自転車愛好家や競輪選手から長期間人気を博した SUN TOUR SUPERBE PRO
サンツアーのペダル シュパーブプロの構造を見てみましょう

サンツアーのトラック用ペダルです カタログでは少なくとも 1982 年の物に
Model PL-2000 として掲載されています その後モデルチェンジも有ったのか
PL-VX00 と言う品番に変っています この辺の事は Web サイトのカタログ
データで見ました
※ 上記ペダルの品番 PL-VX00 と書きましたが、その後改めて確認すると
この品番が見当たらず 私の誤記かも分かりません ここに改めさせて
頂きます 2014.11.1 Kino


これは競輪選手が使っていた物で NJS の刻印が
有ります クリップ側は綺麗ですが蹴返しの有る
正面はシューズプレートで色が良く剥げています


最近はこの形状に似た物も多く有ります これが
発売された時の事は覚えていませんが 当時と
すれば斬新なデザインじゃなかったのでしょうか


外から眺めると外側にはペダルキャップが無く
ネジの頭が見えています 内側には樹脂のカバー
らしき物が見えます


特に調子が悪い訳では有りませんが 一度内部を
見てみましょう シャフトにモンキーレンチを掛けます


ネジらしい物はここしかないのでアーレンキーを
使いましょう 5mm です

ペダルは逆ネジを使う物も多いですが ここは
どちらでしょう お気付かと思いますが この場面で
このモンキーの使い方は正ネジを想定しています

じわっと力を加えるとネジが緩みました 正ネジです


ネジを抜くと一枚ワッシャーが付いて来ました
綺麗なネジです

外側の内部です シールドベアリングが使われています
剛板シールドです ワッシャーがもう一枚引っ付いて
いました


内側、クランク側へシャフトを引き抜きます


クランク側と外側ではシャフトの太さが違います

外側には先程のボルトが締め込まれる内ネジが
切って有ります

実に簡単な構造です

シャフトの黒い物を外してみます


引っ張ると簡単に外れました やや硬質な樹脂製です
溝が切られた方が内側です

シャフトは特に変わった所は有りません


ボルトに付いていた黒い物も同じ形をしています


内側と外側のシールドベアリングは 全く別の物が
使われています 内径と幅が違う様です 綺麗に
汚れを拭いた下の方が外側です

かなり読み難い大きさの文字ですが(これは私の責任か・・)
拾い書をしてみました 外側は上下どちら側からも読めますね(笑)
外側 698 Z これは内径 8 mm 外径 19mm 幅 6 mm 片側鋼板シールド
内側 6800Z 内径 10mm 外径 19mm 幅 5 mm 同上
Z の記号は片側シールドですね 両側なら Z Z になると思います


ベアリングが外れないかと少し試しましたが
直ぐに外れる感触では無かったです ベアリングを
壊してもいけないのでこのまま組み付けます
樹脂パーツ これはダストキャップですね内側の
溝がグリスを逃がさない為の物でしょうか 防水
効果を狙っているのかも分かりません

樹脂カバーの内側とシャフトにグリスを塗り
クランク側から差し込みます 遊びも無く
きつ過ぎる事も無く、実に気持ち良く入ります


外側のベアリングよりやや控えた所にシャフトの
頭が収まっています ここに薄いワッシャーを 2枚
使います


シャフトを止める為のボルトと樹脂カバーにも
グリスを塗ります


5mm のアーレンキーで強く締め込んで完了です
ネジを締める時のモンキーの使い方です 緩める時と
頭の方向が違いますね 下が先程緩めた時の写真です
この様に使った方がネジの頭を舐め難くなります

グリスで汚れた所は綺麗に拭き取ります 残して
おくと汚れを呼びます
今回は右側しか触りませんでしたが 左側は表の
ネジが逆ネジかも解らないですね 又確認して
おきましょう

もう製造される事が無い SUN TOUR SUPERBE PRO 増える事は無く
現存する物は減って行くばかりです NJS の認可も 10年近く前に切れました
今回は整備と言える事は何もしていません 今後メンテナンスをする時
ベアリングの交換が必要な時 この記事が役に立てば幸いです
サンツアーのペダル シュパーブプロの構造を見てみましょう

