CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

2011秋 京都大アンティークフェア

2011-10-03 23:27:58 | 陶磁器を探す旅と名物
前回は春だったと思ったんですが、
あっと言う間にやってきたなという
月日の速さにおののきながら
いって参りました、京都大アンティークフェア
西日本最大級の骨董市であります

前回度肝を抜かれたという具合で、
会場に圧倒されておりましたが、
今回は二度目ともあって、割と落ち着いて見ました
レイアウトは前回とあまり変わっておらず
出ている業者さんも、おそらく
大半が同じだったんでなかろうかな
そう思ったりしつつも、前回買いそびれたものは
当然のように今回は出ていなかったりと、
一期一会というか、骨董は欲しいと思った時が買い時という、
当たり前のことを感じ入った次第であります

ただ、それはそれとしまして、
今回、なるべく安物買いをしてみようなんて
方針をたててみて、ぐりぐり見て回ったのでありますが、
流石骨董市というだけあって、安いモノは安いモノなりに、
結構な数というか、種類があるのでした

まぁ、値段相応だよなと思うのですが、
ほぼガラクタという部類のカフスボタンが、
1組300円とかで投げ売りされていたり、
得体の知れない茶碗が1000円とかで売られていたりと、
なかなか楽しかった次第
だけども、やっぱり本物を見てしまうと
そっちのほうがいいなぁなんて思ってしまい、
なかなか安物に手が出ないのでありまして、
さらに、考えてみればあり得ないと
すぐわかりそうなものの、
安い中にお宝的なものがあるんじゃないかと
血眼になって探したりもしてましたが、
あの会場は、売り手が同時に買い手でもあるんだから、
そこらのフリーマーケットと違って、
だいたい相場どおりなんだろうなと感じたりもしたのでありました

ただ、それでもといったらいいのか、
もう嘘もつき通したら勝ちだろうみたいな風情で、
国宝級2000万円とか書いた茶碗が、
野ざらしになっていたり、ちょっとよさげな茶碗を見たら、
宋代の貴品だけど3000円にしてあげようとか、
わけのわからない胡散臭いものも
またまた山盛りになっておりまして、
18金と言われたメッキの剥がれかけたなにかとか、
これが骨董の恐ろしさかなんて、違うものも満喫したのであります

結局、買ったものといえば、
象牙のチップくらいのものでありまして、
考え直せば、象牙クズももう少し買っておけばよかったと
反省しきりであります
茶杓作るには細いという理由でクズを買わなかったんですが、
よくよく考えてみたら、耳掻きくらいだったら
彫れたんじゃないかななんて
素人ながらに失敗だと嘆いた次第
今度の春には、それを念頭に買ってみようか
そう考えておるのでありました

その他も、骨やら角やらの材が目についておりまして、
なんか、骨董というよりは、ガラクタ市に近い部分に
ひかれておったような、そういう過ごし方をしたのであります

よい茶碗もあったけど、これは
ちゃんとした店で買おうかなぁとも思うのです
フェイクの藤田みたいに、フェイクとわかったうえで、
できのいいのを集めるってのもいいんだが、
なかなかそこまで目がききませんので
難しいものであります