると、PMの幸せ絶頂だったころのアルバムと言えるかもしれない。

一般の方は、一番安いのをGETしてみたら?
その雰囲気は、十二分に味わえる。
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21世紀 日本の絶望と希望

2012年06月24日 | Topics



今日は、梅雨の中休み。
庭の紫陽花は、枝を切りすぎて、すっかり花が減ってしまったが、ようやくちょっと咲いてきた。



こちらは、まだまだ。



今日は、楽しみにしていた、立花隆さんの講演会に行ってきた。
どんな話か興味深々だったが、立花さんらしい話だった。
脱線だらけで、大幅時間超過だったが、話の根っこは、ひこばえ。
ひこばえというのは、枯れかけた木から出てる芽のこと。
八幡宮の大銀杏でも、このひこばえからの復活が期待されている。

その見事な例が、善光寺坂にあるムクノキ。幸田露伴の家の前にある有名な木だそうだが、道路に囲まれ瀕死の状況だった。
それが、今見事に復活。
これは、樹木医の診断により、Doパイプと、Reパイプで、酸素、栄養を的確に与えた成果なのだそうだ。
樹木は、酸素、水、栄養があれば、永久に生き続けることができる。

今の日本はどうか。
間違いなく瀕死だ。3.11の前にすでに瀕死だった。
政治も、経済も。
ただし、産業に目を向けると、凄い技術がまだまだ日本にはある。
代表的なのは、炭素繊維。SACLAプロジェクトも、他を寄せ付けないという。

立花氏は、終戦を5歳の時、北京で迎え、引揚者になった。敗戦で引き揚げというと、悲惨なイメージがあるが、立花氏には、非常に楽しい経験だったという。
PTSDという言葉がよく言われるが、悲惨な経験をした年齢によっては、それがPTG(ポスト・トラウマティック・グロース)にもなるのだという。
神戸淡路震災でもそのようなケースが見られた。
立花氏は、引揚後、上野高校に通う道すがら、戦後のバラックを通り抜けていたそうだが、それが突如取り払われたという。既に戦後10年は経過していたのだが。
戦後の高度成長時代に入るまで、戦争はずっと身近な存在だった。

戦後の悲惨な状況と比べれば、今の悲惨さなど、比べものにならない。

ちなみに戦後の高度成長を支えたのは、戦地に赴くことを免れた理系の飛行機技術者が、自動車業界に転じたことが大きいのだという。戦時中の日本の飛行機メーカーの技術は、ダントツ世界一だったのだそうだ。

国家もしょせんは、人と組織の集合体。
空気と水を与え、のびのびとさせる。

これが、今日の講演の結論だった。

そのためには、剪定が必要!
ということで、次回選挙で、剪定ができるか?
ちなみに、O氏のことは、ケチョンケチョンだった。
評価している人が見つけられないのに、これだけの力を有している。
謎である。隠れサポーターがどこかにいるのか?



帰りに、横浜で途中下車。
たまたま総帆展帆の日だった。
見たことない人は、一度是非。



伊勢佐木町に行ったら、わっしょいわっしょいやっていた。
開港記念祭の神輿の部のようだ。知らなかった。
それにしても、凄い人。どこから、こんなに担ぎ手が集まるのだろう。

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ベルリン国立美術館展

2012年06月23日 | Culture・Arts



今日は、前売りを買ってあったベルリン国立美術館展に行ってきた。

夕方に行ったので、人出もそこそこで、堪能できた。

目玉は、初来日のフェルメールの真珠の首飾りの少女だが、ルネッサンス以降の西洋美術の流れがわかるよう、幅広い作品群が来日している。

考えさせられるのが、宗教色の強さ。ルネッサンスは、宗教からの解放と言われるが、芸術のテーマは、宗教にかかわる題材がほとんど。
庶民生活に目が向くまでは、数百年待たねばならなかったことがよくわかる。

芸術的な技術のレベルにおいても、東洋と西洋と、優劣はない。特に彫り物については、東洋の方がレベルが上かと思う。もちろん、私に、西洋の宗教についてのバックグラウンドが少ないことも一因だが。

