Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

カンパニョーロ W レバー 直付け用

2011-06-19 20:17:47 | 自転車部品・用品
自転車愛好家 垂涎の部品メーカー CAMPAGNOLO カンパニョーロ
近年の自転車には手元で変速するシフターが普通になりましたが
それ以前はダウンチューブに取り付ける W レバーと言う物で
前後の変速機を動かしていました






私のロードレーサーですが フレーム製作後 37年が過ぎましたが まだ綺麗な状態を保っています
実の処 私が自転車競技に目覚め自転車の選手をしている間は ずっとバーコンを使っていました
かと言って W レバーを全く使った事が無いかと言えばそうでは無く 選手を辞めてから しばらく
使っていた事が有ります





その W レバーを使っていた頃の自転車 しかしどうしても W レバーに馴染めず 前出写真の
バーコンに戻しています そしてこの自転車から取り外した W レバーですが・・・






良くオイル類が回っているので あえてそのまま
袋に入れ保管して有ります






今回これを出したのは Kinoさん カンパの Wレバーを
持ってない? との問い合わせ






久し振りに袋から出し 洗ってやりました
この部品は私自身が 30年程前に買って使っていた物、
でもそれほど距離を乗っていないので 良い状態です






誇らしげな CAMPAGNOLO の刻印 このレバーは
カチカチとノッチの手応えが有るインデックスでは無く
何処でも自由に動く フリクションです 

しかしこの様な呼称は 後に言われる様になったもので 
この当時はレバーが自由に動くのが当たり前でした






綺麗に整備をし もう一度袋に入れ部品を送ります

送り先は 石川県のカツリーズサイクルの成田さん
今回の電話の主です この方からこんな電話を貰ったら
有りませんなんて言えません(笑)
普段からお世話になっているので これくらい
お安い事です





この様な部品が必要だと言う事は 少々レトロな自転車を計画しているのかな?
部品の洗浄後は 当時物のカンパ グリスを薄く塗っておきました 懐かしい香りも
楽しんで頂きましょう

その成田さんですが 先日からかなり凝ったフレーム塗装をされています
フレームだけでは無く 部品にもトータル的な装飾が施され 私なんて全く
足元にも及ばない 神がかり的な仕事をされています 

そんな製作風景はこちら 【 カツリーズ サイクル Pinarello 戦闘的仕立て 】 凄いセンスですよ 
塗装を予定されている方がいらしたら 是非カツリさんにご相談されると良いでしょう

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カンチブレーキ ワイヤー取り付け

2011-06-18 20:52:32 | 自転車整備 その他 
前回カンチブレーキの本体を取り付けたクロスバイク
今回はブレーキのワイヤーラインを決めて行きます
しっかり感を出す為の大切な作業もやっていきますよ





フレームに色々な部品が取り付き自転車らしくなってきた PEUGEOT プジョーの
クロスバイク 整備台の上で出来る作業も後わずかですね






今回はブレーキワイヤーを取り付けてしまいます
レバーはシフターとの一体型 今レバーに付いている
ワイヤーはシフトワイヤー 新しく交換する時の参考に
そのままにしてあります

ブレーキワイヤーは新しい物を用意しています






この小さな部品はヘッド部のアウター受けに取り付ける
エンドキャップ 樹脂製で元々付いていた物です






ブレーキレバーから アウター受けまでアウターワイヤーを
合わせてみます 長さが決まればケーブルカッターでカットします
この時インナーワイヤーは入っていません たまに入れたままカット
しますが その失敗をした時は涙が出ます 

注意する事
この時リアブレーキの場合 ハンドルを切るとワイヤーを引っ張り
ますので ハンドルを一杯に切った時 ワイヤーに無理をさせない
長さにします





さてここが大切な処 ワイヤーをカットした端末、切り口は金属のスパイラルや
インナーライナーが潰れています これをこのまま使うと大変手応えの悪い操作感になります
この部分には一手間掛けてやりましょう






まずヤスリを使い 金属のスパイラルを削り 表面を
平らにしてやります 潰れ変形しているのは当然駄目
ですが 切り口を平行に仕上げるのも大切な事です






インナーライナーが潰れているのを 先の細い物を使い
穴を綺麗な形に補修します




ライナーの穴が綺麗になりました しかしここで
もう一手間を掛けてやります






外の被覆がギザギザになっています これをほんのわずかカット
切り取ったのは 1mm 以下です

ヤスリというのは固い金属は削りますが 樹脂の様な柔らかい物は
削れず 傷を付けるだけで残ります その部分を切り落としました





これでアウターワイヤーの切り口が綺麗に処理出来ました これをする事で
この部分の 遊び が無くなりしっかりした操作感になります

街乗りの一般車にここまで必要なのかと言えば 必要はないでしょう しかし
良い方法を知っているなら すれば良いですよね




アウターの内部にオイルを入れておきます 使っているのは
ワコーズのチェーンルブ やや粘度が高いフッ素系のオイルで
今、私のお気に入り 使い道が広く良いオイルですよ






