三鬼 三島屋変調百物語四之続 作:宮部 みゆき
どうもシリーズだったようで、
いきなり4巻から読むことになってしまったのだけども、
非常に面白く読み進められました
やっぱり上手い作家さんは、途中から読むとか
そういうのは関係がないのでありますね
物凄く引き込まれて、わくわく読んだのである
内容は、三島屋という袋を商う大店の箱入りお嬢さんが、
色々あったらしく、引きこもりになっているところ
その暇を生かして、市井の様々な不思議話、変調百物語を聞いていくと
そういうものでありました
基本的に台詞で進んでいくというのに、
物凄くありあり風景や、やりとりが浮かんで
舌を巻くというか、驚いてばかりの読書体験でありました
話は、怖い話と、笑い話と、しんみり話と
これまた、バランスよくありまして、
ただ、記憶に残るというか、凄い考えさせられた
あるいは、迫力を覚えたのは表題作でありまして、
棄民の村のようなところでの、
どうしようもないしきたりが生んだ鬼の話で、
こういう、昔話めいたものの裏にある何かを
この話は、現代っぽく語るのではなく
やはり、異形は異形として、そういったもののけがあるのだと
ある種、納得はできないような話なのに
そういうものかなと、これは日本人的なんだろうか
あるいは、牧歌的と呼ぶ何かなのか
皆目検討もつきませんが、怖い、そう思わされたのでありました
実によくできている物語というべきか、
不思議な話の数々で、昔話というのは、こういうものだよなと
少し難しい話も混じるのだけども、なんとも
物悲しいことだとか、怖いことだとか、人間社会の裏が
ぎゅっと詰まっているのが
面白い、読みたくて仕方ないと
しみじみ思い知ったのでありました
てっきり、現代劇的なトリックがあるのかなと読んでいたんだけど
それがなくても、納得できるというか、得たいのしれないものの存在が
面白く感じられたのが、白眉の一冊だと思ったのでありました
面白かった
どうもシリーズだったようで、
いきなり4巻から読むことになってしまったのだけども、
非常に面白く読み進められました
やっぱり上手い作家さんは、途中から読むとか
そういうのは関係がないのでありますね
物凄く引き込まれて、わくわく読んだのである
内容は、三島屋という袋を商う大店の箱入りお嬢さんが、
色々あったらしく、引きこもりになっているところ
その暇を生かして、市井の様々な不思議話、変調百物語を聞いていくと
そういうものでありました
基本的に台詞で進んでいくというのに、
物凄くありあり風景や、やりとりが浮かんで
舌を巻くというか、驚いてばかりの読書体験でありました
話は、怖い話と、笑い話と、しんみり話と
これまた、バランスよくありまして、
ただ、記憶に残るというか、凄い考えさせられた
あるいは、迫力を覚えたのは表題作でありまして、
棄民の村のようなところでの、
どうしようもないしきたりが生んだ鬼の話で、
こういう、昔話めいたものの裏にある何かを
この話は、現代っぽく語るのではなく
やはり、異形は異形として、そういったもののけがあるのだと
ある種、納得はできないような話なのに
そういうものかなと、これは日本人的なんだろうか
あるいは、牧歌的と呼ぶ何かなのか
皆目検討もつきませんが、怖い、そう思わされたのでありました
実によくできている物語というべきか、
不思議な話の数々で、昔話というのは、こういうものだよなと
少し難しい話も混じるのだけども、なんとも
物悲しいことだとか、怖いことだとか、人間社会の裏が
ぎゅっと詰まっているのが
面白い、読みたくて仕方ないと
しみじみ思い知ったのでありました
てっきり、現代劇的なトリックがあるのかなと読んでいたんだけど
それがなくても、納得できるというか、得たいのしれないものの存在が
面白く感じられたのが、白眉の一冊だと思ったのでありました
面白かった
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