CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

花燃ゆ  夫の忘れがたみ

2015-09-13 20:44:11 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」
視聴完了いたしました
なんか、あっという間に長州が勝ってしまって、
藩籍奉還とかなってたんだけども、
なんだろうか、もうちょっとなかったのか
どうなんだ

そう思ったりしつつも、いきなり伊之助様が
大活躍というか、あんなに偉い人になってたのかと
改めて思い知ったりしながらでありました
桂さんが、なんというか、ちょっとしか出てこないから
長州の、この時期の立ち回りがよく見えてこない
そこが見たいのにと思うのでありますが、
塾生が出てこないので仕方ありませんね
せめて、伊藤あたりは追って欲しいんだけどな

さて、血の繋がらない息子とはニアミスで終わって
今後、久坂家をその子供が建て直すというか
引き継ぐという話を聞いていたのでありますが
どうなるやらわからないまま、
まぁ、すでに久坂の家の女という身分でもなさそうなので
それはそれでいいのかしらとも思うのであります
それでも、思い出シーンでの若さというか
あれから、結構な時間が経過したなと
思い知るにいたるのは
やっぱり大河ドラマの醍醐味であります
演技がちゃんと変わっているというのが
とても好きでありました
上手いんだよなぁ井上さん

そんなことを思ったり感じたりしながら
長州がどう畳まれていくのか
眺めつつ、さらに、どうやって
姉の後添えになるのか
見ていこうと思うのでありました
本当、どうやってそうなるんだろうか

【読書】土漠の花

2015-09-12 13:17:26 | 読書感想文とか読み物レビウー
土漠の花  作:月村 了衛

かなり面白い小説でありました
あっという間に読み終えたというか、
次々と進めたくなるいい小説だった
アクション映画というか、戦争モノの映画を見ている気分でありました

というわけで、内容は、ソマリランドあたりで
自衛隊の空挺団が遭難というか、
地元の部族に襲われて部隊壊滅という状態から
少人数で、なんとか基地まで帰ろうと
あれこれ艱難辛苦に挑んでいくという
まぁ、ともかく大変なものでありました

読み解こうと思うと
それなりのポリシーみたいなのも読めてしまうんだけども
そういうのは置いておきまして、
ただただ、アクションものというか
戦争ものとして、たとえてしまうのは
悪手と知りつつも、ブラックホークダウンだとか、
プライベートライアンだとか、プレデターだとかを思い出すような、
展開と描写がすばらしかったのでありました
本当、すげぇ楽しんでしまった

銃器がばんばん活躍したり、
自衛隊内の闇なんかも少しでてくるわけだけども、
それぞれが、各隊員のバックボーンとして語られていき
まぁ、よくよく考えてみると、犠牲を美談化しすぎかもと
思わなくもないが、かっこいい展開に、
ただ純粋に読みふけって、のめりこめたのであります

なんか、やたらと合気道がプッシュされていたのが
不思議といえば不思議でありましたけども、
アクションの手早さとかっこよさが見事で
手に汗握るというではないが、ありあり想像をかきたてられながら
読み終えたとそんな按配であります

楽しさだけが残ったという感想は
あまり褒めていないようでもありますけども、
下手にあれこれ考えさせられるよりも
この読後感は、とても好ましいと思ったのであります

【読書】営業の悪魔

2015-09-08 20:43:38 | 読書感想文とか読み物レビウー
営業の悪魔  作:長谷川 千波

以前にも似たような感じの営業マンが、
あれこれと成長していくという小説を借りて
ビジネス読本のような内容を描くそれを読みましたが
手法的にはまったく一緒でありました
対面販売、アポとり駆け込み、飛び込みと
それぞれの営業について、トップセールスは
どんなことをしているか
それについて、狂言回しであり素人でろくでなしの主人公が
あれこれ質問しつつ、やがて、それを
少しずつ理解していくといった
まぁそういうお話でありました

やっぱり、そういう性格上、
小説としてはもう一つといってしまったら
駄目なのかもしれませんが、なんというか、
結局、それはどうなんだと思わなくもないオチで、
あんまりよくわからないというか、
最終的にあまりにも現実に近づけすぎたのか、
それなりのポジションの人は、よい悪いとかで
単純にわけられないそれだと示したのか、
ただそこまで描く必要がなかったのか
わからないのでありますけども、消化不良に
感じたのでありました

