CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

教養が試される341語

2011-09-01 22:03:48 | 読書感想文とか読み物レビウー
教養が試される341語  著:谷沢永一

様々な慣用句だとか、成句といったものを
つらつらと薀蓄織り交ぜて説明するという
そんな本でありました
私の個人的な感想としましては、つまらない本だった
そんな具合であります

たぶん、なんとなし書き方というか、連ね方が
似ているせいではないかしらと思ってしまうのですが、
なんとも、そういう語について、つらつら書いてあることが、
なにかしら癪に障るというといいすぎなんですが、
なんかしっくりこないというか、雑文すぎるだろう
そんな具合であったのです

冒頭に本の体裁として、その旨表示されてはおりましたが、
成句辞典だとか、そういうものだと思うと
大いに間違っている、辞書としては使えない
なんとなく、著者が気に入っている語について、
思うがままに寸評を載せるみたいな具合で、
暇つぶしに読むのにも、なんというか、つまらないと
思わされてしまったのでありました

こういうのは、著者とフィーリングがあったりすると
凄く楽しく読めるんだろうなと、われながら思ってしまうのでありますが、
残念ながら自分にはあわなかったと
そんなことをつらつら書き留めてしまうのであります

ただ、それはそれとして、やっぱり成句辞典のように使ってみて、
ああこの表現というか、言葉はすばらしいなと思う、
なかなか使われないそれこれは大変ためになりまして、
「鶯を鳴かせる」とか、なんてみやびというか
洒落た表現だろうかなと感心しきりだったりもしたのであります

そんなわけでありまして、個人的にはしっくりこない本だったものの
役に立つとも思ってしまうといった、なんだか
ふんわりしたことを書いておきつつ
また、次の本を探す旅に出るのでありましたとさ