鉄道員 作:浅田次郎
古い名作ということで読みました
恥ずかしながら、話題になった映画も見ていないので
なかなか新鮮な気持ちで読み終えたと思われます
というか、こんな短い話だったのか
短編集だったのかと、さまざまに驚いたものであります
本としては、先の通り短編集でありまして
何かしら共通点のある話が集まっているのかと
期待というか、勝手に想像していましたところ
まったく関係ない話がつらつら掲載されていまして、
強いて言うと、幽霊というか、霊魂というか、
そういったものがよく出てくるという印象
実際は、そればかりでもなく、全体的に
うすら暗いというか、いわゆる辛気臭い話が多いのでありました
図書名であり、もっとも有名な「鉄道員(ぽっぽや)」については、
ある鉄道員の最期を描いた内容でありまして
話の途中というか、ある瞬間から、そんな話じゃないかなと
気づかされるような内容であります
特にここがすごいとか、ものすごい感動するとか
正直そんなこともなく、
相当に淡々として、起伏はほとんどないような
静かな印象でありました
映画は、どうやってそんな感動大作にしたんだろうかと
わかりませんが、ともかく、小説は
かなりあっさりとして、さりとて余韻のあるよい内容でした
そのほかについても、だいたいが、
現世で何かしら悲しい目や、苦しい境遇にあり味方がいないという状況で
唯一の味方のようにして、故人がひょいとやってきて、
あれこれ諭してくれるようなそんなお話
特に「角筈にて」というのが、なかなか素敵でありまして
いろいろな後悔や存念というのをうまく昇華してくれるような
これは人情として理解しやすい
いや、私が好きな話だと気に入って読んだ次第
もう一つ、「伽羅」というのも、
ちょっとした姉萌え小説のようで素敵でありました
もうちょっと何かあってもよかったのか、
それともと、あれこれ考えさせられる素敵さで
これはもう、中身がどうしたとかよりも
ただただ、美しくて麗しいと、そこだけで十二分に読めるといった
そんなお話であります
そのほかも、案外破天荒というか、
ちょっと理解に苦しい話なんかもありまして
短編種として、まとまりはなくとも
面白く読めたのであります
古い名作ということで読みました
恥ずかしながら、話題になった映画も見ていないので
なかなか新鮮な気持ちで読み終えたと思われます
というか、こんな短い話だったのか
短編集だったのかと、さまざまに驚いたものであります
本としては、先の通り短編集でありまして
何かしら共通点のある話が集まっているのかと
期待というか、勝手に想像していましたところ
まったく関係ない話がつらつら掲載されていまして、
強いて言うと、幽霊というか、霊魂というか、
そういったものがよく出てくるという印象
実際は、そればかりでもなく、全体的に
うすら暗いというか、いわゆる辛気臭い話が多いのでありました
図書名であり、もっとも有名な「鉄道員(ぽっぽや)」については、
ある鉄道員の最期を描いた内容でありまして
話の途中というか、ある瞬間から、そんな話じゃないかなと
気づかされるような内容であります
特にここがすごいとか、ものすごい感動するとか
正直そんなこともなく、
相当に淡々として、起伏はほとんどないような
静かな印象でありました
映画は、どうやってそんな感動大作にしたんだろうかと
わかりませんが、ともかく、小説は
かなりあっさりとして、さりとて余韻のあるよい内容でした
そのほかについても、だいたいが、
現世で何かしら悲しい目や、苦しい境遇にあり味方がいないという状況で
唯一の味方のようにして、故人がひょいとやってきて、
あれこれ諭してくれるようなそんなお話
特に「角筈にて」というのが、なかなか素敵でありまして
いろいろな後悔や存念というのをうまく昇華してくれるような
これは人情として理解しやすい
いや、私が好きな話だと気に入って読んだ次第
もう一つ、「伽羅」というのも、
ちょっとした姉萌え小説のようで素敵でありました
もうちょっと何かあってもよかったのか、
それともと、あれこれ考えさせられる素敵さで
これはもう、中身がどうしたとかよりも
ただただ、美しくて麗しいと、そこだけで十二分に読めるといった
そんなお話であります
そのほかも、案外破天荒というか、
ちょっと理解に苦しい話なんかもありまして
短編種として、まとまりはなくとも
面白く読めたのであります
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