前回ブレーキワイヤーを取付けたスプートニク 今回はシフトケーブルの長さを決め
取り付けまでを行いましょう

フレームのボトムブラケットの裏側です シフト用のワイヤーリードをここに取り付けます
最近はフレームの形状が多様化しこのワイヤーリードの形もそれに応じた物が有ります

このスプートニクに使うのはこの一般的な物です

ここのビスは鉄の物が付属して来ましたが アルミの
物に交換します 緩み止めにロックタイトの 222低強度を
使っておきましょう

もう一つの穴はワイヤーリードからフロントディレーラーへ
行く為の穴です この内部はチューブなのかな?
マイクロロンをスプレーしておきましょう
追記

上記ワイヤーリードについて装着方向が逆では
ないかとコメントを頂戴しました
今回ご案内したのは この上の写真 しかしこの
ワイヤーリードは 下の写真が正解です

これはフロントのシフトワイヤーをフレームの穴へ
通す時 間違った取付けでは無理をさせる為です
ご指摘を頂きただちに手直しをさせて頂きました
もう少しで皆さんに間違った事をご案内する処でした・・
この様なコメントを大変有り難く思います
ここに加筆訂正をさせて頂きます 2012.12.31 Kino

事前準備も終わったので作業に掛かります

使うケーブルは シマノの PTFE処理がされた物を
用意しています アウターキャップはこの様に使って
下さいとの説明付き

キャップ類はこれだけ用意されています
これらのキャップは絶対に使った方が良いですよ
シフトケーブルの場合 使わないと中の金属部分が
アウターから飛び出し酷い事になります

まず後ろから決めて行きます この部分は以前の
DURA-ACEのセットなら短い物が用意されていたのですが
今回のケーブルセットには 長いアウターが 1本入って
いるだけで 自分で切りなさいと言う事の様です

シフトレバーからフレームのアウター受けまでの
部分も決めて行きますが この様にハンドルを
切った時に無理をしない長さにします

決めた長さにアウターをカットします
ワイヤーカッターを使っても切り口は変形します
それをプライヤーなどでつまみ形を整えてやります

インナーライナーにも先の細い物を使い
真円を出してやりましょう

ライナーの中にマイクロロンのメタルトリートメントを
スプレーしておきましょう

アウターケーブルが用意できました

右のシフトワイヤーから取り付けます これは
DURA-ACE ST-7801です レバーを握ると

シフトケーブルを通す穴が見えます

そこへインナーワイヤーを入れると反対側から
出てきます

インナーのタイコにはグリスを塗っておきます
ここは錆びると固着するので これはしておいた方が
良いと思いますよ

インナーワイヤーにはオイルをひいておきます
Super Lube の多目的オイル フッ素系です
アウターを通し ブラケットに納めます
このワイヤ―の両端に使っているキャップは
付属されていた中の 短い方のアルミの物です

ブラケットからフレームのアウター受けの
アジャスタボルトまで持って行きます

事前に取付けたハンガー裏のワイヤーリードに通しましょう

チェーンステーのアウター受けを通し アウターを装着し
変速機まで持って行きます

リアディレーラーまでワイヤーが通りました
ここで使うアウターキャップは チェーンステー部が
樹脂製 変速機側がやや長いアルミのキャップです

実際使うのはこの位の角度でしょうか

ワイヤーも変速機に軽く固定し 長く邪魔になる部分は
切り落としておきまよう

左側、フロントも手順は同じです これで前後の
シフトワイヤーも取付きました この後ブレーキと
併せ変速機の調整もして行きたいですね
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