森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

ポーの一族「青のパンドラ」vol.5炎の剣

2023-01-07 18:49:55 | 漫画・マンガ・まんが

ポーの一族「青のパンドラ」vol.4の続きです。

ひとつ前の記事と更新の間があまり空いていません。

「いちげき」と「永遠のニシパ」もよろしくお願いします。

 

 

今回は、かなりの冒険活劇(古っ!?)&急展開でしたね。

炎の剣で、まるで炭の塊のようになっていたアランは人間の形を取り戻しました。

そしてあとは気まぐれな青い霧(血の神)の力によって、更にうまくいくかどうかという所まで来ました。

ところがそこにアルゴスがやって来て、必死の形相でそれを止めます。

「俺の壺だ。かってに使うんじゃない。」と彼は言いましたが、止めた理由はそれだけなのかしら。

 

アルゴスにオリオンがやられ、エドガーもやられてしまいます。それをバリーが大老ポーから譲られた炎の剣で立ち向かいます。だけれどアルゴスの杖でその剣も弾き飛ばされ、空で回転したそれはエドガーが手に取り、再びアルゴスに振り下ろすと、アルゴスは壺でそれを受け止め、なんと壺は割れてしまうのでした!!

これ、アルゴス登場から割れてしまうまで6ページ。

少女漫画だから、6ページ。少年ジャンプだったら、2回に分かれてしまうようなシーンだと思いました。もちろん、やられるたびに戦いやその強さの感想のセリフが入るわけですが(笑)

そして行き場を失った青い霧は、すべてアランの中に入ってしまった模様。

アランは真っ青に染まってしまいました。

 

アルゴスは彼の神を失って、そしてオリオンに「死ね」と言われ、涙ぐみます。

アルゴスよ、お前の真意は何処にあったの ?

 

大学教授のライナーとカミラ。馬車を目撃するだけのモブの人かと思ったら、アルゴスはカミラを襲います。この時のライナー、最低よね。

だけどアルゴスがカミラを襲ったのは何のため ?

 

バリーは炎の剣を持って、愛する兄を解放させるために、たぶんポーの村に戻ったと思うのです。

剣をバリーに渡したとき、大老ポーは、前から私も気になっていた事を言います。

「千年縛られていた者を 開放するのが その者にとってよいことかどうか」

「よく考えろ。私は保証しない。」

 

一行は真っ青になったアランを連れて、アーサーの邸宅にやってきます。

そしてポー大老とオリオンはベニスに帰ります。

ファルカはブランカの事も気になるからと、一旦パリに帰る事にします。

 

そして朝になると、髪も眉毛も肌の色も普通に復活して、まるで何事もなかったように、アランが目覚めるのです。

「ずっとそこにいたの ?

エドガー ?」

エドガーは、髪・眉・まつげがちゃんとあるとチェックを入れるけれど、そこじゃないんじゃないのかな~。

昨日まで炭だったんだよ。

その声に感動はしないの。

「アラン !!!」と叫ばないの。

泣かないの !?

って、ちょっと思った(^_^;)

だけどアランは爪の先に血の神を宿していました。

 

ああ、この先どうなるの !!?

 

「来春の登場をお楽しみに。」と書いてあったけれど、そりゃいつやん ?

 

 

・・・


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「いちげき」と「永遠のニシパ」

2023-01-07 01:35:12 | テレビ・ラジオ

NHKの「正月時代劇」は、本当に好きです。

昨年は「幕末相棒伝」(昨年の感想にリンクしています。)、その前は「ライジング若冲~天才かく覚醒せり~」を見ました。

この今年の「正月時代劇」の記事を書くために、過去記事を読み直してみたのですが、「ライジング・・・」にはかなり萌、ド嵌り、「「若冲あれこれ ☆」と言う記事を書いて、あれこれ調べたことを書いていました。それを読んで、すっかり忘れていたやりたかった事を思い出しました。

「幕末相棒伝」の原作の「相棒」も、実は途中まで読んだのですが、図書館返却期限が来てしまい一旦返却して、また借りようと思いつつ、そちらも「思いつつ」の段階で止まっていた事を思い出しました。

ドラマ記事と言えども、やはりそこには日記と同じような、自分の中の気持ちや今後の希望などが、さりげなく織り込まれていたりするので、そうそうは侮れないものがあるのだと思いました。