アウターキャップを取り付けます






インナーワイヤーをブレーキレバーに取り付けます
ワイヤー先端のタイコ ←ワイヤーの先に付いている
鉛で出来た様な 膨らみの部分を昔からそう呼びます 

これは色々な形状が有り使用するレバーに合った物を
選ぶ事が大切です シフトワイヤーも同じです






タイコをレバーの取り付け部に引っ掛け レバーのスリットを
通し アウター受け部まで運びます タイコやインナーワイヤー
にはグリスを塗っておきましょう






インナーにアウターワイヤーを通し レバーからヘッドまで
ワイヤーを持って行きます






カンチブレーキには ブレーキワイヤーと本体の間に
この様なやじろべいの様な物を使います この左側は
ワイヤーですが 右の黒い物はアウターケースで 
この中にブレーキワイヤーを通します








この黒いケース側のワイヤーを左側のブレーキ本体に
固定します この写真の部分です ネジは外して
しまわなくても良いのに・・・





工場出荷時にもオイルは塗って有るのでしょうが 一度は
外し確認し 少なければグリスを塗っておくと良いでしょう
こんな事の積み重ねが 自転車を長持ちさせてくれます








黒いケース側のブレーキワイヤーをクランプ部に通し
ワイヤーを固定します 調整をするのは車輪を付けてから
ですので 今は余裕を持っての仮止めです

あまりにも長いインナーワイヤーを適度な場所でカットし
フロントは終了です






リアはシートクランプ部にアウター受けが付きます








クイック式のシートピンが付いていましたが 全く動きません
手元に買い置きが有ったのでそれに交換です 自分の自転車には
使う事は有りませんが 買っておけば役に立つ事も有りますね(笑)




後ろもする事は同じです シート部のアウター受けと
やじろべいの間が狭いので中々シビアです

シマノのワイヤーセット その中のアウターキャップの
個数は 4個 でも最近はアウターの端末が 6箇所出来るので
不足しますよね 全てを綺麗にしたいのならアウターキャップは
別途用意された方が良いですよ





この写真 綺麗ですね 何か気持ちが良いな

今回ブレーキのワイヤーラインを決めましたが これの調整はホイールを装着してからの作業です 
整備台の上ではシフトワイヤーの取り付けに踏み台が要ります 私の背が低いのかハンドルが高いのか
これは多分私のせいじゃないと思う(笑)

そろそろメンテ台から降ろすのも良いかな・・・

前回の作業【 カンチブレーキを 取り付け 】

次の作業 【 クロスバイク メンテスタンドから降ろす 】

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カンチブレーキを 取り付ける

2011-06-17 20:22:23 | 自転車整備 その他 
整備が続いている PEUGEOT プジョーのクロスバイク 今回はブレーキ周りの
作業に掛かります まずはブレーキ本体 カンチブレーキの取り付けです




お空の具合が曇天 途中で雨に会うのも困ります
今回は屋根の有る処で作業を進めます






カンチブレーキの直付台座






元々付いていた物の状態が酷く ブレーキゴムの
交換も必要だったのですが ブレーキゴムとそれ程
変わらないお値段でこのセットが買えたので 今回は
新しい物に交換する事にしました

その時の日記 【 クロスバイク ブレーキ周り購入 】






カンチブレーキ本体の表と裏 このブレーキには前と後ろ用が
有ります こちらは前用




最初から幾らかグリスが塗布して有りましたが ここは
良く水が回りそうなので グリスを追い足しておきます






直付け台座にもグリスを塗ります この台座の三つの穴は
ブレーキのバネを引っ掛ける物ですが 場所を変える事で
バネの強さが調整できます







ワイヤーの取り回しの加減も分りませんので バネが一番
強くなる穴を使いました






本体を付属のボルトで取り付けます ネジには何か
緩み止め剤が塗ってあります 最近これは多いですね




でもお構い無しにグリスを塗ります グリスを塗っても
おそらく緩み止め剤の効果は幾らかは有るでしょう






ここのネジの指定された締め付けトルクは 5~7 Nm
このトルクはこんなに緩くて良いの? ブレーキなのに・・
と感じる締め具合です でもあまり強く締め付けると本体が
動かなくなります 本体が動く範囲の締め付けなら やはり
緩み止め剤は必要ですね





