話題作とは、言い過ぎかもしれないが
なんかやたら評判よいとのことで、近所の封切二日目に見てきたのである
いやー面白かった、久しぶりに時代劇っぽいもんを見た
時代劇を扱っているというだけで、
実際は時代劇ではないし、ある種の楽屋落ち話しのようでもあるなと思ったけど
変にあれこれと考えさせられるようなこともなく、
幕末の侍がタイムスリップしてきて、現代で時代劇の切られ役をやってて、
なんとか生きていくという姿を見た
と、まぁそんな感じで、斜陽である時代劇への悲しみもあるんだが
それがメインというわけでもなく、ほどほどのコメディといったらいいか、
往年の邦画によくある笑いのシーンというのがいくつもあって、
ほのぼのとみられる大変良い映画でありました
なによりも、主役というか、主題が殺陣なのがとてもよかった
見ている層もかなり年齢高めだったからか、
館内で笑いが割と起きるというのも、視聴環境としてよかった気がする
主演の山口馬木也さんは、個人的にはとても好きな俳優さんで、
かつては、剣客商売で大治郎やってただけあって、殺陣はお手の物と
わくわくしながら見ていたわけだけども、流石にあれから年齢を重ねているからか
佇まいが素晴らしいと思うものの、やや迫力にかけるなとか思ったのであったが後述、
渋みのあるいい殺陣だし、殺陣を学ぶシーンによって、殺陣と剣術の違いがわかりやすい
八相に構えてからの上段が振りかぶりではなく、天を突くようにするという
後ろの役者さんに配慮するそれであるとか、素人にも優しい解説が
これまた物語としてもキーというか、ある種の象徴になってて大変よかった
ネタバレというほどでもないと信じるが、後半、その殺陣ではない上段を振るシーンがあって
この対比が見事だなと感激したのである
あとは、細かな部分でも、刀の重さが伝わる演技というか動作だとか、
切っ先の振れをいかになくして、竹光を本物のように見せるかというあたりが
凄くよいなと感激したのである、このあたりも昔は当たり前だったんだろうけど
今となっては、ロストした技術なのかもしれんな
笑いのシーンにも、殺陣をやたら使っていてというか、
わかりやすいギャグが用意されていて、
切られ役のオーディションというか、試験なのに気づくと切ってしまっているみたいな
天丼が相当数のパターンで披露されるのが、テンポいいギャグでもあるし、
あんだけのバリエーションの殺陣も大変だなとも思うしと
かなり面白く笑わせてもらったのであった、秀逸だったわ
最終的にその殺陣をめぐって、大型映画の最終シーンに秘策というか、
ある提案がなされて、そこからの緊張感と、入れ子式になった
殺陣を見ているのに、殺陣とは思えないようなシーンを映画として見るという
不思議なそれがすごくよかった
このあたり、撮り方というか、手法としてベタだなと思うんだが、
それこそが演出と殺陣というものだよなと思い知らされるようで
実に面白くて楽しかったのである
クライマックスも見事だったが、そのあとのオチに向かうシーンも
小気味のよい笑いで〆てる感じがとても健やかで、いい映画、物語を見たなと
なんかとても感激して見終えたのでありました
なによりも、このラストのために、序盤の殺陣シーンの迫力を抑えていたんだなと
そう結論づけたのである、山口さんの殺陣、すごみがあってやっぱり好きだわ
なにせ楽しかった、時代劇いいなーと思う一作であったわ
まぁ、時代劇じゃないんだけども
なんかやたら評判よいとのことで、近所の封切二日目に見てきたのである
いやー面白かった、久しぶりに時代劇っぽいもんを見た
時代劇を扱っているというだけで、
実際は時代劇ではないし、ある種の楽屋落ち話しのようでもあるなと思ったけど
変にあれこれと考えさせられるようなこともなく、
幕末の侍がタイムスリップしてきて、現代で時代劇の切られ役をやってて、
なんとか生きていくという姿を見た
と、まぁそんな感じで、斜陽である時代劇への悲しみもあるんだが
それがメインというわけでもなく、ほどほどのコメディといったらいいか、
往年の邦画によくある笑いのシーンというのがいくつもあって、
ほのぼのとみられる大変良い映画でありました
なによりも、主役というか、主題が殺陣なのがとてもよかった
見ている層もかなり年齢高めだったからか、
館内で笑いが割と起きるというのも、視聴環境としてよかった気がする
主演の山口馬木也さんは、個人的にはとても好きな俳優さんで、
かつては、剣客商売で大治郎やってただけあって、殺陣はお手の物と
わくわくしながら見ていたわけだけども、流石にあれから年齢を重ねているからか
佇まいが素晴らしいと思うものの、やや迫力にかけるなとか思ったのであったが後述、
渋みのあるいい殺陣だし、殺陣を学ぶシーンによって、殺陣と剣術の違いがわかりやすい
八相に構えてからの上段が振りかぶりではなく、天を突くようにするという
後ろの役者さんに配慮するそれであるとか、素人にも優しい解説が
これまた物語としてもキーというか、ある種の象徴になってて大変よかった
ネタバレというほどでもないと信じるが、後半、その殺陣ではない上段を振るシーンがあって
この対比が見事だなと感激したのである
あとは、細かな部分でも、刀の重さが伝わる演技というか動作だとか、
切っ先の振れをいかになくして、竹光を本物のように見せるかというあたりが
凄くよいなと感激したのである、このあたりも昔は当たり前だったんだろうけど
今となっては、ロストした技術なのかもしれんな
笑いのシーンにも、殺陣をやたら使っていてというか、
わかりやすいギャグが用意されていて、
切られ役のオーディションというか、試験なのに気づくと切ってしまっているみたいな
天丼が相当数のパターンで披露されるのが、テンポいいギャグでもあるし、
あんだけのバリエーションの殺陣も大変だなとも思うしと
かなり面白く笑わせてもらったのであった、秀逸だったわ
最終的にその殺陣をめぐって、大型映画の最終シーンに秘策というか、
ある提案がなされて、そこからの緊張感と、入れ子式になった
殺陣を見ているのに、殺陣とは思えないようなシーンを映画として見るという
不思議なそれがすごくよかった
このあたり、撮り方というか、手法としてベタだなと思うんだが、
それこそが演出と殺陣というものだよなと思い知らされるようで
実に面白くて楽しかったのである
クライマックスも見事だったが、そのあとのオチに向かうシーンも
小気味のよい笑いで〆てる感じがとても健やかで、いい映画、物語を見たなと
なんかとても感激して見終えたのでありました
なによりも、このラストのために、序盤の殺陣シーンの迫力を抑えていたんだなと
そう結論づけたのである、山口さんの殺陣、すごみがあってやっぱり好きだわ
なにせ楽しかった、時代劇いいなーと思う一作であったわ
まぁ、時代劇じゃないんだけども