アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

チョウセンアサガオの大きな花

2007-08-10 | 動物

今年は我が家の近くでもチョウセンアサガオを植えるお宅が数軒あり、大きな白い花が開花し始め、良く目立つようになった。1804年に華岡青洲がこの植物から麻酔薬を作り全身麻酔下で乳ガンの摘出手術をしたことで有名である。
ナス科チョウセンアサガオ属
学名「Datura metel L.」
別名「マンダラゲ(曼荼羅華)、キチガイナスビ」
撮影2007年8月9日午前6時

チョウセンアサガオの大きな花と蕾

畑のネットの外で咲く

道路にまではみ出す勢いのチョウセンアサガオ

メモ
・ナス科に属する1年草。
・名前のチョウセンは特定の地域を表すものではなく、単に海外から入ってきたものの意味とされる。原産地は南アジアで江戸時代に日本に入って来た。
・アサガオの名を冠してはいるがヒルガオ科ではない。花がアサガオに似ているため、この名が付いた。
・チョウセンアサガオにはスコポラミン、ヒヨスチアミンなどのアルカロイドを含む。これらのアルカロイドは、分泌腺や平滑筋を抑制し、摂取すると口渇、散瞳、心悸亢進、尿閉、消化管運動の減少などが起こる。
・生薬としては、チョウセンアサガオはあまり用いられない。根をゴボウ、葉をモロヘイヤ、つぼみをオクラやシシトウ、種子をゴマと間違えて食べて食中毒になることがある。また草の汁が目に入っても散瞳や調節障害などが起こる。
・チョウセンアサガオに接ぎ木をした茄子の実を食べて記憶障害を伴う食中毒を起こした事例(2006年)もある。
・また、1980年代に、チョウセンアサガオのアルカロイドの生理作用を麻薬的な酩酊・多幸感作用を持つものと誤解した中学生が、友人等と炊いた白米に種子を降りかけて摂取し、集団中毒事件を起こしたこともあった。 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より