ブレーキ本体が取り付きました 後ろもする事は全く同じです

カンチブレーキは初めて触りました 初めての物はへ~こうなっているんや とか他にも色々と
感じる事もあり良い勉強になります これの調整が面倒だと言う方もいらっしゃいますが さて
どうなんでしょう やってみるのが楽しみです

前回の作業 【 マッドガード 取り付け 】

次の作業 【 カンチブレーキ ワイヤー取り付け 】

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フォローテック 2 カンパ ウルトラトルク用 B.B カップツール

2011-06-16 20:19:59 | 自転車 工具
自転車のフレームのハンガーシェルの外側に取り付ける B.B カップ
シマノのフォローテック 2 やカンパニョーロのウルトラトルクなどが
このタイプの小物を使います それの脱着用工具をみてみましょう




さすがに現在主流の B.B カップだけに この工具は
色々なメーカーが出しています 写真の物は SUPER B
スーパー B のレンチで お値段が 1400 円弱 この
メーカーの工具はお安いですね

ちなみに Park Tool は BBT-9 の品番で 3700 円強
VAR バールなら BP-96100 の品番で 3570 円です






フック部の横に親切にも クランクアーム調整ツールが付いています
ただこの場所は 邪魔でしょうね 大体この位置は使い難いでしょ・・






これはスパナ本体から脱着できる様になっています
それは歓迎しますが この 6角のビットは取れないのかな




このアジャスト工具 この様に同じ物が単体でも
売っています お値段は 250 円・・






裏を見るとカシメでも溶接でもない だったらねじ込みか圧入
ですよね モンキーレンチを掛けて左右に回してみましたが
どうもネジじゃないな




じゃ固定方法は圧入だろう こんな時は叩けば良いよね




工具の裏側からピンにポンチを当てて ハンマーで
殴ってやります






外れましたよ やはり圧入でした

これは無い方がきっと仕事がやり易いですよね




B.B カップの締め付けトルクは シマノで 50~70Nm だったかな 
パークツールの BBT-9 はややハンドルが短い気がしますが 
スーパー B の奴は丁度良いかも分りません

カンパのカップの取り付けは 工具を使わず緩み止め剤を使い
手で締めて下さいとの事 ちょっと信じられないな・・




先日紹介したこの 【 VAR の工具 】 も形状は全く
違いますが用途は一緒です





さてさて雨の多い季節になって来ました でも雨も降らなければ困る事もあります
雨も災害が発生しないくらいに適度に降ってくれたら たまのお湿り なんて情緒も
有るのにね 小さくて可愛い草花です まだこれから咲くんですよ

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マッドガード 取り付け

2011-06-15 20:53:33 | 自転車整備 その他 
私が普段触る自転車にはマッドガードは付いていませんが
今回のクロスバイクには付いています そう考えると雨の
日でも乗る自転車と言う事なんですよね





PEUGEOT プジョーのクロスバイク 今回はマッドガードを取り付けます
てっきりアルミだと思っていましたが樹脂製なんですね それもプラスチックの
様な物ではなく かなり軽量で粘りのある素材が使われています




前後の泥除けと荷台の固定に使われていたネジ類です
サンポールに浸けある程度錆は取れたのですが 少し
酷いですね




先日お買い物に行った時 記憶を頼りに 色々な長さの
物を買ってきました




このお店はネジ 1本 ワッシャー 1枚からバラ買いが出来
お会計は用意された用紙に自ら記入し 自己申告です
便利なお店ですよ




じゃ後ろのマッドガードを取り付けます






ボルトにグリスを塗って ステー取り付け様のダボに
ボルトを入れアーレンキーで締め付けます






ネジは古いのは使わず 新しく用意したステンレスの
物を使いました






泥除けが取り付きました ステーの取り付けボルト 
ここは目一杯締めています




ハンドルと共色に塗ったキャリアも取り付けます





今回取り付けた リアマッドガードとキャリア 前は泥除けが整備台のバーに当り
取り付けれないんですよ ここはメンテ台から降ろしてからにします

さて次はブレーキ周りを取り付けましょう この自転車のブレーキは カンチブレーキです
そんなの今までに触った事が無いや・・・

前回の作業 【 クロスバイク チェーンホイール 取り付け 】

次の作業 【 カンチブレーキを 取り付け 】

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