森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

赤き悲しみの城塞/アグラ城

2017-02-18 10:53:05 | インド旅行記

白き霊廟とは対比的な、こちらは赤い城塞アグラ城。または「アーグラ城」。でも私は「アグラ城」で押し通します。

こちらも世界遺産。

インドは中国に次いで世界遺産が世界で二番目に多いのだそうです。現地ガイドさんが自慢をしてました。そっりゃ、歴史が違うものね。

だけど私、タージマハルの美しさに圧倒されて、この城では意識の手抜きが起きてしまいました。

別の言い方で言うと、疲れ始めていてあまり熱心尚且つどん欲に見ると言う事をしていなかったかも知れません。

今になって「アグラ城」の画像検索をしてみると、最初に撮るべき場所で撮ってなかったようにも思いました。

象が人を運んだ強固な道は入口のアクバル門に通じ、その背後にはまさに要塞のような赤い壁がそそり立っているのです。

ただけだるい思いで入場を待っていた私は、ツアーで知り合った人や友達とおしゃべりをして待っていました。

今思うと、ここでの画像がないのが悔しい・・・・・

これを「後の祭り」と言うのですよね。

まあ、ネットの画像検索で見ればいいや・・・・って、それは違うか 💦

 

そそり立つ赤き城塞

アマル・シング門から。

ここからまたセキュリティチェックされてようやく入場します。

 

 そしてトップ画像の所に行くのですが、この城の前でガイドさんから長い説明を受けました。

周りをぐるりと囲む城壁の上の道は馬で走る事が出来るとか…すごいね。

 

お城の中に入って行くと中庭に出ます。

すべての所に名前がちゃんとあるのだけれど、日本の観光地のように親切丁寧な地図とか無いのでよくわかりません。

でもここは、今でも軍の管轄になっている場所が多数あって見学不可の場所もあるため、

きっと親切丁寧でなくても地図なんか出ないかもしれませんね。

 

この場所は、中庭の所でイベントなんかも行われたようです。踊りとか。

貴賓の方々は、上の窓からそれらを見学したのですって。

 

 

ここでもガイドさんの熱き語りがありました。この旅行記は朝からの時系列で書いていないので、ここで彼の話の内容を書いてもピンと来ないと思うので、今は省きますが、すこぶる心に残る内容で、私的この旅の醍醐味はここにあったなと感じたのです。

今はお気楽に写真日記をご覧くださいませ。

と言っても、帰って来てから見ると、このアグラ城での写真は、なんか不思議な画像ばっかし。

なんでこれをこの角度で撮った ?

みたいな・・・・・^^

どうも細工に心惹かれていたみたい・・・

自分の心の事にこの言い方はないかな。

下の画像なんかもっと変。これ、何で撮った?

みたいな。

たぶんハ⁻ス・マハル(寝殿)とアングリー庭園じゃないかと思いますが・・・・?

普通は下から写す場所だと思います。だけれど、この時イイコで団体さんツアーの群れの中でいたから、たぶん立ち位置の関係で「来たよ」画像を撮っていたのだと思います。(もう1週間前は遠い過去なのか?)

 上のは左側で、下のはその右側。手前に見えるのは空っぽの池。水が張ってあって噴水が出ていたら、それなりに絵になったと思います。

 

王はここから(下)、愛する妻が眠るタージ・マハルを毎日眺めていたのでしょう。下からの画像も囲みの衝立の近くから撮ったので全体が写ってはいないのですが、離れて全体を映そうと思ったら、人間ばっかり写ってしまうので仕方がありません。なんたって日曜日なので一応混んでいたのです。(でも混んでいると言う基準が日本の比ではないなあとは思いました。休日の観光地の混雑ぶりは日本の方が人が多いような。もちろん私的感覚です。)

 

 

 

この部屋には上がる事が出来ないので、その窓からの風景を拡大してみました。

でもちょっと横に歩みを進めると、(下)こんな風に撮れる場所がありました。

王は手すりに手を書けて亡き王妃を思っていたのに違いありません。

 

どんなところから撮ったかと言うと・・・

 

あみあみの手すりが壊されていました。

これ・・・

誰が壊したんだろう。

絶好のカメラポイントなんだけれど・・・?!

 

更に歩みを進めると、ちゃんと全体を見渡せる展望出来る場所もあります。

 

 

最後は謁見の間です。

写りこんだ人の頭の部分を切ってしまったので、高さを感じる事が出来ませんが、かなり高い所から謁見するようになっています。

下の画像は、その謁見に来た人たちの広場です。

 

日がかなり落ちています。

 

 

アグラ城塞はアクバルとジャハンギール・そしてシャー・ジャハーンの三代の居城になりました。

タージ・マハルを作ったシャー・ジャハーンは自分の息子であるアウラングゼーブに、

このアグラ城に幽閉され最後の時をこの場所で終えました。

現地ガイドは

「王様はタージマハルを作るのに20年の歳月と膨大な費用をかけ、民は苦しんだ。これではいけないと息子の一人が思い・・・」と、まるで正義のための反乱を起こしたみたいに言いました。

でもそれは鵜呑みには出来ません。

本当は行く前にしたかったけれど、ちょっと時間が無くてできなかった事を帰って来てからやってます。

ガイド、なめちょるな、日本のおばさんの事を。

 

アウラングゼーブは三男坊。政権争いに勝った彼は長男を殺し、その首を幽閉されているシャー・ジャハーンに送り付けたのです。

またアグラ城にあった父の宝石などを奪い続け、最後はサンダルの買い替え・バイオリンの修理代にも困窮したらしいです。

彼、アウラングゼーブが父にそんな仕打ちをし続けたのは、愛されなかった復讐。

父王は長男を溺愛していたらしい。

 

