CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

NHK日曜アニメ劇場 雪の女王

2006-02-17 08:47:28 | ドラマ映画テレビ感想
先週のことでありますが、大河ドラマの前に放映されていた
ステキアニメが終了いたしました
色々話を聞いてみると、3話くらいカットされて
打ちきりだったとかなんとかなんですが
すげぇ面白かっただけに残念であります

さて、雪の女王というアンデルセンの名作童話を
主軸としながら、アンデルセンの童話を
色々紹介というか、主人公のゲルダという女の子が
旅をしながら体験していくというお話で
まぁ、泣けるわ、笑えるわ、悲しいわ、楽しいわと
よくできた物語だったように思われます

前枠のポワロとマープルも個人的に
ほのぼのと楽しみやすくて、よかったなぁと
見ていたのですが、今回のは少しスパイシーというか
絵が濃くて面白かった
子供には向かないんじゃないかというくらいの
あしたのジョーとか、エースをねらえとかを
彷彿とさせる、顔に陰入りまくりの演出がステキで
迫力のシーンてんこもりでありました

さて、1年くらい放映されていたのですが
主筋である、雪の女王の話は最終数話で
完結されており、あとは、他の童話を
ずっとやってた印象で、その童話毎で
なんというか、テンションが違う、というのか
ギャグばっかりのほのぼのの回があったかと思うと
マッチ売りの少女では、どうしようもないくらい
悲しい話に仕上げられていて、あーた、もう・・・

元の童話を知らないので
はたして、今回放映された分であってたのか
そこはわからないのですが、
雪の女王という人が、ゲルダの友達のカイという少年を連れ去り
それを追ってゲルダが旅をはじめたというくだりで
そのカイが浚われたのは、魔王を封じこめていた鏡の破片が
目に入って、悪い心が芽生えてしまったので
とかなんとか

まぁ、正直よく理解できてないので
そういうところは再放送を見て判断していただきたいと思いつつ
何が面白かったって
ゲルダという女の子が、すげぇ長い旅をして
やっと会ったっていうのに、カイという男の子が

君はだれ?

とか言ってしまう、もう、なんじゃそりゃというか
ああ、ゲルダは悪い男に騙されてけなげに働くタイプだ
全日本が泣いたとか泣かなかったとか、そんなところが
すげぇ面白かった

ゲルダという女の子は幼馴染のカイくんを
探しまわっていたというのに、その間に
旅の仲間とつらい別れがあり
また、マッチ売りの少女を助けることもできず
何度か、魔女に騙されて記憶を消されかけたり
山賊につかまって裁判にかけられたりと
凄い苦労の連続をして、視聴者としては
この子はがんばる子だわ、と応援体勢になったてのに

カイという少年は、雪の女王に浚われた後
もう、なんか、パズル解いて女王からキスしてもらうとか
ずっとパジャマ着て、のうのうと暮らしているあたりが
この、なんだ、どうしてゲルダみたいに
がんばる子がこんなバカな男のために奔走するんだ
どうしてだ、俺にはわからん、わからんよっ
と泣いて叫んだのでありました

それでもカイへの愛というか友情というか
よくわからんが、つれて帰るということに
意地になったゲルダが見事
カイの心を闇から救ったのでありましたが
本当にめでたしだったのだろうか、カイという
とんでもない悪い男にだまされたゲルダという女の子の
切ない今後の人生を占うなにかだったのではないかとか

いらぬことを考えさせられた1年近い放映でありましたとさ

支離滅裂ですが、とりあえず
カイはもてる男はどんなにダメでも
女の人がかいがいしく世話してくれるんだという
夢のようなヒモ生活を提示してくれたのでした(違う)

こんなこと言う視聴者がいるから
打ちきりになってしまったんだろうか・・・ごめんよ、アンデルセン