盆前おそらく、最後の更新となるであろう今日
結局、NHKの話をしてしまうあたり
切ないというか、どうしようもないのでありますが
面白いんだから仕方ない
プラネットアースの再放送もよかったのですが
先日深夜に放送されていた
NHKハイビジョン特集「決定版!金魚大百科」は
もう、珠玉の名作でありました
ステキ、夏にこんなステキな番組してしまうNHKがステキ
というわけで、今、ブームは金魚であります
他人の影響を受けやすいわたくしとしましては
既に、焼き物陶器に見せられつつありーの、
俳句か短歌をやってみただーの、
金魚を飼ってみたいーの
と、まぁ、さまざまに現在心の中に風吹かせておったのですが
陶器についてはこの盆休みに
じっくり常滑焼の研究でもして
後には、信楽焼と清水焼を探求と既にストーリーができてたのですが
この金魚について、実家へ帰る途中
愛知県は弥富の町を通るわけでありますが
これがもう、金魚の名産地でありまして
大学時代というか幼少の頃から、金魚畑
(注:田んぼと連列して、金魚のいけすが山ほどある)で、
あれこれと金魚拾いまくっておったのですが
ともあれ、その弥富の金魚を飼おうかどうしようか
一人暮らしの趣味で、園芸と並ぶ金魚飼育を始めるべきかいなか
迷っていた私を、さらに混迷させる番組でありました(前ふり長い)
番組内容としましては
なかなかどうして、金魚のよいところを遺憾なく発揮というか
解説につぐ解説、すごい、世の中、金魚って
こんなにもすごいものだったのかと
何がすごいのか、これまた、こんこんと説明
なによりも金魚の映像がとても美しい
すげぇいっぱい種類いるのな、世界中で親しまれているのな
遠くガーデニングの故郷イングランドでも
「熱帯魚と違って金魚は顔がみな違うからね、愛着もひとしおさ」
みたいなことを言ってる人がいたり、もうなんだ
趣味人はすごいな本当と、あきれ返るほどステキでありました
いくつか説明されていた中で感激というか
まず、金魚の基礎なのだそうですが
金魚は真上から見るもの
という考え方が日本古来からあるそうであります
余談ですがイングランドの収集家はこれを聞いて
戦慄したというからすごいことなのでしょう
よくよく聞いてみて、なるほど、金魚鉢って
上から見る形状のもの多いなと、ようやく気づいたのですが
あの上から見て、姿かたちがどれほど美しいか
それを競うほどに楽しむ、これが金魚の楽しみなのでした
真上から見るためにそのフォルムから一切の無駄を省いた
誰でも知ってる高価い金魚「らんちう」
このよさについて、まったくもうすげぇ
上から見るとき邪魔だからって、やつら魚のくせに背びれがねぇんだぜ
人間のあくなき探究心により生まれた
すばらしい芸術作品なのであります
このほかも、ヒゲが、サボテン業界で言うところの綴化したような
唐子調になってるやつ(ポンポンみたいな)、
出目金で、目玉が上向いてるやつ
コブが目玉隠してるやつとか
もう、まぁ、全部奇形なわけだが、それを愛してやまなかった
古来からの趣味家たちのあくなき探究心がこの作品群を生んだわけであります
ステキ、すてき過ぎる
そのステキっぽさというか、バリエーションの広さも
すごい丁寧に解説されており、この番組すげぇなぁと
せつせつ感じ入ったのでありますが
ともかく、人間の業というか、暇になるとろくなこと考えないというのが
よくよくわかったのであります
金魚をここまで開発してしまうのだから・・・と
育種についてほれぼれしていた刹那
六鱗という、金魚の品種についての説明
これ、すげぇの、稚魚に細工を施して品種にするの
もはや伝統芸能のひとつに数えられる工芸品であります
金魚の稚魚に色がないというか、フナ色してるということすら
わたくし知らなかったのですが、そのフナ色が
時とともに色づいて、赤とか白とかになっていくんですが
この六鱗という金魚は、その色づきはじめる稚魚の
鱗を剥ぐことで真っ白にするという
とても残酷ながら、出来上がりは美しいそれなのであります
寿命とかどうなのか、気になりますが、ただ
あの美しさは尋常ではない、これはぜひ番組を見ろと
吼えてしまいますが、本当
すごく綺麗な赤と白のコントラスト、ステキ、すてきすぎる
赤が模様となって残るのでありました
この他、山口だったかで梅酢によって
金魚の鱗の色素を溶かして絵をかく技法とか
もう、日本人の趣味家はただごとじゃねぇなという内容で
始終ご満悦でありました
なんたることか金魚とあ
この他も、ジャンボオランダシシガシラとかいう金魚が
40cm超えてたりとか、驚異的な、それ金魚じゃねぇだろ
主食:猫とかじゃねぇのかというほどデカイ金魚だったり
中国らんちうの鶏を思わせるような美しい色配列に魅了されたり
その大きさ、形、ぷっくり加減
これらのよさをあますことなく伝えて
気づいたら、ああ、この形が一番いいなぁと
俺の中に金魚の美しさ基準が芽生えた、すげぇ
すげぇぜ金魚、なんだこれ
とまぁ、そんな具合でありまして
ぜひ買いたい、ぜひほしいとか
鼻息あらげていたのでありますが
よくよく考えて、らんちうというのを飼うのは
大変難しいということもわかったしだい
いや、大変というほどでもないのかもしれない
けども、少なくともサボテン栽培よりは手がかかるのでありましょう
趣味家となるには、膨大な暇と手間と金がかかると
本当、せつせつ感じ入ったしだい
江戸時代の趣味家が、日本独自の文化というのを
形成したわけでありますが
その一端である金魚、これをどうしたものかと
とても考えさせられるすばらしい番組でありました
まとまりなくなるのはいつものことですが
ともかくだ、金魚だ金魚、すげぇんだ金魚が
金魚柄のアロハとか探していましたが
これだったら金魚そのままのほうがいいなぁと
思ったりして、稚魚の値段をさりげに調べてみると
金魚一匹3000円もするという事実に打ちのめされたのであります
おいおい、金鯱サボテンのいいやつが買えるじゃないか
どうなってんだこれ・・・
わたしの趣味が、どんどん江戸化していきます
おのぼりガイジンのようになれるステキさ
NHKのスペシャル番組に感謝するのでありました
結局、NHKの話をしてしまうあたり
切ないというか、どうしようもないのでありますが
面白いんだから仕方ない
プラネットアースの再放送もよかったのですが
先日深夜に放送されていた
NHKハイビジョン特集「決定版!金魚大百科」は
もう、珠玉の名作でありました
ステキ、夏にこんなステキな番組してしまうNHKがステキ
というわけで、今、ブームは金魚であります
他人の影響を受けやすいわたくしとしましては
既に、焼き物陶器に見せられつつありーの、
俳句か短歌をやってみただーの、
金魚を飼ってみたいーの
と、まぁ、さまざまに現在心の中に風吹かせておったのですが
陶器についてはこの盆休みに
じっくり常滑焼の研究でもして
後には、信楽焼と清水焼を探求と既にストーリーができてたのですが
この金魚について、実家へ帰る途中
愛知県は弥富の町を通るわけでありますが
これがもう、金魚の名産地でありまして
大学時代というか幼少の頃から、金魚畑
(注:田んぼと連列して、金魚のいけすが山ほどある)で、
あれこれと金魚拾いまくっておったのですが
ともあれ、その弥富の金魚を飼おうかどうしようか
一人暮らしの趣味で、園芸と並ぶ金魚飼育を始めるべきかいなか
迷っていた私を、さらに混迷させる番組でありました(前ふり長い)
番組内容としましては
なかなかどうして、金魚のよいところを遺憾なく発揮というか
解説につぐ解説、すごい、世の中、金魚って
こんなにもすごいものだったのかと
何がすごいのか、これまた、こんこんと説明
なによりも金魚の映像がとても美しい
すげぇいっぱい種類いるのな、世界中で親しまれているのな
遠くガーデニングの故郷イングランドでも
「熱帯魚と違って金魚は顔がみな違うからね、愛着もひとしおさ」
みたいなことを言ってる人がいたり、もうなんだ
趣味人はすごいな本当と、あきれ返るほどステキでありました
いくつか説明されていた中で感激というか
まず、金魚の基礎なのだそうですが
金魚は真上から見るもの