それよりも、やはり中身をとなると
営業のかけかた、についてはなるほどと
うなずくところがあるものの、
この本のよいところは、狂言回しの営業マンが
ああ、まるで俺のようだ…
などと、反省を促されるほどの阿呆っぷりで
その感情移入といってはあれだけども、
自分を少しはなれて見てみるかのようで
これもまた、苦行であるなと感じたのでありました
この主人公が、
いちいち駄目な部分というのが、
逐一自分の駄目な部分と一緒でありまして、
まぁ、なんだろう、そうだよなぁと
あんぐりするのであります

飛び込み営業の部分は、あまりにも
自分がやった営業と違いすぎるので
その心構えの部分すらもよくわかりませんでしたが、
それ以外のところ、結局、
一対一で商談するというそれにおいてどうか
そこには、示唆するものがあったように
感じたりなんだったりなのでありました
まぁ、相手のニーズを汲み取るという
そこに全霊をかけるべきはもっともで、
作品としても、その一番最初に出てきた、
アポをとって、売り込むというスタイルの部分が
一番細かく丁寧に、読み込めたように思うのでありました

【読書】ナイルパーチの女子会

2015-09-07 21:21:42 | 読書感想文とか読み物レビウー
ナイルパーチの女子会  作:柚木 麻子

前回の直木賞候補で、相当の支持を受けていた一冊
読み終えました、確かに面白い、凄く引き込まれて、
やめどころがわからない読書だった
けど、二度と読み返したくない
そう思うほど、なんというか、
心を引っかき傷なんていう、生易しいそれではないもので、
グサグサにされたといったらいいか、
ともかく、読むだけで痛々しい、何か迫るというか、
責めてくるかのような印象が、
もう、酷いけど面白かったのであります

似たような経験を、そういえば
朝井リョウの何者で味わったなと思いつつ、
こちらのほうが、なんというか、より怖いというか
自意識と他人の認識のすり合わせができないという、
誰にでも覚えがあるであろうそれを、
露骨にというか、特に酷いほうへと舵を切って
もう、いたたまれないことこの上ない生活が、
やがて、恐ろしい現実となっていくというか
精神が破綻していくかのようなそれに、
なんというかな、うならされたのでありました
ただ、怖い

そんなわけで、他人との生き方、接し方について
あれこれと思いめぐらせる機会を与えてくれるというか
強制的に考えさせられる内容に
まぁ、ともかく、読み終えて面白かったが
ひたすら疲れたと感じたのでありました

そういうわけで、文章がどうしたとか
描写がなにかしらなんていう、
いつも目に付くようなところはすっ飛ばしになって
内容がダイレクトに刺さってきたと
そんな按配でありました
これはこれで一つだなぁと思いつつ、
これを読まされると、他の作品読むのが怖いなと
なんとなし思わされたりしてしまったあたり
ちょっとした、トラウマを植えつけられたかのようで
なんとも恐ろしいとメモっておくのでありました
3時のアッコちゃんと同じ人が書いたのか、
いや、書きそうだなとも思うけども、
もう少し、手心を加えて欲しかったと
思ったりしたのでありました
見事であります

花燃ゆ  高杉晋作の遺言

2015-09-06 20:37:59 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」
視聴完了であります
とうとう中盤の主役、高杉がいってしまった
今後は小田村さまが引っ張ってくれるのか
もう一人くらい誰か挟むのか、
わかりませんけども、文は自由に出世していて
なかなか楽しそうなのでありました

しかし、すっかり偉くなってしまったというか
明らかにやりすぎだろうというくらい
子育てに干渉しすぎというか
それは武家としてどうなんだと思わなくもないのですけども
まぁ、楽しそうなのでよいとしておくのであります
このあたりは、あまり考えてはいけないのでありますね
さらりと、書を諳んじさせているのはいいのですけども
なんだろうかしら、殿様っぽくない
そして、これを踏み台にして自分の子供育てそうで
なんというかな、
いや、そもそも自分の子供をどうしたとか
考える自由はないんじゃないか
考えてしまったのであります
でも、久坂の家を復興するからそれはそれで
いいんだろうかな、でも、その際は
やっぱりどっか後見人がいるよなぁとか
あれこれ

あんまり視聴率もよくないから、
そんなに問題にならないかしらとも思うのでありますが、
子供がないからと、姫さまになじられているシーンなんかは
結構、冒険的といってはアレだが、
NHKにしては随分なそれだなと思ったりもしてしまうところ
そういう時勢であるので、なんら文句はないんだが
これまた、けちつけられるとかなわないなんて
感じるこころ

