アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

クサギ(臭木)の実に出会う

2007-11-19 | 動物

 ぜひ一度みたいと思っていたクサギの実に柏の葉公園で出会った。
落葉小高木で葉に悪臭があるので名がつけられたそうだ。
紺色の液果には赤いがくが残り、特徴があるのでよく目立つ。
クマツヅラ科クサギ属 
学名「Clerodendrum trichotomum」
撮影2007年11月17日午後1時ころ
クリックで拡大します


 クサギの大きな葉と実


 木の上の方に沢山の実がついていた


 クサギの木


メモ
・葉は大きく、長い葉柄を含めて30cmにもなり、柔らかくて薄く、柔らかな毛を密生する。葉を触ると、一種異様な臭いがするのがこの名の由来である。
・花は8月頃咲く。花びらは萼から長く突き出してその先で開く。雄しべ、雌しべはその中からさらに突き出す。花弁は白、がくははじめ緑色でしだいに赤くなり、甘い香りがある。
・昼間はアゲハチョウ科の大型のチョウが、日が暮れるとスズメガ科の大形のガがよく訪花し、受粉に与る。
・果実は紺色の液果で秋に熟し、赤いがくが開いて残るためよく目立つ。この果実は鳥に摂食されて種子分散が起きると考えられている。
・ 道ばたなどでよく見かけ、遷移に於いては、藪の状態の所に侵入する最初の樹木として先駆植物(パイオニア)の典型である。
・日本では北海道から九州、琉球列島まで分布し、国外では台湾、中国まで分布がある。四国以南には、葉が長くなり、花序がよりまとまって生じる変種ショウロウクサギ(C. trichotomum var. esculentum)があり、沖縄ではほとんどがこれである。ほかに、葉にほとんど毛がないアマクサギ(C. trichotomum var. yakusimensis)がある。
    フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より