かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ALL YOUR LIFE

2013年12月26日 | The Beatles



このCDは、ネットで見つけた。
ギタリストのディメオラさんの、ビートルズへの思いを込めたトリビュート版だ。
告井さんの忠実なコピー風の演奏と全く違って、ビートルズへの思いを、想像力豊かに表現されている。何トラックか、使って録音しているようなので、音に厚みがある。

憧れのアビーロードスタジオで、昨年から、今年にかけて録音したということで、この前発売されたばかりのアビーロードスタジオの本も、クレジット付きで、ジャケット写真に使われている。

ラテンの匂いと、リズムの効いた演奏で、聴く者を惹きつける。時には、オーケストラも使い、情熱的な演奏を、繰り広げる。
選曲が、ビートルズ中期の曲が多いのは、ディメオラさんの好みなのか、演奏しやすさらからくるのか。
いや、チャレンジ精神の現れと見た。
独特のリズムの刻み方はユニーク。
確かに、初期の曲は、アコースティック中心の演奏ではちょっと厳しいかもしれない。
PMとの邂逅が本アルバム作成のきっかけになったという。天才ポール。

アコギ好きで、ビートルズも好きな人にお勧め。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Pure McCartney

2013年12月25日 | The Beatles


本CDは、元々買う気がなかったのだが、ネットでのコメントがあまりにもいいので、ダメ元でゲット。
コメントにあるとおりで、すばらしい!

通常、この手のトリビュートアルバムは、好きな曲を選んで、ベストアルバム風に作るのだが、本CDは、このジャケット写真が示すように、PMのRAMをそのままコピー演奏している。
too マニアック!

DVDもついているので、どう演奏してたかがわかる。
7人編成。
ドラム、キーボード、ベースが固定。残りの4人がギター、キーボード、パーカッション、ボーカルを、担当している。曲によっては、拡声器、バイオリン、ウクレレ、トランペット、チューバも駆使。
女性が1人で入っているので、リンダのパートの部分も違和感なくカバー。
PMのボーカルも時々、女性がコピーしているが、そこでも違和感なし。
中心は、ティム・クリステンさんで、何故か、紀信さんの撮った、ダブルファンタジーのTシャツ
を着ている。

PMがたぶん一番幸せだった頃のアルバム。その情感までそのまま、コピーして、生で観客の前で披露。
デンマーク・コペンハーゲンでのライブだが、観客の乗りも最高。スウェーデンの方々が、そんなにRAMを聴き込んでいたのか!
RAMが一通り終わった後は、WINGSヒットメドレーの様相を呈するが、盛り上がるばかり。
ボーナストラックを見ると、英語で、ずっとしゃべっているので、普段から、英語で生活しているのだろう。
本コンサートの宣伝に、Band On The Runのジャケットを使用しようとしたら、あっさり断られたという。そういう意味では、勝手トリビュートバンドでもある。
しかし、ここまで、アルバムを聴き込んで、ライブで、再現するとは。

この手のアルバムとして、文句のつけようがない。強いて言えば、ドラマーの顔が、先だって辞任した某知事の顔と似ている。もうちょっと映しようがあった?

プレーヤー、観客の、PMへの思いが、ぎゅうぎゅうに詰まった逸品で、感涙もの。
でも、やっぱり、元のアルバムが、それだけ、影響力を持っていたということなんだよね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボブ・ディラン ロックの精霊

2013年12月24日 | Music

今日は、クリスマスイブ。
といっても、何があるわけでもなく、知人宅で、会食を楽しんだ。
珍しいものをたくさんいただき、ハッピーな気分。



あの、アナログミステリーツアーで、取り上げさせていただいた湯浅学さん。何と、今度は、岩波新書!驚いた。
お題は、ボブ・ディラン。よく書き上げたね。

まずは、読んでみた。
かなりオーソドックスな本。
参考資料を見てみたら、押さえるべき文献を、ほとんど押さえておられる。ほとんどのアルバムの写真が載っているが、1枚を除いて、全てご自身所有というから恐るべし(斯く言う私も、全CDセットは、ゲットしたんだけど、いつ聴き終えることができるか?)。

ボブ・ディランは、知ってるけど、ビートルズみたいにたくさん知っている訳ではない。本書を読むと、隠遁したり、ゴスペルやったり、それでアルバム出したら、ベスト100にも入らなかったりと、勝手なことばかりやっているおじさんなのだ。ずっとフォローしたら、頭おかしくなるだろう。

私が、学生時代に行った武道館コンサートのことも取り上げられているが、当時は、離婚のための小遣い稼ぎとも言われたが、本書を読むと、かなり重要な位置づけのコンサートだったことがわかる。
あんな立派な編成のバンドでのワールド・ツアーは、初めてだったのだ。
そういった意味では、当時は、ディランも、まだまだ、発展途上だったのだ。

でも、やっぱり聴いていた方としては、イメージ違って、歌詞もよくわからないし、イマイチ退屈だったのを覚えている。その様子は、CD化されているから、ご確認を。
たぶん、吉田拓郎の、人間なんてみたいな演奏を期待していたのかもしれない。

一番驚いたのは、彼が、経歴詐称を平気で行っていること。実は、シカゴ駐在時代に、CD何枚組かのベスト版が出て、ゲットして、中のバイオグラフィを読んでいたら、ミネソタから、イリノイのエヴァンストンに出てきて住んでいたとあったので、当時住んでいた街の隣町なので、密かに喜んでいたのだが、真っ赤な嘘だったのだという。
彼は、ミネソタから、直接NYに行っていたのだ。
ショック。自分の作品の説明に、出鱈目を書いて、喜んでいる!