永山瑛太さん、三年目も来るかなと思ったら、今年は違いました。そこはちょっとだけ残念だったかな^^

 

(ここからは敬称略で失礼します。)

今でもこの人を見ると、本能寺での信長を思い出し、胸がいっぱいになってしまうのですが、

そんな染谷翔太主演で、見ごたえがありました。

『幕末期、江戸を騒がせていた勤皇浪士を自称する者や薩摩藩士による御用盗に対応するため、農民を集めて結成された特殊戦闘部隊「一撃必殺隊」の活躍を描く物語。』

 

この時代の農民への扱いの描き方が、胸が痛い。いや「描き方」と書くのは間違いで、「この時代の百姓への差別が酷い」と書くべきなのでしょう。

だいたい武士の盗賊団対応に農民を集めること自体が、もろに使い捨て感がするし、勝海舟は彼らに防御術は不要などと言い、それは更に明らかな感じ。

それでも虐げられている現状から抜け出そうと、武士にしてやるという言葉に飛びついて彼らは訓練に励むのでした。

 

お米を作ってくれる農家さんに対して、なんてひどい扱いなんだと今でこそ思うけれど、その時代に生まれそれが常識と育てられた差別する側に生まれたら、何が悪い事なのか分からないのかも知れないと思いました。

彼らの決死の襲撃は上手くいっても、最初から彼らが報われるとは到底思えないので、どのように最悪の悲劇から逃れ決着をつけるのかと言う所が見どころと言えたかもしれません。

全ての悲劇からは逃れられなかったけれど、ラストの描かれ方は良かったと思うし、やっぱり染谷翔太は上手だなとしみじみと思いました。

 

そしてこれ、クドカンのシナリオだったのですね。

あまりクドカンティストを感じなかったのですが、確かに最初とラストの対になっているようなまとめ方などに彼らしさがあったように思います。またキクの

「あたしはあんたじゃないからさ、あんたの気持ちは分からないけれど、あたしは・・・・と思うんだよね。」と、何度となく語られたそのセリフは印象的で、やはり彼らしさを感じたのでした。

と言っても、私が彼らしさなど感じなくても、面白かったことには間違いはないのです !

 

【出演】
染谷将太  町田啓太 伊藤沙莉 塚地武雅 岡山天音 高岸宏行 細田善彦 上川周作 / 西野七瀬 工藤阿須加 じろう 奥野瑛太 / 尾美としのり 杉本哲太 松田龍平 ほか

↑ が原案の漫画 ↓

↑ が、原作。

「御用盗」って、そんなのが居たんだと思って、またもネットウロウロ。こんな本もありました。

 

 

 

それからもう一つ、『永遠のニシパ~北海道と名付けた男 松浦武四郎~』を1月3日深夜に見ました。

これは2019年7月にNHK総合、2020年2月に96分版がNHK BS プレミアムで放送されたのですが、両方とも見逃してしまいました。

この作品の再放送は、松潤の「どうする家康」記念みたいなものかなと思いましたが、再放送されて見る事が出来て嬉しかったです。

 

この作品もアイヌ差別をかなり露骨に描いていて、多くの人に見てもらいたい作品だと思いました。

この差別は、遠い昔にあったものではなくて、今もなお続いているのではと思えるものだからです。

感動したので、姉妹にこのドラマの話をしたのですが、その時に、昔読んでいた漫画の話をしました。

その漫画で覚えている事は

「ユキちゃんの髪は真っ黒で綺麗ね。」と言うようなセリフがあった事だけなんです。

でもそれで、子供だった私はアイヌの人の髪の毛は真っ黒で豊かで綺麗なんだと学びました。

 

そんなアイヌの女性を深田恭子が、美しく演じていました。切なくそして悲しかったです。

 

北海道にはアイヌ語が元になって名付けられた地名がたくさんありますが、そう名付けられていったのは、そこに武四郎の北海道への、またそこに住むアイヌの人々への愛があったからなのだと伝わって来て、ジーンとしました。

出演:松本潤、深田恭子、宇梶剛士、小日向文世、江口洋介
作:大石静
音楽:梶浦由記
語り:中島みゆき

 

 


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