先日三日にやっていた「JIN」の再放送をずっと見てしまいました。
「一途な女性」を演じたら、綾瀬はるかさんはダントツトップの女優さんかも知れません。
「JIN」は何回見ても号泣レベルで泣いてしまいます。ちょうどそのドラマがタイムリーだった頃の最終回あたりに、この「八重の桜」のヒロインに決まった事を知ったのだと思います。当然のように期待感が高まりました。そして再放送を見た事で、その期待感がまた膨らみました。
初回なので冒頭ちょっとしか登場して来ませんでしたが、期待を裏切らないような雰囲気だったと思いました。
このヒロインとその大事な人を初回に顔見せさせるというのは、なんとなく大事なポイントのような気がします。この事は、前に「江」か何かの感想にも書いたように思います。子役スタートでその子役が長く、またその子役がイイと次に本当のヒロインに変わった時に違和感を感じるのですよね。だからと言って6歳くんだりの役をやらせるのはどうかと思いますが・・・って過去の話です^^
綾瀬さんは次回からがメインでどのように登場してくるのかも楽しみです。
ところで冒頭の始まり方、ちょっと吃驚しました。
遠い異国の地・・・たってアメリカのことですが、その北と南が戦ったと言うシーンから始まるのですね。最初、頭の中にクレッションマークが飛び交いました。
何を・・・何を言いたいんだ・・・・って。
アメリカで起きた内戦、つまり南北戦争は自国の民同士で戦い、累々と死体の山を築き上げた悲惨な戦いだった・・・
だけど勝った側、北軍のトップリンカーンはあの有名な言葉「人民の人民に寄る人民のための政治」を発し、その国の歴史はこの悲惨さを忘れずに1歩前に踏み出したのでした。
と、このシーンと被って会津での八重の戦いの様子が映し出されます。
ーああ、確かに。ーと、私は思いました。
明治維新に繋がった諸々の戦(戊辰戦争のみではなく)は、同じ日本国民が戦ったいわば内戦だったわけです。というか、日本の戦はこの時まではほとんど内戦。違うのは秀吉の朝鮮出兵と元寇ぐらいじゃないかと思われるのですが、どうでしょうか。だからなのか、この南北戦争と明治維新に繋がった諸々の戦を、今まで重ね合わせるような発想を持っていませんでした。
会津、もしくはその周辺の東北の藩に起きた悲惨な戦いの結末は変えることの出来ない歴史上の事実です。だけれど、この物語は敗者の歴史を涙とともに描くものではなく、その悲惨さを忘れずに肉とし新しく1歩を踏み出した人々の歴史を描きますというようなテーマ開示だったのかも知れません。
そして、この冒頭エピソードは、その時使った銃がその後の日本に流れてきて、そしてそれに一役買っていたのが新島襄だったとチラリと映るオダジョー、なんだかうまい展開です。
印象深かったので、冒頭に力を注いでしまいましたが、本編も面白かったです。
私の予想では、今年は「ハンサムウーマン」という言葉がちらりほらりと流行りそうな気がします。「ちらりほらりと流行る」ってのは、まあ矛盾したような言葉ですが、そんなには自信がないと言う現れです。しかしこのドラマにはハンサムマンつまりイケメン多数で楽しかったです。
それらのイケメンさんたちについてはまた書く機会があると思いますが、今回は優しい優しいお兄ちゃんに心惹かれました。何気に初回の主役のような気もしました。自分のダメだったところを即時で理解する、そんな聡明さがキラリと光、家族想い。「お兄ちゃん、素敵」って思いました。で、どんな方なのってwikiで調べてみたら、なんとお兄ちゃん、かなりドラマチックな人でした。きっとこの先もドラマを盛り上げていってくれるキャラだと思います。
知りたい方は→こちらです
また「追鳥狩」のエピソードも良かったですね。
藩主の言葉「上へ上へと競っていたのだろう。これも子供の戦」と理解し、八重に
「卑怯ではない」「武士」と心に刻む言葉を投げかけます。
やっぱり人の心を繋ぎ止めるものは、厳しさではなく優しさなのかとしみじみ思ってしまったのでした。
なんだかラストの方ちょっと乱暴な走り書きのようになってしまいましたが、ワタクシ、年が明けてから走っています・・・フウフウ
また次回も楽しみです。感想も、この程度しか書けませんが、書くかと思いますのでヨロシクお願いします。