当時の英雄が龍を退治している彫刻があったが、四天王が天邪鬼を成敗している彫刻の方が全然いい。

フェルメールの真珠の基部飾りの少女は、流石にすごい人だかりだが、やはり回りの絵と一味違う感じ。 
他の作品は、宗教のにおいが強すぎて、全般的に暗めの色調だが、フェルメールは、宗教的なにおいが感じられず、光の使い方が美しい。

ヨーロッパの美術史に興味がある方には、絶対お勧め。

常設展も久しぶりに見たが、凄い。
ドイツの極細版画のコーナーもあったが、備え付けの虫眼鏡を使っても、きつかった。
エッチングと思ったら、木版だそうだ。

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ブッダ 今を生きる言葉

2012年06月22日 | Books
伊豆シャボテン公園が競売にかけられたという。ずっと前からのリピーターとしては、さびしい。
どうもバブルの亡霊が住んでいたようだ。営業停止にならないことを祈る。



本書は、本屋で見つけた。3.11以降、宗教本コーナーが充実したように思うが、その中にぽっとあった。
装丁の割には、ちょっと高いが、その写真の美しさに惹かれてGET。

出典とともに、ブッダの有名な言葉、その解説、そして、それとは関係なく、仏教に関連する(シーギリヤのように直接関係するか?なものもあるが)遺跡の写真が、交互に掲載されている。

詩集のように、ブッダの言葉が、1ページに1編づつ。紀元前に生きたブッダの言葉が今もこうやって伝えられていること自体驚くべきことだが、それだけ、人の心を捉える力があったということだろう。

写真の方は、六田さんという方によるもので、最初の作品がヒマラヤのシェルパの村に暮らして撮影した「ひかりの素足ーシェルパ」という作品で、その後、「祈りの空間、祈りのかたち」をテーマに、写真を撮り続けていらっしゃるそうだ。
この写真集を見るだけでも、本書を読む価値がある。亜細亜の広い範囲に、仏教が広まっていたことがよくわかる。

私の亜細亜探訪も、仏教遺跡については、かなり進捗してきて、本書に掲載されるようなメジャーなところで行けてないのは、中国の雲崗石窟、竜門石窟と、インドのサーンチーぐらいか。
無理のない範囲で、いつかは、訪れてみたい。

仏教に関して、洒落た気軽に読める美しい本を探している方に、お勧めできる。
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大魔神

2012年06月21日 | Movie



ウルトラQなど、特撮ものを見ている内に、そういえば、大魔神のは、あるのかなと思ったら、あった。
最終保存版と銘打った、BD三枚組。完璧だ。もっと早く気付けば、3DのBOXだったらしいが。

音は、モノラルなので、迫力いまいちながら、映像の方は、きれいにクリーンアップされ、当時の迫力をそのまま味わえる。
それにしても、この時代劇と特撮を合体させた企画。大映ならではのチャレンジだったのだろう。特に、時代劇用のセットは、なかなかのもの。かなりよくできている。

大魔神の動きの少ないのには、今さらながら驚く。動きは、歩く、腕を動かすぐらいで、後は、足のみ、手のみ、顔のみの映像が多い。目の動きもポイントであるが、特典の配役説明で、この目力を発揮しているのは、元プロ野球選手と知った。
プロ野球選手が、野球選手役で大映作品に出て、そのまま着ぐるみ俳優になったらしい。
この大魔神での目力は、凄い。それだけで、威力抜群。もちろん殺傷能力を持つ。
バルゴンにも入っていたらしいが、流石にそこで、目力を発揮できなかったろう。
ガメラvsバルゴンは、DVDがあるから、暇な時に、同じ目か、チェックしてみよう。

ストーリーは、まさに時代劇の典型で、悪い殿様が、いい殿様や、庶民を虐げる。それを知った大魔神が、静から動に転じ、悪い殿様を成敗するというもの。
今の時代にも、大魔神がいて欲しい?
そう言えば、大魔神を、持ち芸にしていた先輩が、学生時代いたっけ。

物好きな人向き。

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