前に震災復興支援の事例を調べる時に、全クラブの公式HPを観ましたが、その中で企業クラブでありながら、地域密着できているクラブとして、ガンバ大阪の事例が目を引きました。「親企業がない企業クラブ」と呼ばれて、地域密着が今イチなクラブも見かける中、親企業がある企業クラブでもしっかり地域密着できているという事で、改めてこのクラブの良さを実感しました。ハート面も〇ですね。今回は、選手による社会貢献活動に特化して紹介してみます。
・病院訪問
10/16(日)藤ケ谷選手と武井選手が「阪大病院 小児医療センター」を訪問。
G大阪公式HP該当ページ:http://www.gamba-osaka.net/news/news_detail.php?id=3499&y=2011&m=10&c=3
・障がい者福祉施設への選手訪問
9/29(木)に、ガンバ大阪茨木後援会で、橋本選手、二川選手が「地域生活総合支援センターあい」を訪問。
G大阪公式HP該当ページ:http://www.gamba-osaka.net/news/news_detail.php?id=3514
・警察署でのキャンペーン選手参加
10/11(火)に吹田市イズミヤで吹田市、吹田警察署、ガンバ大阪吹田後援会と協力して、秋の地域安全運動街頭犯罪防止キャンペーン「ガンバ大阪と街頭犯罪ゼロ!」を実施。太選手、河田選手が参加。
G大阪公式HP該当ページ:http://www.gamba-osaka.net/news/news_detail.php?id=3484&y=2011&m=10&c=3
・少年院訪問
6/22(水)に金選手、藤春選手、大森選手と松波・實好コーチが茨木市にある浪速少年院を訪問。在院者の社会復帰に向けた取り組みとして今回で3回目の実施です。
G大阪公式HP該当ページ:http://www.gamba-osaka.net/news/news_detail.php?id=3176&y=2011&m=06&c=3
・ホームタウンふれあい活動
5/30(月)に、選手とスタッフが茨木市内、北摂北河内の小学校33校を11グループに分かれて訪問。ミニゲームやふれあいハイタッチを通じ11,195名の児童とふれあった。
G大阪公式HP該当ページ:http://www.gamba-osaka.net/news/news_detail.php?id=3119&y=2011&m=05&c=3
選手による社会貢献活動として見かけたのは、この5つでしたが当然それ以外にも実施されていると思います。こちらの特徴としては、地区後援会とタイアップして実施している事例がやや多いと思います。また、病院や警察、少年院など、他のクラブには余り出てこない施設が多いのも特徴ですね。
「選手がケガをしたらどうするんですか」「FIFAの規約に選手契約として掲載されている」と、いろいろと実施しない理由を口にしたクラブもあったようですが、こういう活動により、選手も成長するし、ファン・サポーターからパワーをもらってチーム強化にも役立つ事を忘れないで欲しいですね。
また、サッカー専用スタジアムの建設候補地を大阪府吹田市の万博記念公園内に決定したと、吹田市へ伝えたと報道もありました。収容は3万2千人以上。建設費用は約110~150億円で、13年度末の完成を目指すとか。建設資金は、クラブを中心に組織するスタジアム建設募金団体が、親会社のパナソニックやスポンサー、サポーターから寄付を募るそうです。
クラブ社長は「4万人も可能。募金は来年1月末から始めたい」と話し、日本協会の川淵三郎名誉会長も「民間の募金でつくる日本初のスタジアムは、日本サッカー発展のチャンス」と期待した。井上市長は「地元に約400億円の経済効果を期待できる」とのコメントも。