邦画の「一命」を見てきました
久しぶりに近所の映画館で時代劇をやってる!
そんな理由で、前回見たのは十三人の刺客だったかなぁと
考えたりなんだったりして、なんのきなしだったんですが、
監督が同じ人だったそうで
終わってから、いろいろ調べて知った次第であります
つまるところ、十三人の刺客とはまるで違う作風だな
実際は絵の撮りかたというか、画面の雰囲気は似てるなぁと
ぼんやり思いつつ、現代の時代劇はどれも
同じ調子になるのかなぁとか、頓狂なことを思っていたのを
殴り倒したくなるような感じでありますが
とにもかくにも、全体が静かで、なんというか
しずしず進んでいく話に、なるほどなぁと見入ったのでありました
演技としては、瑛太さんが抜群によくて
目からうろこでありました、
結局のところ情けない侍役でありまして、
何年か前に見た、なよごろうさんの印象そのままでしたが、
それにしても、やるときはというか、迫りくるシーンも
数多くあって、たまらぬできばえでありました
序盤の見せ場はすげぇの一言というか、
もう、力入っちゃって、体に悪い映画だなと思った次第
すごくよかったんだけど、むしろ
そこがよすぎたせいで、その後がちょっと
たるんだといわないですが、退屈に見えてしまいました
さて、内容ですが、
一命を賭して何をしたかというようなお話でありまして、
侍の意地やら、権威やら、本音やら建前やらの前に
ある仕方のない事故が起きて、それにまつわる悶着
いずれの方にも言い分はあるし、どっちの言い方もわかるなぁと
思わなくもないのでありますが、
対立する、役所さんと海老蔵さんの言い分は、
どっちもどっちだなぁという具合でしたが
それこそが、描きたかった何かだったんだろうかと
頭使ったことを書いてみるのであります
で、主役であろう海老蔵さんなのでありますが、
これがなんというか、この役は当たりとは言いがたい
そんな感想になてしまうのであります
ちゃんとした年齢を私が理解していないせいもありますが、
瑛太と親子関係というのは無理がある、
くたびれた侍親父という風情が必要なのに、
目といい、顔つきといい、若すぎる
そういう役をやるように、気配とかからだとかができてないなぁ
そんなことを思ってしまったのであります
もっと、年齢重ねてからやってもらったら、
ぐっとよくなったんじゃないかなどと思ってしまう
そんなわけで、海老蔵さんのシーンでは
一人演技の部分ではいいなぁと思うところが
はしばしにありましたが、年齢がどうもしっくりこない
そういう人たちと映っていると、なんか違うなぁと
思わされてしまって、その点で残念でありました
となると、主役がミスキャストなら
ぜんぜん駄目じゃないかしらと思わなくもないですが、
敵役がそれぞれ、悪い顔していたから
まぁ、いいかなぁとも思ってしまうのでありました
ちゃんばらもわらわらとありまして、
正直、その展開はなかろうと思うものの、
殺陣シーンの海老蔵さんは見事でありまして、
追い詰められる侍が獅子奮迅の働きをして、
だんだんずたぼろになっていく、追い詰められて見得を切る
このあたりは絶妙というか、もう、それが見たかったと
言わぬばかりに据わっておりまして、
あれはかっこよすぎるなんて、惚れ惚れしたのであります
ただ、全体的に冗長なのと、なんか、もう一つ殺陣そのものが
すっきりしなかったのが残念で仕方ないのですが
まぁ、よいのです
と、なんだかんだ、文句ばっかり書き付けたような文体で
失礼きわまりない感想となってしまいましたが
善悪をはっきり書いていない、その一点が肝である以上、
そういうのを好ましく思っていない今の私には
ちょっと、すかっとしないから残念だと
そんなわけでありました
もっと、すっきりしているというか、
悩むでもなく、深く考えたい、そんな気分のときに見ると
すごくはまるかもしれないと
思ったり考えたりしつつ
うつうつとしつつも、ありていな皮肉と
その皮肉をストレートに描いた点が、
もっと皮肉になってんのかなぁとか、
また、頭よさそうに見えないかとあれこれ考えるのであります
役所さんの悪っぷりというか、
役をまっとうした感じのラストは圧巻でありました
いろいろ、立派な俳優さんがちょい役とかで
豪華であります
久しぶりに近所の映画館で時代劇をやってる!
