CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

功名が辻 秀吉謀反

2006-05-08 08:44:47 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
大型連休にもめげず放映されておりました

個人的には、その前のダーウィンがどうしたという番組の
ミツバチに関する話も面白かったのでありますが
また別の機会に触れるとして
今週の功名が辻、非常に面白かったのであります

開始から半ばくらいまでは
もう、主役は秀吉で、この番組は
新太閤紀ではないかと感じていたのですが
まさか、それが壮大なフリだとは気づかず
すげぇ楽しめました
秀吉の活躍と栄達っぷりがまばゆいところ
光秀の陰気との対比もすごい綺麗に出ておりましたし
権六とのいざこざも、触れる程度とはいえ
確執が深まってきた印象もできました
謹慎中の不安な様もすげぇよく出ていたし
半兵衛の機転でうまいこと回避するあたりの
人たらしとして、また、腹黒い秀吉の様が
すげぇよく出ていて面白かった
特にねねに無理やり宴を盛り上げさせようとかするあたりの
必死っぽさと、自害しようとするねねに
「おみゃぁの亭主は百姓あがりだでしつこいでよぉ」と
今までで1番スマートでステキな名古屋弁炸裂
すばらしい、秀吉
あんたが主役だぜまったく

と、その宴については、千代のはっちゃけぶりと
置いてけぼりみたくなった一豊の姿がステキで
なんというか、この亭主役に立たねぇなぁと
やれやれ思って、他の方々の華々しいところが
えんえんと流れる

そして、舞台は一変
松永彈正の謀反説得という大役をおおせつかるところ
ここで、できたのかと思わせて
豪快な失敗をしでかす一豊
そこに嫌味をこれでもかと浴びせる秀吉
すばらしい、この挫折感というか、なんともいえない
後味の悪さがとてもすばらしいと感激でありました

相変わらずサラリーマン時代劇だわと
せつせつ見ておりましたが、今回の一件は
順風満帆に見えた街道にかげりがさして
やがて、上司に疎まれていくというひきがねになった
ステキエピソードだったように思われます
もっとも、彈正のところに一豊よこすという選択は
ちょとねぇだろうと思うんだが
まぁ、いいか、爆発も面白かったし
平蜘蛛も出ておりましたが、もそっとあれの説明があったら
ステキだわとか、最近へうげもので知ったばかりのくせに
思うところであります

へこたれてしまう一豊は
その秀吉に誉められた槍さばきにてそれなりの功名を立てる
あの心中の乱れっぷりはすばらしいと思うのです
その落ち込むところを、金八先生とヨメちゃんに
さとしてもらう、あの情けなさも合わせて
一豊の受難がすげぇよく書かれていた気がします
凡庸な亭主殿で、力一杯でもなく生きておるのだな
そしてそれを支えているのは妻でありますと
馬を買ったとか、智恵を授けたとかよりも
何よりな内助ぶりであったと感じられました
ステキ

そして、秀吉陣営としては
いよいよ如水も出てきて面白さがきわまってくるところ
戦国時代の1番面白いところを
ずずいっと描いていく、楽しい時代劇でありましたとさ

一豊が、というか、主人公達が
たいして活躍しなくてもよいというのが
またステキな気がします
次週の信長が見物だわと、このあたりで感想とさせていただきます


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