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サポーターについて16

2009-02-13 00:41:40 | サッカー(日本代表、W杯等)

 この前のスパサカで、中沢選手のインタビューがありました。中でちょっとドッキリの発言だなぁと思っていましたが、ニュースとしてネットに流れました。これは客席からの声援を、受ける選手側が感じる貴重な証言ですね。
「ホームゲームだと尚更サポーターの目が“早く行けよ”、“ちんたらパス回してんじゃねーよ”みたいな空気なんです。始まったときから。0-0が続くと、“引き分けか?”、“早くしろよ”って声がとぶ訳ですよ。そういう空気に負けないメンタリティが大事」
がその発言です。
    
 ホームゲームは本来なら、地元サポーターの大声援があって有利と一般的には言われていますが、中沢選手の話では日本代表にとっては重圧になってしまうのかもしれません。「なぜかホームで勝てない」「アウェーの方が勝ち数が多い」チームというのがありますが、そういう心理作用が働くのでしょうか。

 そのいい例があります。またかと言われそうですが、黄色いチームです。何度か降格争いに顔を出し、'05年についにJ2へ降格しますが、主力が去ってもそこで劇的に1年でJ1に戻りました。
 '05年の時はチームとサポの関係は最悪でした。不甲斐ないチームにサポは罵声を浴びせ、ホームで連敗します。日立台は観客とピッチの距離が異常に近く、ダイレクトにサポの声を聞かされるのです。当時の玉田はそれに不満を持ち、試合終了後にサポへの挨拶を拒否するという事も起こりました。選手の誰もが日立台では試合をしたくないとそう思っていました。
 '06年にサポもクラブも反省をし、「ファミリー化」しました。就任した石崎監督もまずは、サポーターとの関係改善に力を入れ、岡山選手が率先してサポーターとコミュニケーションを図っていきました。一つのファミリーとなったチームは、見事昇格を果たしました。この辺りから日立台は、楽しい空間になっていきました。気がついたら逆にホームでの勝率がアップし、ホームに強いチームになっている。客席と近すぎる日立台は、チームを後押しする一つの武器となり、岡山選手は「サポーターの声援は勝ち点30ある」という発言まで生みました。

 岡山で天皇杯があった時に、ある黄色サポの人が「私は実は、あのお笑い路線には反対。選手が真剣に練習している時に、茶化しているようで不満」と言っておられましたが、私は全然OKだと思います。観客席に笑いが起こっている光景は、選手も絶対にリラックスできるはず。
 「今日は絶対に勝てよ!」とみんなが観客席でこちらを睨んでいる光景よりは、アットホームで試合に勝った後に勝利のダンスで、サポ達と騒ぎたいと思う方が絶対にパワーを産むと思います。

 とまあ、偉そうに持論を述べましたが、ようは選手の方は予想以上に我々の声を聞いているという事がわかったという事です。中沢選手はW杯に惨敗した後は、代表辞退していたので、メンタル面が弱いのかもしれませんが、そういう声に気持ちを左右されない強さを持って欲しいものです。

 サンケイスポーツは、昨日のオーストラリア戦後、サポーター100人に緊急アンケートを行ったそうです。今後も岡田武史監督に代表監督を続けてほしいかどうかについてですが、「辞めてほしい」が65人と半数以上にも上ったそうです。
 その理由として、「内容も結果も伝わらない」「煮え切らない」「選手起用がおかしい」などの意見が多かったそうです。厳しいですね。私は昨日は負けなくて良かったと、ある程度は評価をしていましたが、世間は冷たかったようです。やはり、このままでは、0勝3敗無得点で強豪に0-5で惨敗でしょうか。

コメント
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