かなり前からこの映画の予告が入るようになった時に、その映像を見るたびに
「これ、絶対に行こう。」と心に決めていました。
そして今月、夫と一緒に別の映画に行った時に、やはりこの映画の予告編を見て、
「私、いつもこの予告編を見ると泣けてきちゃうの。絶対に行くんだ。」と夫に言うと
「えっ、『クイーン』が好きだなんて言った事があったっけ ? 好きだったの ?」と驚かれたのでした。
私は言いました。
「そうじゃないよ。その時に好きになりたかったんだよ。でも好きじゃなかった。ううん。知らなかったんだよ。だけどその時代に好きだった人たちと同じように好きになりたかった。だから見に行きたいの。」と。
だけど本当は知っていたのです。少女漫画の中にチラリホラリと描かれていたように思うからです。
だけどそれは逆に、私には彼らは私よりも少し上のお姉さんたちが好きになる人たちのように感じさせてしまったのかも知れません。思うと、私の周りでも誰も好きだと言う人もいなくて、「知る」と言う環境になかったのだと思います。
なんでも古い記憶です。
だけどこんなオマトメを見つけました。
→日本でQueen人気が爆発したのは少女漫画カルチャーとの相性がめちゃくちゃよかったから説
ああ、やっぱりと思いました。フワフワの長髪にヒラヒラの服。
だから私は彼らの音楽には耳も傾けずに避けてしまったんだと思いました。「まるで」とか「抜け出たような人たち」は私には必要がなかったからです。それだけ私は幼かったのです。
だけどフレディ・マーキュリーの死亡が世界中に伝えられたとき、私は吃驚しました。その姿に。
そして何度も流される音楽に、取り返しのつかない失敗をしたような気持ちになったのでした。
もちろんその時は、私はそんなには幼くはなかったし、そして今よりは断然若くて、生きてさえいてくれたならば、・・・・・・・なんて言ったって仕方がない事ですよね。
この映画は、こんな風に、「クィーン」が大好きだった人たちばかりが行くと言うわけではなく、またまったく知らなかった世代が劇場に足を運んでいるようです。
そして、この映画に感想は要らないのではないかと思います。
ラストのLIVE AIDのシーンは、本当に素晴らしい。魂が揺さぶられます。
「魂」などと大袈裟な事を書きましたが、やはり感想を一言だけ書くとしたら
、それは「魂が輝くことの追及」を、いつまでも忘れてはいけないんだと言うような事だったかもしれません。
頑張るよ、私。
そんな気持ちになれますよ。
下に映像を二つ貼っておきます。ぜひお楽しみください。
(貼ってある映像は、時間が経つと消滅しているかもしれません。その時はお許しアレです。)
映画『ボヘミアン・ラプソディ』メイキング映像「フレディになるまで」
Queen - Live at LIVE AID 1985/07/13 [Best Version]