そんな、散文きわまりない感想でありますが
とりあえず、長州がいよいよ出張っていったと
そこだけわかったので、ここから
会津を追い詰めていく様とか見られるのか、
山県とかの悪辣ぶり、いや、活躍が見られるのか
気が気でないんだが、待ちたいと思うのでありましたとさ

五度目の台湾旅行 4 猫空ゴンドラ

2015-09-05 21:37:33 | 五度目の台湾旅行(2015)
というわけで、台湾旅行二日目に入りました
初日は割りとあっさり終わらせたというか、
到着時間が遅かったから仕方ないのですけども
翌日からはばりばり移動と観光をと意気込んでおりました

わき目も振らず、観光護照こと、TAIPEI PASSを購入
これが大きな間違いだったとすぐに気づくこととなるのですが
意気揚々と、西門町駅で片言北京語で購入
駅員さんが、こいつ本当にこれの意味わかってるのかと
何度か英語で説明されたのでありますけども
気にしないのである


片道30分くらいだったと思いますが、
到着しました、猫空ゴンドラ駅
事前に調べておかない私が悪かったのですけども
始業が8時30分からと結構ゆっくりでありまして、
仕方ないので、駅周辺をうろうろ


駅近くには、やっぱり廟があるもので
ありがたくお手をあわせて、どことなし
シーサーにも見える狛犬というか、それを眺めつつ


猫もいないところだから、猫空と名づけられたと
そんないわくを思い出したけども、
思いっきり猫おるやないか、かわいいなもう

さて、そんなわけで、始業になったので一目散に突撃
ここで、先ほど買った観光護照でフリーパスと思ったら
ゴンドラ用のやつは別だったと伝えられて驚愕
なんだよ、なんのために高いやつ買ったんだ俺
呆気に取られてしまったのでありますけども仕方なし
ここまで来て載らないという手はないので
普通に支払って乗り込んだのであります
こうなると、当然のようにして名物狩をしようと



クリスタルゴンドラに一人で乗ったのでありました
わーい、朝一番だから一人で載せてくれたぜ
喜んでいいのかどうか、わかりませんが、ともかく
足下が透けるそれで、ぐんぐんと頂上を目指します
今回は頂上までいって、指南宮にはバスで移動しようと
そんな計画でありました


途中、とんでもない深い谷を見たり、
遠目に指南宮が見えたりとやたら風情というか、
旅情がもりもりしてきて大興奮
いよいよ到着して、猫空の山の上をうろうろ開始するのでありました


猫空に猫はいなかったけども、キャラクタがおりました

次記事 5 猫空の山中を行く

前記事 3 松山慈祐宮と台南陽春麺

【読書】会津武士道

2015-09-04 20:47:18 | 読書感想文とか読み物レビウー
会津武士道  著:中村彰彦

どっかでビジネス書としても秀逸
などと歌われていたので読みました
全然ビジネスと関係ないようなというか、
関係させようと思えば
なんだってできるじゃん
とか思ってしまったんだが、
それとは別に、武士道として、また
会津の生き様について非常によくまとまっていて
大変勉強になったのでありました
凄い面白かった

主に「大河ドラマ 八重の桜」の知識しか、
幕末会津について知らない私でありましたが、
この本で、会津の成り立ち、そして、
そこで育まれた会津武士道について、
非常にわかりやすく、そして、書かれている内容が
ものの見事に、八重の桜で再現されていたと
なんか、感慨深いようでじっくり読み込んだのでありました

藩祖保科正之から始まる、会津松平の成り立ち
古くは、高遠からやってきたというあたりから説明があり、
その後、厳格な武士としての規範が示されていった
家光の信任を一身に受けて、会津が規範となっていった
このあたりの華々しさも見事ならば、
それから、幾多の困難を乗り越えていく
見事な差配、政治もさることながら、
そこから忠義が形作られていくのが
これまた、まさに武士道といっていいのか、
日本人の琴線にふれるそれで楽しかったのでありました

それぞれの時代の会津を率いた
偉人が紹介されているなか、
後半というか、終盤には幕末の武士たちが登場して、
これらが、まさに八重の桜のあの人々というわけで
特に山川兄妹の話なんかは、
もっと八重の桜でやって欲しかったと思うほど
凄いエピソードだらけで驚きました

あとは、会津の逆賊の汚名を晴らすために
山川大蔵ががんばっていたこと、
その背景と事実は、ドラマでは難しかったけども
この本で非常によろしく補完できたので
満足なのでありました

