ワーカーズ・ダイジェスト 作:津村記久子
前回重たい本を読んだから、
なんか、ぱぱっと読めるような現代小説を読みたい
そんなことを思って、この小説がそうでありますようにと、
中身もわからず手にとって読み終わったのですが
ぱぱっと読むのとは、ちょっと違う内容でありました
既視感とは違うのですが、あー、あるある
そういう気分をずっとずっと、全編に渡って感じさせられた挙げ句、
なるほどなというでもないけども、
特段の大きなオチに近づかぬまま、終わっていく
そういう小説でありまして
女性が書いているな、そして、年代が近いな、
なんて思っていたら、同い年の女性でしたと
そんなところであります
30がらみの男女なら、読んでみて
あるあるという感じ、それを覚えるなぁと
そう考える小説でありました
奇しくもというか、もしかしたら、その暗示だったのかと
思わなくもないのでありますが、
小説内に出てくるスパカツなる食べ物が、
ありとあらゆる、どこかで出会った味が融合していて、
それはとても美味しいという帰結にいたる
その食べ物こそが、この小説だったんじゃないかなと、
そう思えるほど、30代くらいの男女が、
あーだこーだと考えたり、すり切れたりしてきたことが、
進行していたり、終わっていったりするという、
まさにダイジェストを見せられるのでありました
ちょっと、冗長というではないですが、
どこで止めたらいいかわからないという文章運びというか、
話しの流れで、読み始めたら、最後まで読んでしまわないと、
なんというか、途中で切ったら、なんだかわからなくなると
そんなことを危惧するような、
非常につらつらとしたものが描かれている物語でありました
凄い大きなうねりとかがあるんではなくて、
ただ、日常が連綿と続くという具合が、
なんというか、ダイジェストなんだなぁ、
そして、それがリアルとは違うけども、
既視感とか、共感めいたそれになるんだなぁと
読んで楽しいというよりは、
変わった体験したなぁという具合なのでありました
というわけで、話しの中身はともあれ、
あれこれ人生に悩んでいるときに読むと、
もしかしなくても、みんながそうで、
そしてそれは、さしたることではないなと、
そう思わされたり、考えたりできるような
そんな小説だったように思うのでありました
飯がうまそうだったのと、
マトリョミンが出てきたというのが
非常に印象的な小説でありました
どっちも、さほどに大きなことではないんだけども、
なんだろうな、これも既視感というか、共感してしまうのであります
前回重たい本を読んだから、
なんか、ぱぱっと読めるような現代小説を読みたい
そんなことを思って、この小説がそうでありますようにと、
中身もわからず手にとって読み終わったのですが
ぱぱっと読むのとは、ちょっと違う内容でありました
既視感とは違うのですが、あー、あるある
そういう気分をずっとずっと、全編に渡って感じさせられた挙げ句、
なるほどなというでもないけども、
特段の大きなオチに近づかぬまま、終わっていく
そういう小説でありまして
女性が書いているな、そして、年代が近いな、
なんて思っていたら、同い年の女性でしたと
そんなところであります
30がらみの男女なら、読んでみて
あるあるという感じ、それを覚えるなぁと
そう考える小説でありました
奇しくもというか、もしかしたら、その暗示だったのかと
思わなくもないのでありますが、
小説内に出てくるスパカツなる食べ物が、
ありとあらゆる、どこかで出会った味が融合していて、
それはとても美味しいという帰結にいたる
その食べ物こそが、この小説だったんじゃないかなと、
そう思えるほど、30代くらいの男女が、
あーだこーだと考えたり、すり切れたりしてきたことが、
進行していたり、終わっていったりするという、
まさにダイジェストを見せられるのでありました
ちょっと、冗長というではないですが、
どこで止めたらいいかわからないという文章運びというか、
話しの流れで、読み始めたら、最後まで読んでしまわないと、
なんというか、途中で切ったら、なんだかわからなくなると
そんなことを危惧するような、
非常につらつらとしたものが描かれている物語でありました
凄い大きなうねりとかがあるんではなくて、
ただ、日常が連綿と続くという具合が、
なんというか、ダイジェストなんだなぁ、
そして、それがリアルとは違うけども、
既視感とか、共感めいたそれになるんだなぁと
読んで楽しいというよりは、
変わった体験したなぁという具合なのでありました
というわけで、話しの中身はともあれ、
あれこれ人生に悩んでいるときに読むと、
もしかしなくても、みんながそうで、
そしてそれは、さしたることではないなと、
そう思わされたり、考えたりできるような
そんな小説だったように思うのでありました
飯がうまそうだったのと、
マトリョミンが出てきたというのが
非常に印象的な小説でありました
どっちも、さほどに大きなことではないんだけども、
なんだろうな、これも既視感というか、共感してしまうのであります