CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】しずかちゃんとパパ

2023-09-22 20:55:27 | ドラマ映画テレビ感想
NHKドラマ10枠で放映されていたけども、
どうやらプレミアムドラマでやってたものの再編集版だそうで、
丁寧なつくりのドラマで、久しぶりにどっぷりと安心できる人情ドラマを見た
そういう気分で見終えたのでありました

ある町の地上げというと、コトになってしまうけども
行政主導のスマートシティ計画が進められ、
その対称土地に住む住人の説得をする役所と、
住人達とのやりとりを描いたドラマではあるんだが、
そこに聾唖の人というキーマンがいて、
そこを中心に街の形を描く物語といった感じだった
作中にも出てくるが、やさしい世界の物語でもある

役者の話にしてしまうと、噺家に聾唖の役をというのが、
うまくもあり面白くもありというところで、
ここが非常に合ってるのもよかったし、
そのキャラクタのおかげで、ちょっと無理というか、物語上重要だが
発達障害っぽい役所の優秀な人と、
聾唖者の娘で社会適応に問題がという人の二人
これを取り巻く優しい世界が、当たり前に近所として生きている姿にしていくのが
物語上そうだなとあっても、説得力のある演技でないとなというあたりが、
パパである鶴瓶の演技が、わざとらしさとか愛嬌とかが、色々と超越している感じなのがよくて
ずっと見てられるように、うまく入っていけたのでありました
でも、合わない人にはまったく響かないかもなぁと思ったのである
どうでもよい心配をしているな

さておいて、ドラマとしては、人情劇であるところと
聾唖者がいる世界、そういう多様性みたいなのが、
説教臭くならないように作られていて、まぁ、とはいえ優しすぎるなと思うところも多々あるんだが、
そういう理想が壊されるという選択肢をどうするか、そこを人情で納めたと
まぁ、そういうお話だったとみていて思ったんだが、
それは解決だったか、そういう受け入れというものを促すとき
そこに人情があるのが理想であるのかとか、色々と考えつつ
そんな難しい話ではなかったはずで、結構どたばたコメディを楽しんだし
露骨な悪いやつが、実はいいやつだったという
物凄い短い間での転換があったり、最近のドラマっぽいなと感じたりしながら
しみじみ見たのでありました

最近、やさしい世界を描いているものに、ただただ弱い