そんな理由で、前回見たのは十三人の刺客だったかなぁと
考えたりなんだったりして、なんのきなしだったんですが、
監督が同じ人だったそうで
終わってから、いろいろ調べて知った次第であります
つまるところ、十三人の刺客とはまるで違う作風だな
実際は絵の撮りかたというか、画面の雰囲気は似てるなぁと
ぼんやり思いつつ、現代の時代劇はどれも
同じ調子になるのかなぁとか、頓狂なことを思っていたのを
殴り倒したくなるような感じでありますが
とにもかくにも、全体が静かで、なんというか
しずしず進んでいく話に、なるほどなぁと見入ったのでありました
演技としては、瑛太さんが抜群によくて
目からうろこでありました、
結局のところ情けない侍役でありまして、
何年か前に見た、なよごろうさんの印象そのままでしたが、
それにしても、やるときはというか、迫りくるシーンも
数多くあって、たまらぬできばえでありました
序盤の見せ場はすげぇの一言というか、
もう、力入っちゃって、体に悪い映画だなと思った次第
すごくよかったんだけど、むしろ
そこがよすぎたせいで、その後がちょっと
たるんだといわないですが、退屈に見えてしまいました
さて、内容ですが、
一命を賭して何をしたかというようなお話でありまして、
侍の意地やら、権威やら、本音やら建前やらの前に
ある仕方のない事故が起きて、それにまつわる悶着
いずれの方にも言い分はあるし、どっちの言い方もわかるなぁと
思わなくもないのでありますが、
対立する、役所さんと海老蔵さんの言い分は、
どっちもどっちだなぁという具合でしたが
それこそが、描きたかった何かだったんだろうかと
頭使ったことを書いてみるのであります
で、主役であろう海老蔵さんなのでありますが、
これがなんというか、この役は当たりとは言いがたい
そんな感想になてしまうのであります
ちゃんとした年齢を私が理解していないせいもありますが、
瑛太と親子関係というのは無理がある、
くたびれた侍親父という風情が必要なのに、
目といい、顔つきといい、若すぎる
そういう役をやるように、気配とかからだとかができてないなぁ
そんなことを思ってしまったのであります
もっと、年齢重ねてからやってもらったら、
ぐっとよくなったんじゃないかなどと思ってしまう
そんなわけで、海老蔵さんのシーンでは
一人演技の部分ではいいなぁと思うところが
はしばしにありましたが、年齢がどうもしっくりこない
そういう人たちと映っていると、なんか違うなぁと
思わされてしまって、その点で残念でありました
となると、主役がミスキャストなら
ぜんぜん駄目じゃないかしらと思わなくもないですが、
敵役がそれぞれ、悪い顔していたから
まぁ、いいかなぁとも思ってしまうのでありました
ちゃんばらもわらわらとありまして、
正直、その展開はなかろうと思うものの、
殺陣シーンの海老蔵さんは見事でありまして、
追い詰められる侍が獅子奮迅の働きをして、
だんだんずたぼろになっていく、追い詰められて見得を切る
このあたりは絶妙というか、もう、それが見たかったと
言わぬばかりに据わっておりまして、
あれはかっこよすぎるなんて、惚れ惚れしたのであります
ただ、全体的に冗長なのと、なんか、もう一つ殺陣そのものが
すっきりしなかったのが残念で仕方ないのですが
まぁ、よいのです
と、なんだかんだ、文句ばっかり書き付けたような文体で
失礼きわまりない感想となってしまいましたが
善悪をはっきり書いていない、その一点が肝である以上、
そういうのを好ましく思っていない今の私には
ちょっと、すかっとしないから残念だと
そんなわけでありました
もっと、すっきりしているというか、
悩むでもなく、深く考えたい、そんな気分のときに見ると
すごくはまるかもしれないと
思ったり考えたりしつつ
うつうつとしつつも、ありていな皮肉と
その皮肉をストレートに描いた点が、
もっと皮肉になってんのかなぁとか、
また、頭よさそうに見えないかとあれこれ考えるのであります
役所さんの悪っぷりというか、
役をまっとうした感じのラストは圧巻でありました
いろいろ、立派な俳優さんがちょい役とかで
豪華であります