地面師たち ファイナル・ベッツ 作:新庄耕
なんか、ドラマが流行ってるそうだが、見ることがかなわないので
とりあえず小説を読もうと最新作を読んだのでありました
ある地面師が、新たなチームを作って、
次の詐欺を始めるというお話だったのだけども
個人的にはちょっと消化不良というか、気になるところが
置き去りになってしまったように感じて、もやっとしたんだが
全体的には、結構はらはらして、大変楽しめたのでありました
今作のある意味主人公といえるであろう
元Jリーガーのギャンブル狂いの男というのが面白くて、
この男が地面師のチームに入って、その仕事に手を染めていくと
まぁそういう話ではあるのだが、
その知能犯的なそれを割とそつなくこなしつつも、
生来のギャンブラー気質がよくない方向に発揮されそうになったり、
なんというか、この危うさというのが、見ていて大変楽しいのでありました
そのぎりぎりをなんとかくぐりぬけて、
それがまた、彼をギャンブルに駆り立てるみたいなことが
なんとなく、読んでいて手に取るようにわかるのも楽しくて
ラストシーンとか、いかにもそういう舞台だなという
ちょっと、さすがにそれはどうかと思うみたいなオチになるんだけど
それはそれとして、一貫してるなと思わされるキャラクタで見事だったと感心したのであった
金を稼ぐという方法や手段としての地面師だと思ったが、
登場人物の大半が、金というよりも、そのスリルを楽しむためにやっているような
大変不純な危険さをもっているのが魅力的で、
おいかける警察方面も、地道な捜査で追い詰めていくという
実によい仕事をしているけど、それをあざ笑うでもなく、
追いかけられているのを知って、なんとか逃げながら、でも、
獲物からは離れないという、とっとと逃げればいいのにそれはしないという危うさが
また、なんだかんだ楽しくさせられるのでありました
オチというか、まぁだいたいこんなところに落ち着きそうだなと
そういう感じで実際落ち着いた物語ではあったんだが、
不審死が多すぎるのと、あの人その後どうなったのというのが
何人か投げっぱなしになってるのがものすごく気になってしまい
たぶん今後補完されることもないだろうし、そのオチだけ知りたいなと思ったりしたんだが
まぁ、とりあえず、楽しんで読み終えたので、よい小説だったと
メモっておきたい
なんか、ドラマが流行ってるそうだが、見ることがかなわないので
とりあえず小説を読もうと最新作を読んだのでありました
ある地面師が、新たなチームを作って、
次の詐欺を始めるというお話だったのだけども
個人的にはちょっと消化不良というか、気になるところが
置き去りになってしまったように感じて、もやっとしたんだが
全体的には、結構はらはらして、大変楽しめたのでありました
今作のある意味主人公といえるであろう
元Jリーガーのギャンブル狂いの男というのが面白くて、
この男が地面師のチームに入って、その仕事に手を染めていくと
まぁそういう話ではあるのだが、
その知能犯的なそれを割とそつなくこなしつつも、
生来のギャンブラー気質がよくない方向に発揮されそうになったり、
なんというか、この危うさというのが、見ていて大変楽しいのでありました
そのぎりぎりをなんとかくぐりぬけて、
それがまた、彼をギャンブルに駆り立てるみたいなことが
なんとなく、読んでいて手に取るようにわかるのも楽しくて
ラストシーンとか、いかにもそういう舞台だなという
ちょっと、さすがにそれはどうかと思うみたいなオチになるんだけど
それはそれとして、一貫してるなと思わされるキャラクタで見事だったと感心したのであった
金を稼ぐという方法や手段としての地面師だと思ったが、
登場人物の大半が、金というよりも、そのスリルを楽しむためにやっているような
大変不純な危険さをもっているのが魅力的で、
おいかける警察方面も、地道な捜査で追い詰めていくという
実によい仕事をしているけど、それをあざ笑うでもなく、
追いかけられているのを知って、なんとか逃げながら、でも、
獲物からは離れないという、とっとと逃げればいいのにそれはしないという危うさが
また、なんだかんだ楽しくさせられるのでありました
オチというか、まぁだいたいこんなところに落ち着きそうだなと
そういう感じで実際落ち着いた物語ではあったんだが、
不審死が多すぎるのと、あの人その後どうなったのというのが
何人か投げっぱなしになってるのがものすごく気になってしまい
たぶん今後補完されることもないだろうし、そのオチだけ知りたいなと思ったりしたんだが
まぁ、とりあえず、楽しんで読み終えたので、よい小説だったと
メモっておきたい