CLASS3103 三十三組

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【読書】ブランド力 今、企業や自治体に求められている大切な価値

2020-04-13 21:14:33 | 読書感想文とか読み物レビウー
ブランド力 今、企業や自治体に求められている大切な価値  著:関野 吉記

マーケティングではなく、ブランディングを行うこと
それは、こちらから押し付けるのではなく、相手にそう思われること

なんていう感じで、ブランドを作るということがどれくらい重要で、
どんなに大変か、そのあたりをさらっと解説した本でありました
本の大半で、ブランディングの重要性をうたっていて
それはなるほど理解できると思うものの、
様々な企業が、ブランディングをしたという話、
そして、どれほど頑張ってそれを行ってきたかというところが多くて
手法や、技術といったもの、
ブランディングをどうするものかについては
まったく触れられていないのが残念でありました
もっとも、そういうことを仕事にしている人の本なので、
やりたかったら、私を雇いなさいと
まぁ、そういう感じなんだろうとも思ったりしてしまうのである

おたふくソースと秋田県での事例というか、
実際に培われてきた様々なお話が披露されていて
そのあたりが興味深いところでありましたが
人にどう思われるか、それが見えない価値を生むのだと
その大切さがこんこんと説かれているのでありました

おたふくソースの快進撃はなかなか面白いところが多くて、
おたふくソースを売るには、お好み焼きを広めることが重要だと
商品を売り込むよりも、お好み焼きを売り込むことに
全力を傾けてきたかのようなお話が凄いよかった
将を射んとするならというお話でもないんだが、
遠回りのようで、それが一番よい方法だと
信じて疑わない躍動感というか、強い信念が、よい結果を生んでいるんだろうかなんて
思ったり感じたりしたのでありました
海外展開に野望を燃やしているところとか
なんというか、本当にわくわくしてしまう

一方、秋田県のほうも地味なようで
実直な働きを行っているのだそうで、
これはどれくらいの結果が出ているか、もうひとつわからないのだけども、
秋田と名のつく様々なものが出てくるのに、
肝心の秋田県については、あまり知られていないというのが
大変残念なことだったようでありますけども、
それを払拭するために、地元のよいところを最大限に生かす努力を
相当に続けているのだそうで、なかなか興味深いところでありました

個人的には、セラミックバレーという名前で
美濃を売り出しているという話が衝撃的で
もっと、その話を読みたかったとか、個人の趣味的に思うところもあったけど
まぁ、とりあえず読んだとメモっておこうと書いたのであります


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