というわけで、久しぶりにいい本を読んだと
歴史読本として、立派なこれに
感動を覚えたのでありましたとさ

2015年常滑焼祭

2015-09-02 20:52:34 | 陶磁器を探す旅と名物
8月の終わりほどでありましたけども、
昨年いけなかった、常滑焼祭にふらっといってきました
今年は、今までになく初日の花火を見て
二日目に焼き物めぐりをするという感じで、
これまでと違う楽しみを味わったのであります

まず花火

ちょっと馬鹿にしていたといいますか、
1500発は少ないんじゃないかしらと
やや風が強いなか、常滑は空港近くの広々とした場所から見ていたのですけども
これがちょっと驚いた、思った以上に凄い、いや
はっきりいうと感動してしまったのであります

花火見るのが、だいたい久しぶりだなと思ったのですが
まぁ、ちょっと見ていない間に、スターマイン以外にも
様々な綺麗な花火ができているものでありまして、
これが、テンポよくというか、
この花火を揚げるというワザ自体もレベルが上がってんじゃないか
そう思うほど、リズミカルというか、
見ていて飽きない美しさと華々しさに
拍手喝采してきたのであります
いいものを見た、来年はあのあたりに新しい建物が建つだろうから
もう見られないと思うけども、花火あなどりがたし

初日はCBCも力を入れていたと聞いていましたので
混雑を避けて花火だけで終えたわけであります

そして二日目に、いよいよ本番とばかりに
焼き物探しに邁進、まずは本会場へいったのですが
こちらが、なんだろう、年をおうごとに縮小しているかのような
なんか感動とか、感激が少ないと感じてしまったのでありました
実際、出ている作家さんの数が減ってんじゃないか
面白いのは面白いのだけども、
なんとも、消化不良な感じだったのでありました
伝統工芸士コーナーが縮小してたような気がしてならんのだが
どうなんだろうかしらね、残念であります

とはいえ、あれもこれもと楽しく見てまわり、
新人作家さんエリアは、新しい人がまた増えていたので
それこれをじっくりと堪能したのでありました

そして足早にセラモールに移動移動
こちらは、これまたずいぶんの人手でありまして、
本会場より圧倒的に小さいのはわかってるけども
なんか、いつになくごった返していたという印象でした
しっかり安くなっていたので、ついつい、
引越し控えているにもかかわらず買ってしまったりと
頭を抱える自体になったのもよい思い出でありますところ

今回は、方円館さんで個展を開いていました
山本淳平さんという作家さんが見事でありまして、
私がいったときには、すでに大半が売約済みになってるという
なんだろう、個展でこんなに人気のある人
初めてみたんじゃないかしら、そう思うほど驚いたのであります
年のころは同じくらいか、もっと若いかといったくらいなのに
実に独特の世界観で、陶板や陶人形を芸術に昇華したそれこれで
大変興味深く拝見したのであります
ちょっとこれまで見たことがない、
陶芸家というよりも、完全に芸術家という感じでありました

実際は常滑ではなく、河和の方だと聞いたのですが
非常に注目の作家さんではないかと
メモっておくのであります
今年一番の収穫であります

【読書】パンツを脱ぐ勇気

2015-09-01 21:03:53 | 読書感想文とか読み物レビウー
パンツを脱ぐ勇気  著:児玉 教仁

タイトルも、副題のハーバードも
ほとんど関係ないといってはアレだけども、
なんか、そういうキーワードからイメージするのとは
まったく違う本でした
どちらかというと著者の日記を読んだような
そういう気分であります

そんなわけで、何の気なしにと読んでいたのですが
話の大半を費やして語られていた
バッファローウィングという食い物に
なんだか触発されるでもないけど、
それは、いわゆる手羽先とどう違うんだろうかと
想像しながら、なかなか楽しんで読んだのでありました

正直、本の完成度というか内容として
いかがなものか、話がとっちらかり過ぎているし、
なんというか主題が見えてこない、
しかも、話運びが酔っ払いの過去語りみたいで、
あっちこっちいくし読むのも大変と
そんな、閉口した風もあるのですけども
それはそれとして、経験してきた
バッファローウイングの話は非常に楽しそうで
なかなかいい話だと、ほんわか終えたと
そんな按配だったのであります

巻末に、震災の影響で日本のよさを
この本で伝えようと思ったなりが書かれていましたが
それもまた、本の内容とあってなくないか?なんて
感じてしまったのですけども、
ともかく、凄いバイタリティで楽しい青春を
送っていたんだなぁというのだけは
よくわかったと、羨ましくもあり
楽しく読んだと、そんな具合であります

これという感想が浮かんでこないのがいけませんが
忘れないうちにメモっておこうと
とりとめもなく、書いておくのでありました