その他にも、オーソドックスな伝記風の本の中にも、ユニークなキャラを表す逸話が多数。面白い。

前回、彼が来日した時は、チケットゲットできなかったんだけど、また来てくれないかな?PMみたいな、集大成のステージを見せてくれるとうれしいんだけど。
と思ってたら、以心伝心、来日公演が発表された。
でも、前回と同じZEPPだから、チケットゲットは難しいかな?

PS
と思って、UDOのH/Pから、申し込んだら、2枚、あっさりゲットできちゃった。
宣伝文句にあるように、日本にいてラッキーかも。
それにしても、年が明けてからの、外タレ来日ラッシュは、凄い。
PMもそうだっだけどね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カイユボット展

2013年12月23日 | Culture・Arts

今日は、この季節にしては好天。
いつものコースでゴルフだったが、グロススコア68!
実は、生まれて初めてベストボールというルールのプレイだった。
パートナーに恵まれて、何と、ノーボギー。バーディが、4つ。
上がってみたら、ベストスコアのティームは、61!
でも、結局、ダブルペリエでのハンディで、グロスは、70.4で、7位に入賞。
商品で、打ち上げの費用は、出た。
めでたしめでたし。



昨日行った、二件目の展覧会は、ギュスターブ・カイユボット展。
ギュスターブ・カイユボットをご存じの方は、どれくらいいらっしゃるのだろうか?
私は、たまたまシカゴ美術館で、「パリの通り、雨」の作品で、ギュスターブ・カイユボットの名を知っていたが、印象派という印象?はなかった。
本展覧会は、都市の印象派、日本初の回顧展と銘打っている。
最初は、行く気はなかったのだが、eテレの特集番組を見て、面白そうだったので、昨日訪れた。

なかなか面白かった。
作品の素晴らしさもさる事ながら、弟のマルシャル・カイユボットの写真が、並列して展示されており、1世紀以上前のパリの様子が、リアルに蘇る。
ちょうど、パリの街が大改造された後で、今の街の造りと、そんなに大きくは、違わない。まだ、ナポレオンの時代からもそう遠くない。
このヨーロッパ橋の絵など、彼の絵の雰囲気をよく表している。

シカゴ美術館にある「パリの通り、雨」も、この系統の絵で、本展覧会にも、その習作として作られたと思われる絵が展示されていた。当時のパリの街の匂いと、すぱっと切ったような構図が印象的な絵だ。



画風も変わっていくが、歳を経るにつれ、印象派らしい表現が目立ってくる。ただ、本展覧会の作品を見る限り、カイユボットらしい題材の絵の方が、個人的には好きだ。
本展覧会を見られた方は、どう感じられただろうか?

今年いっぱいの開催だから、もう少しで終わり。
印象派に興味のある人は、足を運ぶべき展覧会だろう。

久しぶりにブリヂストン美術館に行ったが、常設展にも、すばらしい作品が多数ある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天上の舞 飛天の美

2013年12月22日 | Culture・Arts



今日は、展覧会のダブルヘッダー。
まずは、最初に行った「天上の舞 飛天の美」展のご紹介。
六本木のミッドタウンにあるサントリー美術館で、来年1月半ばまで開催されている。

現在、宇治の平等院が、平成の大修理中で、たぶんクローズになっているのか、常設展示になっている阿弥陀如来の光背の飛天と、その周りを飛び回る?雲中供養菩薩像がメイン。
ガンダーラから、中国・韓国を経て、飛天が日本に伝わるまでの変遷を、展示してくれていて、その完成形が、浄土思想の浄土におわす飛天たちというストーリー。

インド、シルクロード、奈良、京都と見てきたものが多く、大きな驚きはなかったが、こう並べて見せていただくと、新たな発見も見えてくる。
例えば、キンナラと、迦陵頻迦と、飛天の関係、飛天が自ら飛ぶ姿から、雲に乗って来迎する姿に変わったのは、果たして、変化なのか、別物なのか。
特に後者については、飛天の展開と表現してしまうと、ちょっと飛躍のような感じもするのだが。

個人的には、敦煌の飛天の図を、模写でもいいから、もう少し展示して欲しかった気がする。
一点、展示があったが、有翼の飛天で、図録にも、迦陵頻迦の可能性ありとの指摘があった。
敦煌の飛天は、まさに大きな石窟を上に下に、左に右に、自由に飛び回っているイメージで、日本の、法隆寺金堂などに見られる飛天のオリジナルそのものだったという印象があったから。
だから、来迎図にある菩薩たちは、空は飛ぶけど、阿弥陀如来に従う菩薩たちということで、自由に飛び回る飛天たちとは、一線を画すのではないかと感じる。
空を飛ぶ仏たちという括りで、考えればいいんだけど。

平等院に行ったことのない人にはお勧めだが、行ったことのある人には(私も、3回ぐらい行ったかな)、楽しめはするが、新たな発見は少ないかもしれない。



見終わった後は、ミッドタウンをちらっと。センスのいい店が並んでいる。クリスマスのデコレーションも、けばけばしさがなくてよい。
平田牧場さんで、久しぶりにトンカツをいただいたが、流石、いつもおいしく感じる。



ちょっと気になっていた福光屋さんのショップにも寄ってみた。福光屋さんのオリジナルのお酒、化粧品などの他に、金沢名産のお菓子、おつまみ類、工芸なども取り扱ってくれていて、うれしかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする