言葉でたたかう技術 著:加藤恭子
ちょっと文章力が弱ってきたし
いっちょ、言葉について考える本でも読もう
そんなつもりで読んだのでありましたが、
びっくり、言葉を書くほうではなく、
話すほう、というか、
ツールとして、言葉をどう使うかという
実践的なお話でありました
アリストテレスがよくよく出てくる文章でしたが、
弁論術と呼ばれるものなのか、
相手を説得する、いや、丸め込む技術について
その心持ちと、意思表明の方法について
しかと描かれておる本であります
引っ込み思案で、何事も明確にせず、
うやむやのままでうまいこと進めるという
きわめて難しいことを日本人はやっておって、
そういうことをガイジンはできないから、
ガイジンにも同じ調子でやってると
さっぱりダメになるよ
的な話しでありました
なるほど、よくわかる
昨今は、弁論と呼べるほど立派じゃないにせよ、
何かしら、主張をしだすようになったように思われるところ、
だけども、その基礎的な力がないと、
それは雄弁に語るというよりは、滑稽で、
我が儘を並べているだけになってしまう
しっかりと、論理的に組み立てるというべきか、
自分がどう思っているかを、いかに
相手に思わせるか、そうするためには、
少なからずテクニックがあるということを
様々教えてくれたのでありました
実践できるか?と言われると、
やっぱり無理があるなぁと思ってしまうあたり
悲しいのでありますが、
自分が間違っているかもしれないということを
どうにも恐れてしまうあまり、はっきりと前に出られない
これでは、論述について、磨かれることもないし、
また、上達もしないんだろうかしらねと
考えさせられたのであります
主張をし、批判にさらされる
こういうことが大切だと、
魔術師も言っておりましたが、
そういうことで、人間は、確かな言葉を覚えて、
それがまた、人間を創っていくのでないかと
偉そうなことまで考えてしまったのでありました
著者が随分高齢な方でありますが、
はっきりと強い意志をもち、また、
日本に誇りをもっているというのが
ひしひしと伝わる、面白い本だったと
記しておくのであります
ちょっと文章力が弱ってきたし
いっちょ、言葉について考える本でも読もう
そんなつもりで読んだのでありましたが、
びっくり、言葉を書くほうではなく、
話すほう、というか、
ツールとして、言葉をどう使うかという
実践的なお話でありました
アリストテレスがよくよく出てくる文章でしたが、
弁論術と呼ばれるものなのか、
相手を説得する、いや、丸め込む技術について
その心持ちと、意思表明の方法について
しかと描かれておる本であります
引っ込み思案で、何事も明確にせず、
うやむやのままでうまいこと進めるという
きわめて難しいことを日本人はやっておって、
そういうことをガイジンはできないから、
ガイジンにも同じ調子でやってると
さっぱりダメになるよ
的な話しでありました
なるほど、よくわかる
昨今は、弁論と呼べるほど立派じゃないにせよ、
何かしら、主張をしだすようになったように思われるところ、
だけども、その基礎的な力がないと、
それは雄弁に語るというよりは、滑稽で、
我が儘を並べているだけになってしまう
しっかりと、論理的に組み立てるというべきか、
自分がどう思っているかを、いかに
相手に思わせるか、そうするためには、
少なからずテクニックがあるということを
様々教えてくれたのでありました
実践できるか?と言われると、
やっぱり無理があるなぁと思ってしまうあたり
悲しいのでありますが、
自分が間違っているかもしれないということを
どうにも恐れてしまうあまり、はっきりと前に出られない
これでは、論述について、磨かれることもないし、
また、上達もしないんだろうかしらねと
考えさせられたのであります
主張をし、批判にさらされる
こういうことが大切だと、
魔術師も言っておりましたが、
そういうことで、人間は、確かな言葉を覚えて、
それがまた、人間を創っていくのでないかと
偉そうなことまで考えてしまったのでありました
著者が随分高齢な方でありますが、
はっきりと強い意志をもち、また、
日本に誇りをもっているというのが
ひしひしと伝わる、面白い本だったと
記しておくのであります