という考え方が日本古来からあるそうであります
余談ですがイングランドの収集家はこれを聞いて
戦慄したというからすごいことなのでしょう
よくよく聞いてみて、なるほど、金魚鉢って
上から見る形状のもの多いなと、ようやく気づいたのですが
あの上から見て、姿かたちがどれほど美しいか
それを競うほどに楽しむ、これが金魚の楽しみなのでした
真上から見るためにそのフォルムから一切の無駄を省いた
誰でも知ってる高価い金魚「らんちう」
このよさについて、まったくもうすげぇ
上から見るとき邪魔だからって、やつら魚のくせに背びれがねぇんだぜ
人間のあくなき探究心により生まれた
すばらしい芸術作品なのであります
このほかも、ヒゲが、サボテン業界で言うところの綴化したような
唐子調になってるやつ(ポンポンみたいな)、
出目金で、目玉が上向いてるやつ
コブが目玉隠してるやつとか
もう、まぁ、全部奇形なわけだが、それを愛してやまなかった
古来からの趣味家たちのあくなき探究心がこの作品群を生んだわけであります
ステキ、すてき過ぎる
そのステキっぽさというか、バリエーションの広さも
すごい丁寧に解説されており、この番組すげぇなぁと
せつせつ感じ入ったのでありますが
ともかく、人間の業というか、暇になるとろくなこと考えないというのが
よくよくわかったのであります
金魚をここまで開発してしまうのだから・・・と
育種についてほれぼれしていた刹那
六鱗という、金魚の品種についての説明
これ、すげぇの、稚魚に細工を施して品種にするの
もはや伝統芸能のひとつに数えられる工芸品であります
金魚の稚魚に色がないというか、フナ色してるということすら
わたくし知らなかったのですが、そのフナ色が
時とともに色づいて、赤とか白とかになっていくんですが
この六鱗という金魚は、その色づきはじめる稚魚の
鱗を剥ぐことで真っ白にするという
とても残酷ながら、出来上がりは美しいそれなのであります
寿命とかどうなのか、気になりますが、ただ
あの美しさは尋常ではない、これはぜひ番組を見ろと
吼えてしまいますが、本当
すごく綺麗な赤と白のコントラスト、ステキ、すてきすぎる
赤が模様となって残るのでありました
この他、山口だったかで梅酢によって
金魚の鱗の色素を溶かして絵をかく技法とか
もう、日本人の趣味家はただごとじゃねぇなという内容で
始終ご満悦でありました
なんたることか金魚とあ
この他も、ジャンボオランダシシガシラとかいう金魚が
40cm超えてたりとか、驚異的な、それ金魚じゃねぇだろ
主食:猫とかじゃねぇのかというほどデカイ金魚だったり
中国らんちうの鶏を思わせるような美しい色配列に魅了されたり
その大きさ、形、ぷっくり加減
これらのよさをあますことなく伝えて
気づいたら、ああ、この形が一番いいなぁと
俺の中に金魚の美しさ基準が芽生えた、すげぇ
すげぇぜ金魚、なんだこれ
とまぁ、そんな具合でありまして
ぜひ買いたい、ぜひほしいとか
鼻息あらげていたのでありますが
よくよく考えて、らんちうというのを飼うのは
大変難しいということもわかったしだい
いや、大変というほどでもないのかもしれない
けども、少なくともサボテン栽培よりは手がかかるのでありましょう
趣味家となるには、膨大な暇と手間と金がかかると
本当、せつせつ感じ入ったしだい
江戸時代の趣味家が、日本独自の文化というのを
形成したわけでありますが
その一端である金魚、これをどうしたものかと
とても考えさせられるすばらしい番組でありました
まとまりなくなるのはいつものことですが
ともかくだ、金魚だ金魚、すげぇんだ金魚が
金魚柄のアロハとか探していましたが
これだったら金魚そのままのほうがいいなぁと
思ったりして、稚魚の値段をさりげに調べてみると
金魚一匹3000円もするという事実に打ちのめされたのであります
おいおい、金鯱サボテンのいいやつが買えるじゃないか
どうなってんだこれ・・・
わたしの趣味が、どんどん江戸化していきます
おのぼりガイジンのようになれるステキさ
NHKのスペシャル番組に感謝するのでありました