なんか被るなあ・・・

近所の国のあの一族と・・・・。

 

「私の子供たちを愛して、そして守って。」と言って王妃は死んでいったのに、

シャー・ジャハーンは毎日タージ・マハルを眺めながら亡き王妃と何を語り合っていたのでしょう。

 

 


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白き愛の霊廟/タージ・マハル

2017-02-16 01:25:33 | インド旅行記

 

「タージ・マハル尽くしツアー」、最初は普通の昼間の観光です。

インドの世界遺産のひとつでもっとも有名だと思われる「タージマハル」は、ムガル帝国第5代皇帝のシャー・ジャハーンが最愛の妻だったムムターズ・マハルの為に建てたお墓です。タージ・マハルについての詳しいあれこれは→こちらで

 

ここは本当にセキュリティが厳しいです。カメラ・パスポート・お財布・お水・スマホぐらいはokで、他の余分なものは持って入れません。

今時は小さなマスコット人形を自分たちの代わりに置いて写真を撮る事などが流行っているじゃないですか。入口でそれではねられてしまった人がいたのですよ。ただダラダラ入っているように見えますが、手荷物チェックなどを受けながら入場しているところです。

 

ふうやれやれ。無事に通過です。  ↓

この入口の所ではたまたまラッキーな事に、インドの方や他の国から来た若い女性たちと交流の写真撮影会がありました。残念ながら画像は星子さんのカメラの中。(今度貰う予定です。)そして見知らぬ国の見知らぬ女性たちのカメラの中。遠い国の人の写真の中で微笑んでいる私。なんか想像すると不思議なような気がしてしまいます。

 

この(↑)入り口だけ見ていると、まだ私の中ではディズニーランドと同レベルにしか感じなかったりもします…ってなんてことを言うのか、私。

ただこの人の中に、明らかにそんな平和の欠片で出来ている夢の国とは違いのだと言う事を、教えてくれる人が立っていますよね。ライフルを背負う人は、やっぱり少し怖く感じました。

 

この入口をまっすぐ行って左に曲がると、見えてくるのが赤砂岩で出来ている大楼門です。

 

こちらはこちらで美しい。

 

 

だけどやっぱり・・・・・・。

なんか観光客まで絵になるような気がしました。

 

タージ・マハル、至近距離。

横の壁に彫られているのはコーランだそうです。

 

 

 

タージはある所まで来たら、靴を脱ぐか、または靴カバーを付けて歩きます。また外国人とインドの方とは入場するところが違います。だけどそれは上がって行くところまでで、入り口は同じです。その事が分からずにまだ別に入口があるのかと、ぐるりと1周してしまいました。

 

左側に建つモスクです。

裏手にはこのような川が流れているのです。この川はヤムナー川です。

ぐるりと回っている途中です。

 あっ、なんか川に黒い球体が !!!

って、この黒いしみはカメラレンズに問題があるからなんです。ご容赦くださいませ。

 

何処にも別の入り口が見つけられず、長い列の後ろに並ぶと、前に行けと強面警備兵のお兄さんが誘導してくれました。その列は地元インドの方々の巡礼の列だったのです。前に前にと誘導されたのであっという間に入口に着きました。

外国人は特別待遇なのかと思いましたが、後で知ったのですが、入場料金がまったく違うのですね。インドの方は20ルピー(約40円)で外国人は750ルピーなんです。そりゃあ、先にどんどん入れてくれるわけですね。

 

美しき大理石の細工などをパチリと写してきました。

 

 

現地ガイドさんがたっぷり一時間と言いましたが、本当の事を言うと、あと30分ぐらい欲しかったです。

だけどさすがに現地ガイドさんです。日本だとトイレの時間を含めて1時間と言われてしまうでしょう。でもギリギリに戻って来ても、さあおトイレに行ってくださいと言うのです。だからなんだかんだといって、ここでの滞在時間は長かったように思います。この後のスケジュールを考えたらギリギリだったような気もしました。

「けっこう満足している私」と画像です。↓  

 

コメント (4)
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タージマハル尽くしのインド旅行

2017-02-14 00:13:55 | インド旅行記

1月26日の「旅はここから」の記事内でインドに遊びに行くと書きましたが、2月10日から13日の4日間に行って参りました。

4日と言っても往復にかなりの時間を使いますので、ほぼ正味2日の旅と言ってもよいでしょう。

広い広いインドに2日だけなので、あちらこちら行くと言う内容ではありません。

世の中にはリッチな食材を使って「何々尽くし」と言うお料理があるじゃないですか。

まさに今回の旅行は「タージマハル尽くし」だったのです。

 

まずは昼間に内部観光です。

プレゼントされたサリーを着て、私もタージマハルを鈴のように摘まんできましたよ。

 

 そしてアグラ城から見たタージマハルです。

 

夜は満月の光に照らされるタージマハルを見る・・・・・

夜のタージマハルは結論から言うと、凄く良かったです。

「だけど画像はないの・・・・・・。」

こう書くと

「ああ、失敗したんだな。」と思われると思うのです。

これはある意味失敗、だけど「逆に良かった。」と言う感じに終わりました。

また詳しく書く予定です。

 

そして早朝の朝霧の中のタージマハルです。

 

 

まさに「タージマハル尽くし」の短いインド旅行でした。

だけどかなり中身が詰まったいろいろな事が印象に残った旅行になりました。

 

正味たった2日のインド旅行記。

それでもたくさんの想い出が出来たので、忘れないうちに更新していきたいと思います。

間にもいろいろ入ると思いますが、出来るだけ続けて書いていけたら良いなと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 

コメント (8)
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