Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

フレームに B.B小物を取付ける

2012-12-24 20:52:58 | ロードバイク スプートニク
前回フォークのコラムカットも完了したのでハンドルをセットしようと
思っていましたが、少し考える処もあり先に B.B小物を取付ける事にしました




コラムカットをしたフロントフォークは一旦
フレームにセットしたのですが ステムの隙間から
コラムチューブの地肌が見えるので その部分を塗装
しました それが乾くまで他の作業を進めます




今回用意した B.B小物はヘッドパーツに合わせ
CHRIS KING クリスキングのセラミックベアリングを
選びました






クリスキングのカップです




これはホローテックⅡ用で 規格は JISです

久し振りにボトムブラケットの規格のおさらいを
しておきましょう

B.B小物の規格
JIS      左 正ネジ 右 逆ネジ 巾68mm 
ITA (イタリアン) 左右共 正ネジ 巾70mm
FRE (フレンチ)  左右共 正ネジ 巾68mm  が有ります

ワンの規格もそれぞれ異なり
JIS  1.37X24TPI
ITA  M36X24TPI
FRE  M35X1   となっています








この B.Bカップに使う工具はこの 2種類が有ります
薄いスパナタイプの物と ボックス型の物です






どちらを使っても良いのですが この様に包み込む
ボックス型の方が確実でしょうか




では作業を始めましょう まず右側から掛かります








このハンガーシェルは カツリーズサイクルさんが
出荷前にフェイスタップとフェイスカットをしてくれて
います 再度ネジ部やシェル内部を綺麗にしてやります






この作業はカツリーズサイクルさんが行ってくれました
成田さんは自店で販売したフレームは全てこれを行ってから
出荷する様です

やはりね これは絶対にした方が良いと思いますよ








さてハンガーシェルを綺麗に掃除したら グリスを
薄く塗ってやります 主に防錆が目的です ネジ部に
併せシェル内部にも塗ってやれば良いでしょう






B.B小物にもグリスを塗ってやります グリスは
何でも良いと思いますが DURA グリスはあまりにも
粘つくので Super Lube スーパールーブにしました

ウォーターシーフの Oリングやカップ内部への塗布は
防水も期待しています








カップのネジにも塗布しウォーターシーフをはめ込み
右側の用意が出来ました






ハンガーシェルに取り付けましょう






これは JIS規格なので 右側は逆ネジです
ネジの線を傷めない様に気を付けながら手で
ネジ込んで行きます








手で奥まで締め込んだら ここからは工具を使います
今回はボックス型を使いましょう








カップの工具を取付けたら モンキーレンチで
締め込みます

ここから反時計方向へ力を加えますが これが
正しいモンキーの使い方です 裏向けに使うのは
良く有りません






この大きさのモンキーなら目一杯締め込めば
良い加減です 工具が滑らない様に注意しながらの
作業です




右側が取り付きました






左側に進みます 手で回るだけ締めて






工具を使います こちらは正ネジです
この手の位置から工具が滑ると チェーンステーで
手を挟みかなり痛い思いをします 気を付けましょうね





B.B小物の取付けが終わりました このタイプの小物はねじ込むだけで
調整が要らないので簡単ですよ 丁寧にしてやれば誰にでも出来る作業です
どうぞ皆さんも一度チャレンジされればいかがかな?

今回の作業 やはりタップで浚えていると作業が凄く楽です、ネジ山を傷める事を
線切りなどと言いますが その様なトラブルも減りますね 少しでも良い自転車に
する為にはこの様な事の積み重ねが大切だと思います

前回の記事 【 フロントフォークの コラムカット 】

次の記事 【 ロードレーサー チェーンホイール取り付け 】

コメント (2)
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