森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

1月の詩〈その1〉

2013-01-09 12:04:43 | 詩、小説

 

ある時 私は

真冬の森の中

野いちご摘みに行きました

 

雪降 夜の森

凍てつく寒さに

動物たちは凍えます

 

なんて愚かな事でしょう

私は信じていたのです

夜の森でも怖くない

野いちごも何処かにあるはず

きっと誰かが春の扉を開けてくれるよと

 

なんて愚かな事でしょう

私は信じていたのです

請われるままに

動物に服をあげました

きっと降る雪が星の金貨にかわるよと

 

ある時私は

夜空の月星に

愚かな私を語ります

 

なんて素敵なことでしょう

月は優しく微笑んで

だから愛おしい

そう言い小さな幸せくれました

私も微笑んで眠りの中に落ちました

 

 

 


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