かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ブッダ 今を生きる言葉

2012年06月22日 | Books
伊豆シャボテン公園が競売にかけられたという。ずっと前からのリピーターとしては、さびしい。
どうもバブルの亡霊が住んでいたようだ。営業停止にならないことを祈る。



本書は、本屋で見つけた。3.11以降、宗教本コーナーが充実したように思うが、その中にぽっとあった。
装丁の割には、ちょっと高いが、その写真の美しさに惹かれてGET。

出典とともに、ブッダの有名な言葉、その解説、そして、それとは関係なく、仏教に関連する(シーギリヤのように直接関係するか?なものもあるが)遺跡の写真が、交互に掲載されている。

詩集のように、ブッダの言葉が、1ページに1編づつ。紀元前に生きたブッダの言葉が今もこうやって伝えられていること自体驚くべきことだが、それだけ、人の心を捉える力があったということだろう。

写真の方は、六田さんという方によるもので、最初の作品がヒマラヤのシェルパの村に暮らして撮影した「ひかりの素足ーシェルパ」という作品で、その後、「祈りの空間、祈りのかたち」をテーマに、写真を撮り続けていらっしゃるそうだ。
この写真集を見るだけでも、本書を読む価値がある。亜細亜の広い範囲に、仏教が広まっていたことがよくわかる。

私の亜細亜探訪も、仏教遺跡については、かなり進捗してきて、本書に掲載されるようなメジャーなところで行けてないのは、中国の雲崗石窟、竜門石窟と、インドのサーンチーぐらいか。
無理のない範囲で、いつかは、訪れてみたい。

仏教に関して、洒落た気軽に読める美しい本を探している方に、お勧めできる。
コメント
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