ユニクロ 著:杉本貴司
タイトルの通り、ユニクロの半生記というか、
始まりから今までを柳井正をはじまりにして、発展に携わった人たちの
栄光と挫折を描いたものでした
世代的に、ユニクロとともに年を食ってきたといった感じなんだが、
ファッションに疎かったので、こんなことがあったり、
そんなこんなだったのかと知らないことも多くて
大変面白かった
ユニクロのなりたちも面白いのだけども、
柳井正という人の経営哲学や、ユニクロが成功した事例、失敗した事例それぞれの紹介が
なかなかに読み応えがあってとてもよかった
ここに書かれていない失敗がもっとたくさんありそうなので
そのあたりも興味深いと思わされたのだが、
特に、野菜販売事業失敗のくだりとか、服を売る以外の部分のことが
結構気になったというか、知りたいなと思ったのだが
服を売るということだけでも、相当に失敗と成功を繰り返していて
大したもんだなと感心しきりであった
学生時代は、わりと、のらりくらりというか、
そんなすごみの在る人ではなかったようだけども、
ユニクロを形作っていく途中で、柳井正という人もまた形作られていくというのが
いささか、物語にすぎると思いつつも、非常に面白くて
成功は結局のところ、ユニクロという概念をちゃんと発揮した時で、
それを上っ面だけで動かしたときが、だいたい失敗という
わかりやすいといえばわかりやすいんだが、
これもまた、観念的な話しだから、もっと現実的というか
理論に落とし込んで理解しないと、商売というものはわからんのだろうなと
読みながら、頭を使ったのでありました
世界戦略も、まだまだ一進一退のようだし、
凄いメジャー企業というイメージかと思っていたけど、
未だに危ない橋を渡るでもないが、結構危なっかしい戦いをアメリカで続けていたり
大変なんだなと、それをまだまだ率いている柳井正の凄さと
そこに見いだされてきた男たちのすごみが感じられたのでありました
少し前に読んだ本で、これからは何社も転社してこそという話しがあったけど、
ユニクロを支えている人たちが、まさにそんな感じで、
自身の仕事というものを理解して、それをしにきている、
していくというのが重要なんだなと思い知らされるのであった
また、その対比のように、かつての苦しい時代を支えてきた人たちが、
立ち去っていく姿というのも、必然であり、悲壮もあるのだけど
そういうものだよなと思わされて、非常によい本だったと思うのである
タイトルの通り、ユニクロの半生記というか、
始まりから今までを柳井正をはじまりにして、発展に携わった人たちの
栄光と挫折を描いたものでした
世代的に、ユニクロとともに年を食ってきたといった感じなんだが、
ファッションに疎かったので、こんなことがあったり、
そんなこんなだったのかと知らないことも多くて
大変面白かった
ユニクロのなりたちも面白いのだけども、
柳井正という人の経営哲学や、ユニクロが成功した事例、失敗した事例それぞれの紹介が
なかなかに読み応えがあってとてもよかった
ここに書かれていない失敗がもっとたくさんありそうなので
そのあたりも興味深いと思わされたのだが、
特に、野菜販売事業失敗のくだりとか、服を売る以外の部分のことが
結構気になったというか、知りたいなと思ったのだが
服を売るということだけでも、相当に失敗と成功を繰り返していて
大したもんだなと感心しきりであった
学生時代は、わりと、のらりくらりというか、
そんなすごみの在る人ではなかったようだけども、
ユニクロを形作っていく途中で、柳井正という人もまた形作られていくというのが
いささか、物語にすぎると思いつつも、非常に面白くて
成功は結局のところ、ユニクロという概念をちゃんと発揮した時で、
それを上っ面だけで動かしたときが、だいたい失敗という
わかりやすいといえばわかりやすいんだが、
これもまた、観念的な話しだから、もっと現実的というか
理論に落とし込んで理解しないと、商売というものはわからんのだろうなと
読みながら、頭を使ったのでありました
世界戦略も、まだまだ一進一退のようだし、
凄いメジャー企業というイメージかと思っていたけど、
未だに危ない橋を渡るでもないが、結構危なっかしい戦いをアメリカで続けていたり
大変なんだなと、それをまだまだ率いている柳井正の凄さと
そこに見いだされてきた男たちのすごみが感じられたのでありました
少し前に読んだ本で、これからは何社も転社してこそという話しがあったけど、
ユニクロを支えている人たちが、まさにそんな感じで、
自身の仕事というものを理解して、それをしにきている、
していくというのが重要なんだなと思い知らされるのであった
また、その対比のように、かつての苦しい時代を支えてきた人たちが、
立ち去っていく姿というのも、必然であり、悲壮もあるのだけど
そういうものだよなと思わされて、非常によい本だったと思うのである