チューイングガム 山田詠美
というわけで少し時間をかけてしまいましたが
ようやく読み終えました
なんだ、エイミーの惚気話?(違うよ)
そういう具合というか、もう
ラブというラブが凝縮された
とてもステキすぎる小説であります
私小説というほど現実的ではなく
そういうスタンスでエイミーは書いたというお話で
日本人の女性と黒人男性がラブにおちて
マリッジに至るまでのお話であります
文体が面白く、同じ事象について
それぞれ男女それぞれからの一人語りをするという
その時、私はこう思っていたの
その時、俺はこう思っていたさ
みたいな具合で、双方向からのイメージと
そのお互いの想いみたいなものがもう
あふれんばかりにいやんばかん
と、俺がどうかしてるという具合なんだが
大変な惚気っぷり、というか、ごく自然な
愛するということ、また、その過程が描かれております
自分でもこういう状態は稀有なんだろうと
語っているところからもわかるとおり
あまりにもステキすぎる夫婦(とも定義されてない)姿が
ほほえましく描かれておりました
どうもこれを書いていたときに
ぴったし結婚に向かっていたそうなので
その影響なのか、出だしはまるで小説なのに
後半は、すっかり私小説風というか
もう思いの丈をたくさん語るというものになっていて
物語ではなくなっているのが印象的であります
私が読んだ感想としては
出だしと終わりでまったく違う物語だった気がする
そういう具合で、不思議な気分になりました
不幸な女が幸福になる
そうではなくて、なんだろうな、居きる喜びだとか
愛するステキさだとか、もう、ラブがラブが
と、何か前向きに肯定することを
とても勇気付けられるような小説でした
他のエイミーの小説とはかなり違うと思いましたが
これはこれで、彼女の考え方が
とてもよくわかって面白い作品だと思います
ボーダーレスという言葉が意味するところの
彼女なりのボーダーというのが見えるとか
巻末の解説みたいなところに書いてあったのですが
なるほどと思える内容
ラブに飢えた方におすすめです
というわけで少し時間をかけてしまいましたが
ようやく読み終えました
なんだ、エイミーの惚気話?(違うよ)
そういう具合というか、もう
ラブというラブが凝縮された
とてもステキすぎる小説であります
私小説というほど現実的ではなく
そういうスタンスでエイミーは書いたというお話で
日本人の女性と黒人男性がラブにおちて
マリッジに至るまでのお話であります
文体が面白く、同じ事象について
それぞれ男女それぞれからの一人語りをするという
その時、私はこう思っていたの
その時、俺はこう思っていたさ
みたいな具合で、双方向からのイメージと
そのお互いの想いみたいなものがもう
あふれんばかりにいやんばかん
と、俺がどうかしてるという具合なんだが
大変な惚気っぷり、というか、ごく自然な
愛するということ、また、その過程が描かれております
自分でもこういう状態は稀有なんだろうと
語っているところからもわかるとおり
あまりにもステキすぎる夫婦(とも定義されてない)姿が
ほほえましく描かれておりました
どうもこれを書いていたときに
ぴったし結婚に向かっていたそうなので
その影響なのか、出だしはまるで小説なのに
後半は、すっかり私小説風というか
もう思いの丈をたくさん語るというものになっていて
物語ではなくなっているのが印象的であります
私が読んだ感想としては
出だしと終わりでまったく違う物語だった気がする
そういう具合で、不思議な気分になりました
不幸な女が幸福になる
そうではなくて、なんだろうな、居きる喜びだとか
愛するステキさだとか、もう、ラブがラブが
と、何か前向きに肯定することを
とても勇気付けられるような小説でした
他のエイミーの小説とはかなり違うと思いましたが
これはこれで、彼女の考え方が
とてもよくわかって面白い作品だと思います
ボーダーレスという言葉が意味するところの
彼女なりのボーダーというのが見えるとか
巻末の解説みたいなところに書いてあったのですが
なるほどと思える内容
ラブに飢えた方におすすめです