サンツアーのトラック用ペダルです カタログでは少なくとも 1982 年の物に
Model PL-2000 として掲載されています その後モデルチェンジも有ったのか
PL-VX00 と言う品番に変っています この辺の事は Web サイトのカタログ
データで見ました
※ 上記ペダルの品番 PL-VX00 と書きましたが、その後改めて確認すると
この品番が見当たらず 私の誤記かも分かりません ここに改めさせて
頂きます 2014.11.1 Kino


これは競輪選手が使っていた物で NJS の刻印が
有ります クリップ側は綺麗ですが蹴返しの有る
正面はシューズプレートで色が良く剥げています


最近はこの形状に似た物も多く有ります これが
発売された時の事は覚えていませんが 当時と
すれば斬新なデザインじゃなかったのでしょうか


外から眺めると外側にはペダルキャップが無く
ネジの頭が見えています 内側には樹脂のカバー
らしき物が見えます


特に調子が悪い訳では有りませんが 一度内部を
見てみましょう シャフトにモンキーレンチを掛けます


ネジらしい物はここしかないのでアーレンキーを
使いましょう 5mm です

ペダルは逆ネジを使う物も多いですが ここは
どちらでしょう お気付かと思いますが この場面で
このモンキーの使い方は正ネジを想定しています

じわっと力を加えるとネジが緩みました 正ネジです


ネジを抜くと一枚ワッシャーが付いて来ました
綺麗なネジです

外側の内部です シールドベアリングが使われています
剛板シールドです ワッシャーがもう一枚引っ付いて
いました


内側、クランク側へシャフトを引き抜きます


クランク側と外側ではシャフトの太さが違います

外側には先程のボルトが締め込まれる内ネジが
切って有ります

実に簡単な構造です

シャフトの黒い物を外してみます


引っ張ると簡単に外れました やや硬質な樹脂製です
溝が切られた方が内側です

シャフトは特に変わった所は有りません


ボルトに付いていた黒い物も同じ形をしています


内側と外側のシールドベアリングは 全く別の物が
使われています 内径と幅が違う様です 綺麗に
汚れを拭いた下の方が外側です

かなり読み難い大きさの文字ですが(これは私の責任か・・)
拾い書をしてみました 外側は上下どちら側からも読めますね(笑)
外側 698 Z これは内径 8 mm 外径 19mm 幅 6 mm 片側鋼板シールド
内側 6800Z 内径 10mm 外径 19mm 幅 5 mm 同上
Z の記号は片側シールドですね 両側なら Z Z になると思います


ベアリングが外れないかと少し試しましたが
直ぐに外れる感触では無かったです ベアリングを
壊してもいけないのでこのまま組み付けます
樹脂パーツ これはダストキャップですね内側の
溝がグリスを逃がさない為の物でしょうか 防水
効果を狙っているのかも分かりません

樹脂カバーの内側とシャフトにグリスを塗り
クランク側から差し込みます 遊びも無く
きつ過ぎる事も無く、実に気持ち良く入ります


外側のベアリングよりやや控えた所にシャフトの
頭が収まっています ここに薄いワッシャーを 2枚
使います


シャフトを止める為のボルトと樹脂カバーにも
グリスを塗ります


5mm のアーレンキーで強く締め込んで完了です
ネジを締める時のモンキーの使い方です 緩める時と
頭の方向が違いますね 下が先程緩めた時の写真です
この様に使った方がネジの頭を舐め難くなります

グリスで汚れた所は綺麗に拭き取ります 残して
おくと汚れを呼びます
今回は右側しか触りませんでしたが 左側は表の
ネジが逆ネジかも解らないですね 又確認して
おきましょう

もう製造される事が無い SUN TOUR SUPERBE PRO 増える事は無く
現存する物は減って行くばかりです NJS の認可も 10年近く前に切れました
今回は整備と言える事は何もしていません 今後メンテナンスをする時
ベアリングの交換が必要な時 この記事が役に立てば幸いです