わたしを離さないで 作:カズオ・イシグロ
のっけから、「ヘールシャム」という謎の単語が、
当たり前のように出てきて、なんだそれと思いながらも、
読んでいくと、だんだんとその姿がわかってきて、
ああ、そういう感じのお話なのねと思ってたら、
あれ、SF小説じゃん、「ヘールシャム」ってそういうこと
なんて気付いて驚愕を覚えたのでありました
なんかのメタファーとかそういうのは感じなかったけども、
そういうSF設定であることをほのめかすこともなく、
ただただ、よくある思い出話を起点にした、
人間ドラマというか、感情、人間関係のそれこれを描いていて
そこまで書いてから、オチの部分で本当に伝えたかったことは
そうか、そういうことで、
そしてそして、この物語なのかと
なんか、凄い合点がいって驚いたというか
感動したのでありました、感激のほうが近いだろうか
青春の物語でもあるし、人生とは何か、人間とは何かを
考えるようなものでもあったように感じるところ
さりとて、説教臭さはさっぱりなくて、
どこか、悲しげな雰囲気はあるし、やっぱり、悲しい物語なんだけど
不思議と重たさがない、起伏はほとんどないというのに、
なぜかずっと読み続けたくなるような魅力がある
不思議な読書体験をした一冊でありました
この本で、ノーベル賞をとったのだったか忘れましたが、
格調高いという言葉を使いたい
そんな読書となりました、静かで、いい読書だった
のっけから、「ヘールシャム」という謎の単語が、
当たり前のように出てきて、なんだそれと思いながらも、
読んでいくと、だんだんとその姿がわかってきて、
ああ、そういう感じのお話なのねと思ってたら、
あれ、SF小説じゃん、「ヘールシャム」ってそういうこと
なんて気付いて驚愕を覚えたのでありました
なんかのメタファーとかそういうのは感じなかったけども、
そういうSF設定であることをほのめかすこともなく、
ただただ、よくある思い出話を起点にした、
人間ドラマというか、感情、人間関係のそれこれを描いていて
そこまで書いてから、オチの部分で本当に伝えたかったことは
そうか、そういうことで、
そしてそして、この物語なのかと
なんか、凄い合点がいって驚いたというか
感動したのでありました、感激のほうが近いだろうか
青春の物語でもあるし、人生とは何か、人間とは何かを
考えるようなものでもあったように感じるところ
さりとて、説教臭さはさっぱりなくて、
どこか、悲しげな雰囲気はあるし、やっぱり、悲しい物語なんだけど
不思議と重たさがない、起伏はほとんどないというのに、
なぜかずっと読み続けたくなるような魅力がある
不思議な読書体験をした一冊でありました
この本で、ノーベル賞をとったのだったか忘れましたが、
格調高いという言葉を使いたい
そんな読書となりました、静かで、いい読書だった
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