CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

TENOR MADNESS

2005-04-18 23:52:24 | ドラマ映画テレビ感想
というわけで、少し前になるんですが
JAZZを聞きかじりだして
なんかにわかっぷりを遺憾なく発揮していたこのごろ
ビルエバンスのワルツフォーデビーとか買ったりして
結構、俺っていけてる?と
勘違いというか、聞きもしない内から
CDのサックスやペットは聞けたものじゃねぇ、やっぱ生じゃないと
などと、胡散臭いことを
口癖のようにほざいていたおいら(長い)

たまたま買ってみた
聞いてみた
涙が出た

TENOR MADNESS By Sonny Rollins

題名の通りテナーサックスメインのJAZZなんですが
ソニーロリンズという、JAZZにわかのおいらでも
少しくらいは名前を聞いたこの人
いや、この名盤については、ソニーロリンズというよりは
一曲目のTENOR MADNESSにおける
ソニーロリンズとジョンコルトレーンの競演がすげぇ

もう、すげぇとかすごくねぇとか
そういう次元じゃねぇ、野太い音と
抜群のリズム感、ハンパねぇ渋さ
CD音源でこの感動かよと狂喜いたしました

特にコルトレーンの階段を駆け上がり降りてくるような
くらくらと目眩がするほどのスイング(あってるか?)
これが最高で、途中、ソニーとかけあいがあるんだが
もうたまらん、なんだそのリズム、なんだそのJAZZ
そうJAZZ、イエスJAZZ
何言ってるか全然わかんなくなるほど
ありえねーサウンド

コルトレーンはこの一曲しか出てこないんですが
本当凄い面白い曲であります
で、二曲目以降はソニーロリンズカルテットの
これまた渋いJAZZがひえびえとたわっていくんだが
五臓六腑に染み渡るような低音が心地よくて心地よくて

あっと言う間に30分程度が過ぎてしまう
恐ろしいCDであります

で、まぁ、私もにわかなりに色々と調べてみたんですが
どうやらこの発売時期というか、この頃
ソニーロリンズとジョンコルトレーンは
まぁ派閥でもないが、それぞれが異なるスタンスで
JAZZに、それもテナーサックスに取り組んでいた模様で
そういう点から、二人が競演したという
このTENOR MADNESSはそれだけで名盤に値するとか

今後、機会を見て
コルトレーンのCDも聞いてみたいなぁと思いつつ
ソニーロリンズのサックスも
決してやめられないうまみみたいなのを感じたという

というか、あれだよ
ベース好きの俺にとって
ソニーロリンズカルテットのベースの音すげぇ好きなんだよ
ビルの相方のスコットラファロの少し高音に頼る感じと違って
ズクズクくるところがステキとか
もう、わけわかんねぇけど
テナーサックスを聞こうという人は聞いてみるといいと思いました