CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

江~姫たちの戦国~ 秀忠に嫁げ

2011-07-24 20:48:30 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「江」視聴完了です

かねてよりの予感どおり、
唐突に秀次抹消指令がくだされて、
粛々とそれが進められたとさ
悲しげな秀次の演技がとても印象的でステキ
一方、すっかり年増になったと秀忠に指摘された江が、
相変わらず怖いもの知らずに秀吉に食い下がるものの
もはや届くわけもなく、気づいたら秀忠と結婚させられたのです

そんな具合でありまして、
やっとかよ、そう思わされるような内容であります
いや、もっとつっこみどころはたくさんあるんだけど、
そんな瑣末なことはどうでもよいのです
違和感というか、すげぇな江と思わされたのは、
秀吉が、秀次を殺したという事実を糾弾しに、
自ら出向いて、そして、悪夢にうなされて
常軌を逸していると感じさせるようなそれを見ても、
自分が殺されるとか毛ほども思わずに、
いつもどおり、いや、いつもと違って、
しずしずとしかりつける(そこ一緒かよ)という具合で、
恐怖を覚えたといえば覚えたのであります

なんというか、これはある意味成功してるのか?
正直、ここ数話の岸谷さんの秀吉は、
恐怖を催すに十分な迫力で、さすがだな、すげぇなこりゃ
なんて息を呑むようにしてみているのであります
シナリオ的には不可解な感じなんだけども、
それはそれとして、晩年の秀吉という恐怖を
見事、見事に演じておると思うのであります
ただ、それに対してのほかの出演者の接し方が
どうももう一つ、なんか、あってないというか
違うんじゃないかな、そう思われる

仕方ないとはいえ、今回、秀次が会えなかった
いや、冒頭シーンでは会っていたんだけども、
もはや会話がなかったというのは演出としていいなとも思うんだが、
釈明する秀次と、それを無碍にする秀吉
そういうシーンはあってもよかったんじゃないかな
というか見たかったな、この二人の演技で

そんな栓のない希望をもってみていたのでありました
せっかく女どもが写るなら、そこから、
より一層の秀吉への恐怖も見たかったんだけど
無理解というような反応で、それはそれで
一ついいかもと思うけど、それよか
恐怖でいってほしかった、夏だし

と、そんなことを思っていたら
知らないうちに三度目の結婚が決まり
来週予告を見ていて、
あれ?いま、篤姫のシーンだった?とか思ったりしてしまったあたり、
こっからが、「江」の本領なのかもしれないと
ちょっと感じたのでありました
淡い期待というものなのだ
もってもいいじゃないか、それくらいの権利はあろうもん

そんなこんな