恐ろしく奇妙な夜 ロジャーズ中短編傑作集 著:ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ
基本的にはミステリなんだろうと思う
一見するとオカルト風味なのかと訝しい展開が入るのだが、
そうではなく、しっかりしたサスペンスミステリの内容ががっつりで、
SFっぽさも見え隠れするものの、現実的なトリックと動機で人間を描いている
ちょっとホラー味もある短編をいくつか読めたのでありました
そういった感じなわけで、基本的にはシチュエーションを楽しむというか
この主人公がどういうことを考えて、どうしてしまうんだろうと
その劇を見ているといった感じなので、これをもって、もっと広義に考えるとどうしたとか
小難しいテーマとかを思わせることもなく、ただ、わくわくと物語の展開を見守るといった感じで、
こういう潔い読み物は久しぶりかもしれんと思いつつ、
推理を楽しんだり、展開を楽しんだりしながら、一種、映画を見ているように
場面をたたずんで見守る読書となるのでありました
回りくどいといってしまうと、翻訳の問題のようにもなってしまうが、
結構描写がしつこいところとか、真っ暗闇での展開なんかが続いたりとかすると
何が書かれてるか、いまいちよくわからん、わからんが、耳が聞こえない作家がただかっこいいと、
印象的なシーンを読んだりして、楽しいのに、本当にこの想像、想定であってるんだろうかと
不安になってしまうのだけど、ただただ、活劇としても面白い小説だったと思うのでありました
掴みの作品で、謎の不気味な呪いめいた像が出てくるんだが、
それがずっとオカルトっぽい何かを匂わせるように思うのだけど、実はというか、なんというかと
ネタバレを忌避しつつ書けているかもわからない感想になってしまうが、
こちらの想像力をかきたてる雰囲気の作り方が絶妙にうまいなと
ミスリードをとにかく誘ってくるような展開が多くて
非常に面白かったのでありました、こういう作品は作者と闘うのではなく、
踊らされて、それを楽しめるとよりよいなと、自分くらいの推理力だと
早いうちに手をあげてしまうので、いい感じで楽しめたと思ったのであった
従軍経験など、自身の境遇も多分に物語に落とし込まれているようで、
ディテールのこだわりと、何よりも、ただかっこいいに終始しているようなシーンがあって、
読んでいて非常に楽しかった、アメコミっぽいといってもいいのかもしれない
基本的にはミステリなんだろうと思う
一見するとオカルト風味なのかと訝しい展開が入るのだが、
そうではなく、しっかりしたサスペンスミステリの内容ががっつりで、
SFっぽさも見え隠れするものの、現実的なトリックと動機で人間を描いている
ちょっとホラー味もある短編をいくつか読めたのでありました
そういった感じなわけで、基本的にはシチュエーションを楽しむというか
この主人公がどういうことを考えて、どうしてしまうんだろうと
その劇を見ているといった感じなので、これをもって、もっと広義に考えるとどうしたとか
小難しいテーマとかを思わせることもなく、ただ、わくわくと物語の展開を見守るといった感じで、
こういう潔い読み物は久しぶりかもしれんと思いつつ、
推理を楽しんだり、展開を楽しんだりしながら、一種、映画を見ているように
場面をたたずんで見守る読書となるのでありました
回りくどいといってしまうと、翻訳の問題のようにもなってしまうが、
結構描写がしつこいところとか、真っ暗闇での展開なんかが続いたりとかすると
何が書かれてるか、いまいちよくわからん、わからんが、耳が聞こえない作家がただかっこいいと、
印象的なシーンを読んだりして、楽しいのに、本当にこの想像、想定であってるんだろうかと
不安になってしまうのだけど、ただただ、活劇としても面白い小説だったと思うのでありました
掴みの作品で、謎の不気味な呪いめいた像が出てくるんだが、
それがずっとオカルトっぽい何かを匂わせるように思うのだけど、実はというか、なんというかと
ネタバレを忌避しつつ書けているかもわからない感想になってしまうが、
こちらの想像力をかきたてる雰囲気の作り方が絶妙にうまいなと
ミスリードをとにかく誘ってくるような展開が多くて
非常に面白かったのでありました、こういう作品は作者と闘うのではなく、
踊らされて、それを楽しめるとよりよいなと、自分くらいの推理力だと
早いうちに手をあげてしまうので、いい感じで楽しめたと思ったのであった
従軍経験など、自身の境遇も多分に物語に落とし込まれているようで、
ディテールのこだわりと、何よりも、ただかっこいいに終始しているようなシーンがあって、
読んでいて非常に楽しかった、アメコミっぽいといってもいいのかもしれない