テロ 作:フェディナント・フォン・シーラッハ
また、シーラッハを読んでしまった
そんなわけで、今回は、いよいよもって
完全に法廷劇になっていまして、
テロに関わる話なんだけども、その実というか、
やりたかったことがとても明快で、
非常に面白い試みだと思えた脚本でありました
そう、脚本なのである
命の重さについて、
これをどう扱うべきであろうかというのを
法廷、裁判という形で見せて
この法というものが、なんなのか、
何をするものなのかというのを問いかけてくるというか
いやぁ、含蓄というでもないけど
いわゆるサンデルさん的な哲学的問いとともに、
法を考えるものでありました
無論、哲学的にも考えさせられるんだけども
アプローチがかっこいい、あくまで法律というところでなんとかしようというか
この解釈の問題みたいになるのが
ステキすぎて、頭が痛い(よい意味で)
この本自体は、なかなか驚きの結末というか
結末は、無罪、有罪のどちらも用意されているという
ステキなそれでありまして、
そのどちらも読んだうえで、さて、どっちでしょうと
考えるようなギミックになっていて
これもまぁ、なるほどなぁとうならされたのでありました
面白い本であった
テロリストにのっとられた飛行機を撃墜したという事件、
乗っ取られた飛行機はサッカースタジアムを目指していた
早めに打ち落とすと乗客が死ぬ
遅れてしまえばスタジアムの人たちが死ぬ
そんな具合でありまして
少し、政治的な色みたいなのもあったんだけども
非常に面白い、何よりも、この事件は有罪、無罪どちらにでもできると
実際の法解釈はどうなのか
そこは素人ではわからないので、
やっぱり情動というか、それで図りつつ
でも理屈は整えられていてと、頭を使って読むものでありました
巻末にフランスの風刺会社の話が載っていて
これもまた面白かったというか、あり方について考えさせられた
よい一冊でありました
また、シーラッハを読んでしまった
そんなわけで、今回は、いよいよもって
完全に法廷劇になっていまして、
テロに関わる話なんだけども、その実というか、
やりたかったことがとても明快で、
非常に面白い試みだと思えた脚本でありました
そう、脚本なのである
命の重さについて、
これをどう扱うべきであろうかというのを
法廷、裁判という形で見せて
この法というものが、なんなのか、
何をするものなのかというのを問いかけてくるというか
いやぁ、含蓄というでもないけど
いわゆるサンデルさん的な哲学的問いとともに、
法を考えるものでありました
無論、哲学的にも考えさせられるんだけども
アプローチがかっこいい、あくまで法律というところでなんとかしようというか
この解釈の問題みたいになるのが
ステキすぎて、頭が痛い(よい意味で)
この本自体は、なかなか驚きの結末というか
結末は、無罪、有罪のどちらも用意されているという
ステキなそれでありまして、
そのどちらも読んだうえで、さて、どっちでしょうと
考えるようなギミックになっていて
これもまぁ、なるほどなぁとうならされたのでありました
面白い本であった
テロリストにのっとられた飛行機を撃墜したという事件、
乗っ取られた飛行機はサッカースタジアムを目指していた
早めに打ち落とすと乗客が死ぬ
遅れてしまえばスタジアムの人たちが死ぬ
そんな具合でありまして
少し、政治的な色みたいなのもあったんだけども
非常に面白い、何よりも、この事件は有罪、無罪どちらにでもできると
実際の法解釈はどうなのか
そこは素人ではわからないので、
やっぱり情動というか、それで図りつつ
でも理屈は整えられていてと、頭を使って読むものでありました
巻末にフランスの風刺会社の話が載っていて
これもまた面白かったというか、あり方について考えさせられた
よい一冊でありました